No.642 6月13日（土）：不屈の理念企業。

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こんにちは。劣化した「我が通勤用ママチャリ」の姿に言葉がない遠藤です。

さて、チームスタッフが「不屈の理念企業」というレポートを配布してくれました。
※「日経ビジネス（2009年4月20日号）」ですが、当誌を私が読んでいないので。

レポートには以下の内容が記されていました。

・「経営理念」の効用、つまり、「理念の浸透度」と「従業員のパフォーマンス」の関係における統計的優位性が京都大学によって証明されたこと。

・「事業再建のプロ中のプロ」といわれる「寿スピリッツ株式会社」が、経営理念によって事業再生を実現していること。

・経営理念という抽象概念をどのように企業風土として定着させていくかということと、その重要性。

これらは大変参考になるとともに、「我が意を得たり」とも思いました。

私達もクラブ再生のお手伝いをしていますが、契約企業様には合宿から始めて「経営理念」や「行動指針」などをゼロから見直すことを勧めています・

よく、「当クラブは地域の健康づくりに貢献します」なんてなことを壁に掲げながら、経営者や従業員がタバコを吸っているような会社を見かけますが、こんな取り組み姿勢で業績が良くなるはずがなく、仮に現在、問題がないとしてもそれは単なるラッキーだということを知るべきなのです。

しかし、この必要性はなかなか伝わりません。

レポートでは、寿スピリッツ株式会社の河越社長が以下のように言われています。

「再建が軌道に乗るまでに数年は時間をかける。」

これはすなわち、「経営理念を浸透させるまでは一定の時間がかかるが、それが実現しない限り、真の事業再生は達成されない」ということを意味しているのだと思います。

当業界では、一部の成功事例を切り取って、あたかもクラブ経営が改善に向かったかのような論調をよく目にしますが、本当の「強い企業（クラブ）づくり」を目指す経営者は、そんなことには目もくれずに、「経営理念の浸透」を起点とした「従業員パフォーマンスの向上」に注力すべきだと思います。

※ちなみに、私達の理念はこちらです。

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