2010年 09月 28日
No.1114 9月28日(火):白熱教室! |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は昼から雨上がりの快晴でラッキー!でした。
さて、先日、NHK教育TVで放映されたハーバード大学サンデル教授の「白熱教室」はご覧になりましたでしょうか?
ご存知のように、サンデル教授の講義はハーバード大学史上最多の履修者を誇り、今年の4月~6月の3ヶ月間にわたってNHK教育TVで放映され、その模様は私がメルマガでも紹介した「これからの正義の話をしよう」という本にもなりました。
その、サンデル教授がNHKに招かれ、東大安田講堂で特別講義を行ったのです。
テーマは、(日本の教員の平均給与の400倍、オバマ大統領の40倍に相当している)、「イチロー選手の年俸は妥当なのか?」、「(戦争等の)道徳的責任は世代を超えて継承されるべきか?」の2つでした。
番組は90分に集約されていましたが、実際の講義は前半後半で3時間30分にわたったそうです。
前半だけで40分超過したと言っていたので、おそらく2時間くらいの講義予定だったのでしょう。
番組(90分)も「あっという間」でしたが、質の高い議論は時間の経過を忘れさせるのです。
余談ですが、私の社内会議は4~5時間かかってしまいます。
※あくまでも「社内」の会議。
正当化するつもりはありませんし、「会議の本」には、「会議は立ってやれ」とか、「60分以内にしろ」とか書いてあるので、私が間違っているのだと思いますが、私の社内会議は同番組のような議論になるのです。
例えば、クラブサービスについて話していたとして・・。
「今、クラブにはこういう問題があるが、それはどういう方向で解決すべきか?」
「それは当社の理念に対して正しい行動なの?」
「今、言ったことは正しいと思うけど、こういう視点を持ったお客さまからはどう見える?」
「その主張は先ほど言った主張と、こういう点で一致性がないが、矛盾していないか?」
「A君は、今のB君の意見についてどう思う?」
と、言ったことをガンガン聞いて、ゆさぶっていきます。
こうやって、本人に考え方の「軸」があるかを確認し、同時に(「軸」を)つくっていくのです。
※当社には私と伊藤以外に3名の社員がいるのですが、3名ともこの点はまだまだですね。
(話、戻って)番組では、日本人の若者が流暢な英語で積極的に議論に参加していたのが印象的でした。
多くの若者たちが、「まだまだ自分には勉強が足りない」、「アメリカ人などに比して、自分軸が不足している」などと自戒し、その改善行動を自らに課していました。
自己磨きに貪欲で、さらに世界基準に目が行っている。
本も新聞も読まずに、内輪で戯れている多くのフィットネス業界の若者とは大違いです。
彼等彼女等が「白熱教室」に参加しても、人の意見に左右されて頷いているか、押し黙っているか、感情的な意見しか言えないかのどれかだと思います。
「白熱教室」を観ても、「理屈っぽい連中のくだらない議論」としか思わないのかもしれません。
※退屈で寝てしまうかもしれません。
しかし、それは違います。
その意義は、(日常の生活時を含めて)自分なりに物事の正邪の基準を考えること、相手の意見を聞いて自分の意見の正当性を考えること、テーマに対して瞬時に考えることなどなどといった「総合的な思考力」を鍛えることと、それを人前で公表する「勇気」にあるのです。
また、それが「成熟した大人のあるべき姿」だと思います。
「白熱教室inJAPAN」。
最高でした!
*****************
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こんにちは。遠藤です。今日は昼から雨上がりの快晴でラッキー!でした。
さて、先日、NHK教育TVで放映されたハーバード大学サンデル教授の「白熱教室」はご覧になりましたでしょうか?
ご存知のように、サンデル教授の講義はハーバード大学史上最多の履修者を誇り、今年の4月~6月の3ヶ月間にわたってNHK教育TVで放映され、その模様は私がメルマガでも紹介した「これからの正義の話をしよう」という本にもなりました。
その、サンデル教授がNHKに招かれ、東大安田講堂で特別講義を行ったのです。
テーマは、(日本の教員の平均給与の400倍、オバマ大統領の40倍に相当している)、「イチロー選手の年俸は妥当なのか?」、「(戦争等の)道徳的責任は世代を超えて継承されるべきか?」の2つでした。
番組は90分に集約されていましたが、実際の講義は前半後半で3時間30分にわたったそうです。
前半だけで40分超過したと言っていたので、おそらく2時間くらいの講義予定だったのでしょう。
番組(90分)も「あっという間」でしたが、質の高い議論は時間の経過を忘れさせるのです。
余談ですが、私の社内会議は4~5時間かかってしまいます。
※あくまでも「社内」の会議。
正当化するつもりはありませんし、「会議の本」には、「会議は立ってやれ」とか、「60分以内にしろ」とか書いてあるので、私が間違っているのだと思いますが、私の社内会議は同番組のような議論になるのです。
例えば、クラブサービスについて話していたとして・・。
「今、クラブにはこういう問題があるが、それはどういう方向で解決すべきか?」
「それは当社の理念に対して正しい行動なの?」
「今、言ったことは正しいと思うけど、こういう視点を持ったお客さまからはどう見える?」
「その主張は先ほど言った主張と、こういう点で一致性がないが、矛盾していないか?」
「A君は、今のB君の意見についてどう思う?」
と、言ったことをガンガン聞いて、ゆさぶっていきます。
こうやって、本人に考え方の「軸」があるかを確認し、同時に(「軸」を)つくっていくのです。
※当社には私と伊藤以外に3名の社員がいるのですが、3名ともこの点はまだまだですね。
(話、戻って)番組では、日本人の若者が流暢な英語で積極的に議論に参加していたのが印象的でした。
多くの若者たちが、「まだまだ自分には勉強が足りない」、「アメリカ人などに比して、自分軸が不足している」などと自戒し、その改善行動を自らに課していました。
自己磨きに貪欲で、さらに世界基準に目が行っている。
本も新聞も読まずに、内輪で戯れている多くのフィットネス業界の若者とは大違いです。
彼等彼女等が「白熱教室」に参加しても、人の意見に左右されて頷いているか、押し黙っているか、感情的な意見しか言えないかのどれかだと思います。
「白熱教室」を観ても、「理屈っぽい連中のくだらない議論」としか思わないのかもしれません。
※退屈で寝てしまうかもしれません。
しかし、それは違います。
その意義は、(日常の生活時を含めて)自分なりに物事の正邪の基準を考えること、相手の意見を聞いて自分の意見の正当性を考えること、テーマに対して瞬時に考えることなどなどといった「総合的な思考力」を鍛えることと、それを人前で公表する「勇気」にあるのです。
また、それが「成熟した大人のあるべき姿」だと思います。
「白熱教室inJAPAN」。
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by fitnessbiz-01
| 2010-09-28 20:08