No.552 3月15日（日）：フィットネスお悩み相談Ｖｏｌ.78

★このブログは毎日更新予定です（意気込みレベル）。
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。

【今回のお悩み内容】　
「現在、２６才（男性）です。ジムでアルバイトをしながらパーソナルトレーナーもしています。現状に危機感はありつつも、『やりがい』も感じており、次の行動に踏み切れずにいます。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
私も２６才で就職するまではフラフラしていたので、大きなことは言えませんが、現在の私の視点から言えば、もっとも安直な選択をしているように思えます。

「やりがい」というのは「成長（強化）」と結びついていることが不可欠ですが、あなたは「楽チンゾーン」に安住しているだけだと思います。

私達はプロフェッショナルなトレーナーに必要な能力は、社会人力、専門力、マネジメント力、サービス力の４つと定義していますが、現在のチョイスで身につくのは中途半端な専門力と中途半端なサービス力だけです。

多分、あなたは日本人のフィットネス参加人口もクラブ数も知らなければ、所属クラブの収益構造や会費対象在籍の出し方も、損益分岐点の出し方も何も知らないと思います。

このような毎日を過ごしていれば、日増しに競争力を失った人間になっていくことは間違いありません。

おそらく、あなたのクラブにも、あなたの先輩にも上記のような指摘をしてくれる人がいないのでしょう。

いつも言うことですが、あなたのような中途半端な活動をしているトレーナーは、この業界の将来を真剣に考えている経営者からは相手にされないのが当然なのです。

にもかかわらず、そこそこの仕事があったり、チヤホヤされたりするのは、各関係者が何も考えていないからです。

そういう人達はクラブに歩率収入が入ったり、自分の立場が有利になれば、トレーナーがタバコを吸おうが、茶髪にしようが関係ないのです。

「トレーナー」というスキルはあくまでも部分的なものです。今からでも遅くはないので「マネジメント」という将来的に通用するスキルを習得できる環境に身を置くべきです。

さもなければ、あなたの将来は暗く寂しく細くなるのが必然だと思います。

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