No.545 3月8日（日）：フィットネスお悩み相談Ｖｏｌ.77

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※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。

【今回のお悩み内容】　
「年度末は度重なる次年度予算づくりに加え、必達数値目標の厳しさもあり、自らの力量の『限界』を感じることがあります。遠藤さんは仕事において『限界』を感じる時はありますか？」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
おそらく、私は今まで「限界」という言葉を使ったことは一度もないと思います。似た感じの言葉では「いっぱいいっぱいです」についても同様です。

その昔、長嶋茂雄氏が引退式で「いまここに体力の『限界』を知るにいたり、引退を決意いたしました」と挨拶したのですが、このように、自ら「限界」を口にするということは「引退する」ということなわけです。

経験上、この業界には二言目には「限界です」とか、「いっぱいいっぱいです」と口にする人が非常に多いと思います。

ならば、さっさと引退（退職）すればいいのに、それはしない。要するに、軽々しく言っているだけの言葉の遊びなのです。

このような言動をとる理由は２つ考えられます。

１つ目は、自分に課している目標が低いということです。チョモランマに上るのか、富士山に上るのか、高尾山に登るのか、はたまた近くの山に登るのか？設定する高さが低ければ、すぐに耐えられなくなって、息切れするのが必然です。

２つ目は、そうやって「自分は大変なんです」ということを周囲にアピールすることで、「●●さんも大変そうだ・・」と知ってもらおうとしているのです。ちなみに、このタイプは「大変そうだ・・」などと思ってもらうどころか、「ため息や不満ばかり言っている暗い人」と言われるだけですから注意しましょう。

つまり、予算や数値目標云々の前に、軽々しく「限界」と口にする自分と決別することが第一なのです。

現在の市況下で多くの企業が倒産していることは、あなたもご存知だと思います。不幸にもそうなってしまった会社の社長の中には自ら命を絶っているような人もいるわけです。

一方、「限界」を口にしているあなたの銀行口座には毎月２５日には定額の給料が振り込まれているのではありませんか？

「数値目標が厳しい」と言っていますが、入会予算が未達成でも同じく２５日には給料が振り込まれているのではありませんか？

これで「限界」でしょうか？こういうのを世間では「平和ボケ」と言うのではないでしょうか？

その閾値を決めるのはあなた次第ということです。

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