No.489 1月11日（日）：フィットネスお悩み相談Ｖｏｌ.69

★このブログは毎日更新予定です（意気込みレベル）。
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。

【今回のお悩み内容】　
「専門学校学生です。卒業後、パーソナルトレーナーを目指しています。組織に入ると、本社のマニュアル通りにやらなければいけないし、事務仕事などの雑務が多くなりトレーナーとしての仕事ができなくなると聞いています。私は会社に縛られない生き方をしたいと思っています。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
「会社に縛られたくないから、事務仕事をしたくないから、組織人は嫌だ。」

世のパーソナルトレーナーブーム？も影響してか、あなたがこのような考え方に至ってしまったことを悲しく、嘆かわしく思います。

あなたがなるのは「パーソナルトレーナー」ではありません。

あなたは「社会人」になるのです！

そういうことを誰も教えてくれないのでしょう。

確かに巷には「成功は簡単だ！」とか「年収が簡単に上がる！」とか「組織に縛られないフリーはいいぞ！」などという、いかにも嘘っぽい言葉を前面に出しながら、自分の成功体験の一部を、ハウツー本丸写しの告知方法で宣伝しているような人たちがいます。

あなたはこのような情報に翻弄されているのだと思いますが、このような人たちは「本物の人」からは見向きもされません。

少なくとも私はこのような人にはまったく関心がありませんし、私の周囲に多い「本物の経営者」も同様です。独りよがりでチームプレイができない人を雇うはずがないのです。

類は類を呼ぶというのをご存知ですか？

つまるところ、「偽物」は「偽物」にしか評価されないということです。

では、このような人でも「パーソナルトレーナー」として食べていけるように見えるのは何故かといえば、雇う側に理念や信念がなく、何も考えていないからに過ぎません。

「一流の社会人」として欠かせない要件は以下の４つです。
・一般常識力
・専門性
・マネジメント力
・サービス力

公の場にジーパンでくる。格闘家みたいな外見でジムを闊歩する。トレーナーなのにタバコを吸う。店舗の収益構造もまったくわからない。特定顧客にしかコミュニケートしない。

こういう「パーソナルトレーナー？」があきれるほど多いのが現状です。

このような存在になりたくなければ、まずは組織の中でひたすら下積みをしながら自己を磨いていくことをお勧めします。

「偽物」に対する「本物」とはその価値が永続的なものです。若者にはそういった「本物」を目指してほしいと思います。

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