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2017年 02月 07日 ( 1 )
No.3439 2月7日(火):某IT企業が健康事業から撤退
こんにちは。遠藤です。今日の東京の強風+北風にはまいりました。

本日は「おすすめ本」からの「価格論」を継続する予定でしたが、それは明日以降にします。

さて、IT企業であるグリーが展開している「レスパス」が2017年3月末をもってサービスを終了すると発表しました。

念のため説明しておくと「レスパス」とは月会費9800円(税別)で、提携するフィットネススタジオのレッスンを、何回でも利用できるというサービスです。

入会金や初期費用は一切かかりません。

所謂、「ネット上のプラットフォーム」であり、IT企業にはお得意の分野です。

同社は「新たに健康やウェルネス領域のサービスの提供に参入する」と意気込んでいて、2015年1月には新会社を設立するなど気合いを入れていました。

それについて私は今から1年前の有料メルマガに「このようなシステムに加盟するクラブの発想とかプライドが理解できない。こんな『虫のいい話』が続くわけがない」と書きました。

「2年持たず」という想像以上に早い結末となりましたが、同社HPに掲載されている「重要:レスパスサービス終了のお知らせ」という案内も無機質で誠意が感じられず「まぁ、こんなものでしょう」という感じです。

参考までに当時のメルマガ内容を以下にコピペします。
※長いので一部を抜粋しています。青い字部分。
↓↓↓
●驚いたことに「2000クラブ以上」が登録している
私はレスパスという存在は知っています。新聞報道で目にしたし、JR線の主要駅で大々的に宣伝しているのを見たりしていたからです。が、特段、関心がないのでそこまで止まりでした。読者の方もその存在は知っているかと思います。念のために簡単に説明すると、レスパスのスタンダード会員になり、月会費9,800 円(税別)を支払うと加盟スタジオの全てレッスンをいつでも、どこでも、何度でも受講できるというものです(※同じクラブのレッスンについては回数制限あり)。

仮にタイプの異なるAクラブ、Bクラブ、Cクラブがあったとすると、消費者は月額9,800円ですべてのプログラムに参加できることになります。もしも、自宅近隣等にA、B、Cクラブがあれば、単体のクラブに同額の料金を払うより、はるかに充実したサービスが受けられることになります。消費者にとってはありがたいことでしょう。

これはこれで商売なので自由にやればいいと思いますが、驚いたのは「2000クラブ以上が登録している」ということです。私は本原稿を書いている時点で、どこのクラブがレスパスに加盟しているのかをまったく知りません。それを知ることで「これから書こうとしていること」にブレーキがかかると困るからです。もしかすると、読者の皆さまのクラブが加盟しているかもしれないので、先に「その場合は申し訳ありません」と謝っておきます。

●私の視点~加盟しているクラブには「商売」をやる資格がない~
とにかく、私はこのようなシステムに加盟する「発想」とか「プライド」が理解できません(※繰り返しですが、この会社が何をやろうと自由です)。たしかに、加盟をしておけば、勝手に検索されて、勝手に顧客がやってくるのかもしれません。記事にも「加盟店側には費用をかけることなく、レッスンの空き枠を埋められるメリットがある」と記されていましたが、この考え方こそが最低最悪のものです。

何故なら、企業の命は「顧客の創造」にあるからです。ドラッカーは「企業の目的が顧客の創造であることから、企業には2つの基本的な機能が存在することになる。すなわち、マーケティングとイノベーションである」と述べているわけですが、こういう「送客システム(集客システムではない)」に疑いもなく加盟してしまうような経営者は、この「原理原則」すら知らないのではないかと疑いたくなります。

おそらく、多くの加盟店は「無料で加盟できますから、御社にデメリットはありません、弊社の最先端システムで御社の近くにいる人から優先的に検索がかかり、予約が入ります。御社は無料で集客でき、売上も上がります」などとセールスされているのでしょうが、こんな「虫のいい話」が続くはずがありません。

また、本サービスの売上はレスパス側に計上される仕組みです。ここが所謂、広告宣伝媒体としてのプラットフォームとは決定的に違う点です。つまりは「他社の会員」なのです。他社の会員がビジターで自社を使っているようなものなのです。そんな希薄な関係性から良いクラブが生まれるのでしょうか。こういうことをやっているから、この業界はいつまで経っても冴えないし、このように顧客も売上も乗っ取られていくのです。いい加減、目を覚ましてほしいと思います。
(ここまで)


これまでも言ってきたことですが、私の手元には「なくなる事業ファイル」という新聞の切り抜きがあります。

当然、「レスパス」は含まれていました。

これは自分の予測力の訓練をしているだけで、それらひとつひとつを追いかけているわけではありませんが、多くがその後、まったくニュースになりませんから大半はうまくいっていないのでしょう。
※「なくなる事業ファイル」は増える一方です。

最後に確認しておくと、私が疑問視しているのは「レスパス」ではなく、こういう機会に便乗しただけの志のない会社の企画に安直に登録しているクラブの方です。

「マーケティング」というのは企業の心臓部です。

この心臓部を鍛え、自社で保有しない企業は、遅かれ早かれ死滅します。

「他社サイトで安価で集客しよう」などという考え方は「あり得ない」と心得るべきです。
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by fitnessbiz-01 | 2017-02-07 18:20



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