2016年 11月 15日
No.3355 11月15日(火):教育担当者は「人材育成」を哲学せよ! |
こんにちは。遠藤です。「スーパームーン」をきっかけに、自分が太陽と月と地球の関係をいまいち理解できていないことに気づきました。
さて、先週、「自分を鍛えるのは自分だ」と書きました。
いろいろあってアップが遅れてしまったのですが、これに関連したことが同じ頃の日経新聞(スポーツ欄)のコラムに記されていました。
そこには「棟梁(小川 三夫:著)」という本の中の一説が紹介されていました。
ちなみに小川三夫氏とは「法隆寺最後の宮大工である故西岡常一氏の内弟子を務めた後、寺社建設を手がけ、後進を育てた日本(世界)を代表する宮大工の棟梁」とのことです。
※存じ上げませんでした。
その方が引退を機に語った「金言」がまとめられたのが本書です。
※早速、購入しました。
コラムに記されていた「人材育成」について、以下にそのまま抜粋します。
※青い字。
「育つための環境と機会を用意してやればいいわけだ。学びたい者は来て、その中で自分でやっていけばいい」
「そこには学ぼうとする雰囲気がなくてはダメだ。それさえあれば弟子たちは勝手に学ぼうとするものや」
「自分で自分を育てるということや。その環境と機会を与えるというのが、人育ての方法やないか」
そして、コラムの最後に小川氏の言葉を引用した記者がこう述べていました。
「組織というのは指導者が一方的に授けるのではなく、自ら学ぶ者の集合体にならないと、強さは出てこない」
わかっていただけると思いますが・・
環境を用意する。
学びたいものだけ学べばいい。
学ぼうとする雰囲気。
自分で自分を育てる。
組織は自ら学ぶ者の集合体。
いずれも私が一貫して言い続けてきたことであり、FBL大学の精神に同じです。
職種の違いが大きいとはいえ、これらの「金言」は「共通」していることであり「当たり前のこと」だとも思います。
が、この「当たり前」はまったく実践されていません。
指導側は上から目線で「教えてやった」、「私が育てた」くらいに思っています。
一方、学ぶ側も「教えてください」、「会社の経費で学ぶ」というスタンスでいます。
こういうことだから、いつまで経っても「組織に強さが出てこない」のです。
そこは「自ら学ぶ者の集合体」ではなく、単なる「烏合の衆」です。
「ここのところ」を変えない限り、何をやっても意味は成しません。
多くの企業において、人材育成に対する「哲学」がないのです。
「人材育成とは何ぞや?」
教育的立場にいる人には、それを「哲学」する責任があります。
*****************
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いろいろあってアップが遅れてしまったのですが、これに関連したことが同じ頃の日経新聞(スポーツ欄)のコラムに記されていました。
そこには「棟梁(小川 三夫:著)」という本の中の一説が紹介されていました。
ちなみに小川三夫氏とは「法隆寺最後の宮大工である故西岡常一氏の内弟子を務めた後、寺社建設を手がけ、後進を育てた日本(世界)を代表する宮大工の棟梁」とのことです。
※存じ上げませんでした。
その方が引退を機に語った「金言」がまとめられたのが本書です。
※早速、購入しました。
コラムに記されていた「人材育成」について、以下にそのまま抜粋します。
※青い字。
「育つための環境と機会を用意してやればいいわけだ。学びたい者は来て、その中で自分でやっていけばいい」
「そこには学ぼうとする雰囲気がなくてはダメだ。それさえあれば弟子たちは勝手に学ぼうとするものや」
「自分で自分を育てるということや。その環境と機会を与えるというのが、人育ての方法やないか」
そして、コラムの最後に小川氏の言葉を引用した記者がこう述べていました。
「組織というのは指導者が一方的に授けるのではなく、自ら学ぶ者の集合体にならないと、強さは出てこない」
わかっていただけると思いますが・・
環境を用意する。
学びたいものだけ学べばいい。
学ぼうとする雰囲気。
自分で自分を育てる。
組織は自ら学ぶ者の集合体。
いずれも私が一貫して言い続けてきたことであり、FBL大学の精神に同じです。
職種の違いが大きいとはいえ、これらの「金言」は「共通」していることであり「当たり前のこと」だとも思います。
が、この「当たり前」はまったく実践されていません。
指導側は上から目線で「教えてやった」、「私が育てた」くらいに思っています。
一方、学ぶ側も「教えてください」、「会社の経費で学ぶ」というスタンスでいます。
こういうことだから、いつまで経っても「組織に強さが出てこない」のです。
そこは「自ら学ぶ者の集合体」ではなく、単なる「烏合の衆」です。
「ここのところ」を変えない限り、何をやっても意味は成しません。
多くの企業において、人材育成に対する「哲学」がないのです。
「人材育成とは何ぞや?」
教育的立場にいる人には、それを「哲学」する責任があります。
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by fitnessbiz-01
| 2016-11-15 19:26