2015年 02月 05日
No.2706 2月5日(木):「拡大志向」に興味なし |
こんにちは。遠藤です。本日はプロフェッショナルトレーナー原田一志さんの「間違いだらけのフィットネストレーニング」のアップ日です。
※こちらからご覧ください。
さて、昨日の「モスバーガーの哲学を初公開」からの続きです。
昨日のブログを読んでいない方は、関連がわからないと思うのでお手数がお読みくださいませ。
昨日は「業界競合なんて見なくていい」と記したわけですが、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長もインタビューで以下のように語っています。
「僕はローソンさんとかファミリーマートさんとか、ほかのコンビニに入ったことが一回もない。同業他社との競争じゃない。お客さんの変化に対して、自分たちがどう対応できるかということだ。スーパーがなぜダメになったかというと、Aチェーンはどうだ、Bチェーンはどうだと同業他社だけを見て価格競争をしてきたからだ。それでみんな自滅した。コンビニだって、いま、たまたまうちはほかよりも伸び続けているけど、ほかとの競争じゃない。お客さんの嗜好との競争なのだ」
「一回もない」というのは驚きですが、基本的には私も同じ考えです。
この逆は・・・まさにフィットネス業界ですね。
というわけで、今日は「モスの出店」についてです。
まずはメルマガに記した内容から。
【「拡大志向」に興味なし】
もつ1つ特筆すべきはモスバーガーの出店戦略です。櫻田社長は以下のように言われています。
「巨大な企業になるためには、より多くのお客さまに素早く、手軽に、安く商品を提供する『仕組み』が必要になります。しかし、そのプロセスでは捨てられるものがあります。それはお客さまとの関係性であり、地域社会との連帯感であり、スタッフ同士のつながりであり、本社とオーナーの信頼です。安易にチェーンを拡げてもうまくいきません」
これは素晴らしいですね。
こういうと「そうはいってもモスバーガーは1400店もあるではないか」と思われるかもしれません。
たしかに凄い数ですが、ここに至るまでには1972年から現在まで42年の歳月が流れているのです。
私が8歳の時です。42年をかけながら、創業の精神を育てているのです。
世間ではIT企業の社長とか、若くして企業を上場させましたとか、3年で大金持ちになりましたとか、そんな人ばかりが脚光を浴びます。
もちろん、これはこれでいいのですが、私には何が凄いのか理解できません。
モスバーガーのような会社が美しい。
私はそう思います。
(メルマガはここまで)
誤解しないでほしいのですが、私は「拡大志向」を否定しているわけではありません。
世の中には「大きいことはいいことだ」、「売上が高いのは凄いことだ」、「店舗数が多いのは素晴らしいことだ」的な価値観が当たり前にありますが、「それって違うんじゃないの」と思うだけです。
ビジネスで名声を得るために家族や健康を犠牲にしている人って、たくさんいると思います。
何でもかんでも会社や社長の方針に引きずられることなんて、まったくないのですよ。
大切なのは自分自身の「人生観」。
それを自分の人生に投影させましょう。
※本書はこちらよりお買い求めください。
*****************
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さて、昨日の「モスバーガーの哲学を初公開」からの続きです。
昨日のブログを読んでいない方は、関連がわからないと思うのでお手数がお読みくださいませ。
昨日は「業界競合なんて見なくていい」と記したわけですが、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長もインタビューで以下のように語っています。
「僕はローソンさんとかファミリーマートさんとか、ほかのコンビニに入ったことが一回もない。同業他社との競争じゃない。お客さんの変化に対して、自分たちがどう対応できるかということだ。スーパーがなぜダメになったかというと、Aチェーンはどうだ、Bチェーンはどうだと同業他社だけを見て価格競争をしてきたからだ。それでみんな自滅した。コンビニだって、いま、たまたまうちはほかよりも伸び続けているけど、ほかとの競争じゃない。お客さんの嗜好との競争なのだ」
「一回もない」というのは驚きですが、基本的には私も同じ考えです。
この逆は・・・まさにフィットネス業界ですね。
というわけで、今日は「モスの出店」についてです。
まずはメルマガに記した内容から。
【「拡大志向」に興味なし】
もつ1つ特筆すべきはモスバーガーの出店戦略です。櫻田社長は以下のように言われています。
「巨大な企業になるためには、より多くのお客さまに素早く、手軽に、安く商品を提供する『仕組み』が必要になります。しかし、そのプロセスでは捨てられるものがあります。それはお客さまとの関係性であり、地域社会との連帯感であり、スタッフ同士のつながりであり、本社とオーナーの信頼です。安易にチェーンを拡げてもうまくいきません」
これは素晴らしいですね。
こういうと「そうはいってもモスバーガーは1400店もあるではないか」と思われるかもしれません。
たしかに凄い数ですが、ここに至るまでには1972年から現在まで42年の歳月が流れているのです。
私が8歳の時です。42年をかけながら、創業の精神を育てているのです。
世間ではIT企業の社長とか、若くして企業を上場させましたとか、3年で大金持ちになりましたとか、そんな人ばかりが脚光を浴びます。
もちろん、これはこれでいいのですが、私には何が凄いのか理解できません。
モスバーガーのような会社が美しい。
私はそう思います。
(メルマガはここまで)
誤解しないでほしいのですが、私は「拡大志向」を否定しているわけではありません。
世の中には「大きいことはいいことだ」、「売上が高いのは凄いことだ」、「店舗数が多いのは素晴らしいことだ」的な価値観が当たり前にありますが、「それって違うんじゃないの」と思うだけです。
ビジネスで名声を得るために家族や健康を犠牲にしている人って、たくさんいると思います。
何でもかんでも会社や社長の方針に引きずられることなんて、まったくないのですよ。
大切なのは自分自身の「人生観」。
それを自分の人生に投影させましょう。
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by fitnessbiz-01
| 2015-02-05 20:59