2009年 01月 12日
No.490 1月12日(月):改革の「交点」。 |
★このブログは毎日更新予定です(意気込みレベル。)
こんにちは。今日は「ちょっといいこと」があったので、「ちょっといい赤ワイン」で祝杯をあげている遠藤です。
さて、今、読んでいる本に「企業改革」に関して、実に示唆に富む内容があったのでそのまま引用します。
「企業改革について」
「企業改革は準備期の戦略立案がうまくいかどうかが一つの山場である。それだけで改革効果は出てくる。そのため、いきなり数字が上がったりする。ところが、これは戦略に盛り込まれた仕組みが社内で実際に完成して効果を出し始めたからではない。従って、しばらくすると数字が再び落ち始めたりする。そういう現象と戦略の仕組みが作動して、効果が出始める『交点』が普通は改革1年目くらいのところで来る。この引き渡しができないと改革はポシャる。つまり、改革がうまく走り始めても、1年目に出てきた勢いは信用できなく、改革がうまくいくかどうかの本当の勝負は2年目である。」
この文章は「企業改革の本質」を見事に表現していると思います。
(知ったかぶりをするわけではありませんが)、私はこのことを理論上も経験上も、嫌というほど理解しています。企業改革というのは「戦略論」を「組織論」に転換(戦略を組織に注入する)していかない限り成就しないのです。
だから、私たちが他社様をサポートする場合は、(短期的に効果が出る)「戦略立案&実践」から始まって、その後、2~3年かけて「組織改革」、「企業体質変革」をしなければ意味がないと申し上げるのですが、短期的な効果を求められることも多く、残念というか、「先々、元に戻るのに・・」と思うことがあります。
業績を悪化させた「体質」を劇的に変えない限り、効果の継続性がないことは至極当然のことです。
その本にはさらに以下の記載があります。
「改革がうまくいかない企業は、戦略が本当に正しかったのかという懐疑心が頭をもたげてきたり、リーダーが弱音を吐きだしたり、そもそもこのプロジェクトは初めから間違っていたんだと言いだす者が出たり、奥さんが出てきて週末も子供の面倒を見てと言いだしたりし、改革の手前にある『死の谷』を越えられない。」と。
私は拍手喝采でした。
所謂、「抵抗勢力」に代表される、この手の人罪(ジンザイ)が国や企業を滅ぼすのです。
ところで、この本は過去に読んだ中でもベスト5に入るのではないかという内容です。
いずれ、メルマガで紹介しますのでお楽しみに!
******************
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さて、今、読んでいる本に「企業改革」に関して、実に示唆に富む内容があったのでそのまま引用します。
「企業改革について」
「企業改革は準備期の戦略立案がうまくいかどうかが一つの山場である。それだけで改革効果は出てくる。そのため、いきなり数字が上がったりする。ところが、これは戦略に盛り込まれた仕組みが社内で実際に完成して効果を出し始めたからではない。従って、しばらくすると数字が再び落ち始めたりする。そういう現象と戦略の仕組みが作動して、効果が出始める『交点』が普通は改革1年目くらいのところで来る。この引き渡しができないと改革はポシャる。つまり、改革がうまく走り始めても、1年目に出てきた勢いは信用できなく、改革がうまくいくかどうかの本当の勝負は2年目である。」
この文章は「企業改革の本質」を見事に表現していると思います。
(知ったかぶりをするわけではありませんが)、私はこのことを理論上も経験上も、嫌というほど理解しています。企業改革というのは「戦略論」を「組織論」に転換(戦略を組織に注入する)していかない限り成就しないのです。
だから、私たちが他社様をサポートする場合は、(短期的に効果が出る)「戦略立案&実践」から始まって、その後、2~3年かけて「組織改革」、「企業体質変革」をしなければ意味がないと申し上げるのですが、短期的な効果を求められることも多く、残念というか、「先々、元に戻るのに・・」と思うことがあります。
業績を悪化させた「体質」を劇的に変えない限り、効果の継続性がないことは至極当然のことです。
その本にはさらに以下の記載があります。
「改革がうまくいかない企業は、戦略が本当に正しかったのかという懐疑心が頭をもたげてきたり、リーダーが弱音を吐きだしたり、そもそもこのプロジェクトは初めから間違っていたんだと言いだす者が出たり、奥さんが出てきて週末も子供の面倒を見てと言いだしたりし、改革の手前にある『死の谷』を越えられない。」と。
私は拍手喝采でした。
所謂、「抵抗勢力」に代表される、この手の人罪(ジンザイ)が国や企業を滅ぼすのです。
ところで、この本は過去に読んだ中でもベスト5に入るのではないかという内容です。
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by fitnessbiz-01
| 2009-01-12 20:32