2016年 04月 10日
No.3136 4月10日(日):何故、「新卒一括採用」にこだわるのか |
※日曜日はできるだけプライベート的な内容の予定ですが、その日によります。
こんにちは。遠藤です。今日は日曜日ですが、昨日に書く予定だった「大前研一氏が語った日本企業の採用」について記します。
大前氏は以下のように断じていました。
「新卒を採用している会社はダメ」
「新卒を集団で採用している会社はもっとダメ」
「採用は個別面接の中途採用しかない」
これらは「大半の企業」がダメな方に該当してしまうわけですが・・私見としては「その通り」と思います。
まず私が理解に苦しむのは「4月の一括採用」です。
仕事が増えたわけでもないのに、何故、4月にまとめて採用するのかと。
答えは「学生が卒業するから」ですね。
が、本来、採用というのは「必要な時に必要な人」を獲得するものだと思います。
自分で会社をやっていても思いますが、「必要じゃない時に採用する。しかも複数」というのは考えられません。
これは「お役所企業の論理」だと思います。
続いては「新卒採用」です。
企業が新卒にこだわるのは大半の場合、「色がついていないから(自社の色に染めやすいから)」です。
これはイコール「奴隷にしやすいから」です。
ということで、新卒を採用するのですが、厚労省の調査によると3年以内の離職率は「約65%」です(平成24年就職者)。
さらに残りの約35%にしても、不平不満を言いながら働いているのですから、現実は「自社の色」になど、誰も染まっていません。
しかも、新卒というのは(大前氏も言っていましたが)、「自分で鉛筆の一本も売ったことがない」のです。
ここに月額20万円も払う価値などないでしょう。
そして、この「素人」に「社員だから」とか「おカネをもらっている以上プロだから」とかいう理由をつけて圧力をかけます。
辞めるに決まっていますよ。
こう考えれば「中途採用」で「個別」で「必要な人数だけ」という選択肢しか残りません。
※私の中では。
大前氏は「30歳±2歳を採用すべき」と言っていました。
※私は「25歳±2歳」くらいがいいと思います。
こういうと「では、新卒はどうなるのか。仕事がないではないか」という疑問が出ると予想できますが、アルバイトをしたらいいのです。
会社に入って3年とか5年、「時給」のアルバイトスタッフとして仕事力を鍛えたらいいのです。
社員になるのは戦力になってからで十分です。
ちなみに私は26歳で社員になりましたが、それまではアルバイトです。
転職により、29歳から33歳くらいまでは「嘱託社員(契約社員)」でした。
だから、33歳になるまで、所謂、社員経験は「3年」しかありません。
社員であることなど、それほどまでにどうでもいいことなのです。
最後に。
大前氏は「企業が採用に際して絶対に打ち出してはいけないこと」として、「終身雇用」と「安心」を挙げていました。
「そんなので集まってくるのはロクな奴じゃありません」と。
※この他も毒舌満載でした。
「終身雇用なんて、会社にとっても重荷でしかない」とも。
だから、昨日も記した通り、「個人の時代」なんですよ。
個人は組織の「採用方針」に自分を合わせるのではなく、自分のキャリアの中で働きかたを選べばいいのです。
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こんにちは。遠藤です。今日は日曜日ですが、昨日に書く予定だった「大前研一氏が語った日本企業の採用」について記します。
大前氏は以下のように断じていました。
「新卒を採用している会社はダメ」
「新卒を集団で採用している会社はもっとダメ」
「採用は個別面接の中途採用しかない」
これらは「大半の企業」がダメな方に該当してしまうわけですが・・私見としては「その通り」と思います。
まず私が理解に苦しむのは「4月の一括採用」です。
仕事が増えたわけでもないのに、何故、4月にまとめて採用するのかと。
答えは「学生が卒業するから」ですね。
が、本来、採用というのは「必要な時に必要な人」を獲得するものだと思います。
自分で会社をやっていても思いますが、「必要じゃない時に採用する。しかも複数」というのは考えられません。
これは「お役所企業の論理」だと思います。
続いては「新卒採用」です。
企業が新卒にこだわるのは大半の場合、「色がついていないから(自社の色に染めやすいから)」です。
これはイコール「奴隷にしやすいから」です。
ということで、新卒を採用するのですが、厚労省の調査によると3年以内の離職率は「約65%」です(平成24年就職者)。
さらに残りの約35%にしても、不平不満を言いながら働いているのですから、現実は「自社の色」になど、誰も染まっていません。
しかも、新卒というのは(大前氏も言っていましたが)、「自分で鉛筆の一本も売ったことがない」のです。
ここに月額20万円も払う価値などないでしょう。
そして、この「素人」に「社員だから」とか「おカネをもらっている以上プロだから」とかいう理由をつけて圧力をかけます。
辞めるに決まっていますよ。
こう考えれば「中途採用」で「個別」で「必要な人数だけ」という選択肢しか残りません。
※私の中では。
大前氏は「30歳±2歳を採用すべき」と言っていました。
※私は「25歳±2歳」くらいがいいと思います。
こういうと「では、新卒はどうなるのか。仕事がないではないか」という疑問が出ると予想できますが、アルバイトをしたらいいのです。
会社に入って3年とか5年、「時給」のアルバイトスタッフとして仕事力を鍛えたらいいのです。
社員になるのは戦力になってからで十分です。
ちなみに私は26歳で社員になりましたが、それまではアルバイトです。
転職により、29歳から33歳くらいまでは「嘱託社員(契約社員)」でした。
だから、33歳になるまで、所謂、社員経験は「3年」しかありません。
社員であることなど、それほどまでにどうでもいいことなのです。
最後に。
大前氏は「企業が採用に際して絶対に打ち出してはいけないこと」として、「終身雇用」と「安心」を挙げていました。
「そんなので集まってくるのはロクな奴じゃありません」と。
※この他も毒舌満載でした。
「終身雇用なんて、会社にとっても重荷でしかない」とも。
だから、昨日も記した通り、「個人の時代」なんですよ。
個人は組織の「採用方針」に自分を合わせるのではなく、自分のキャリアの中で働きかたを選べばいいのです。
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by fitnessbiz-01
| 2016-04-10 18:46