2011年 01月 19日
No.1227 1月19日(水):数字の背後にあるもの。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日もまた前向きな方と建設的なMTGができてラッキー!でした。
さて、昨日は「数字に強い」=「数字が読める」ではないということを記しました。
ということで、本日はその点を簡単に掘り下げてみます。
例えばですが、テストで「80点」をとったとしましょう。
一般的に「80点」は「優れた結果」です。
しかし、同じ「80点」でも以下のような観点があります。
・「60点」が「80点」になったのか?「90点」が「80点」になったのか?
・仮に「60」点が「80点」になったとして、「60点」の時にどの程度の努力をしていたのか?
・もっと努力をすれば「80点」ではなくて、「90点」にはならなかったのか?
・テストそのものの難易度はどうだったのか?
などなど、多面的に判断しないと「80点が優れているのか?」の判断はできないわけです。
つまり、「数字の背後にある要因」を正確に捉えられることが、「数字を読める」ということであり、それこそが「習得すべき能力」なのです。
会計関係の有資格者には、この点が見えていない人が多くいます。何故なら、自分で実践したり体験したりしていないからです。
同様に、業界内を見ていると、こういう数字の意味がわからずに、表面的な「80点」が正しいと思い込んでいるケースが目立ちます。
実例ですが、私が指導した某クラブは「ある数字」が1ヶ月で40%から75%になりました。
これを「結果が187%アップ!」とやれば、注目されるのかもしれません。
こういうことでよければ、私は100でも200でも事例を紹介できます。
大手に行けば、1000くらいは事例があるでしょう。
しかし、こういうのは一過性のことなのです。
「真の改善」というのは、こんなに簡単に成されることではないのです。
なので、かつて私は、「そんなことは簡単なことなのだ!」ということを示すために、あえて「入会が●●●%増えた」的なアピールをしたことがあります。
そうしたら、すぐに経営者の大先輩から、「遠藤さんはそういうことを書くべきではない」と注意を受けました。
私が「理由」をいうと「だとしてもやめるべきだ。見る人が見ればわかる。」と言われました。
ありがたく受け止め、反省し、それからは意図をもってそういうことを書くことは一度たりともしていません。
繰り返します。
数字というのは、その様々な背後要因を正しく認識し、組み合わすことができて、初めて正しい行動に結びつくのです。
それがわからない人は、「ハウツー本」的な小手先の知識に翻弄され、いつまでも目先の対応を繰り返すことになります。
明日は、核心である「数字を捉えられるようになるにはどうしたらいいか」を記す予定です。
*****************
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例えばですが、テストで「80点」をとったとしましょう。
一般的に「80点」は「優れた結果」です。
しかし、同じ「80点」でも以下のような観点があります。
・「60点」が「80点」になったのか?「90点」が「80点」になったのか?
・仮に「60」点が「80点」になったとして、「60点」の時にどの程度の努力をしていたのか?
・もっと努力をすれば「80点」ではなくて、「90点」にはならなかったのか?
・テストそのものの難易度はどうだったのか?
などなど、多面的に判断しないと「80点が優れているのか?」の判断はできないわけです。
つまり、「数字の背後にある要因」を正確に捉えられることが、「数字を読める」ということであり、それこそが「習得すべき能力」なのです。
会計関係の有資格者には、この点が見えていない人が多くいます。何故なら、自分で実践したり体験したりしていないからです。
同様に、業界内を見ていると、こういう数字の意味がわからずに、表面的な「80点」が正しいと思い込んでいるケースが目立ちます。
実例ですが、私が指導した某クラブは「ある数字」が1ヶ月で40%から75%になりました。
これを「結果が187%アップ!」とやれば、注目されるのかもしれません。
こういうことでよければ、私は100でも200でも事例を紹介できます。
大手に行けば、1000くらいは事例があるでしょう。
しかし、こういうのは一過性のことなのです。
「真の改善」というのは、こんなに簡単に成されることではないのです。
なので、かつて私は、「そんなことは簡単なことなのだ!」ということを示すために、あえて「入会が●●●%増えた」的なアピールをしたことがあります。
そうしたら、すぐに経営者の大先輩から、「遠藤さんはそういうことを書くべきではない」と注意を受けました。
私が「理由」をいうと「だとしてもやめるべきだ。見る人が見ればわかる。」と言われました。
ありがたく受け止め、反省し、それからは意図をもってそういうことを書くことは一度たりともしていません。
繰り返します。
数字というのは、その様々な背後要因を正しく認識し、組み合わすことができて、初めて正しい行動に結びつくのです。
それがわからない人は、「ハウツー本」的な小手先の知識に翻弄され、いつまでも目先の対応を繰り返すことになります。
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by fitnessbiz-01
| 2011-01-19 21:38