2010年 10月 07日
No.1123 10月7日(木):「構造的低利益」 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は午後に自由時間が多くラッキー!でした。
さて、不況とかデフレとかいわれ続ける中、しっかり業績を伸ばしている企業もあります。
それら「好況企業」には、当たり前に共通していることがあります。
※とりあえず、3つ挙げます。
1つ目は、当然ながら「売れる商品がある」ということです。
※「売れる商品」を創っている、開発している。
2つ目は、その「売れる商品」の「粗利率が高い」ということです。
3つ目は、安易な値下げをしないということです。
フィットネス業界を見ていると、これらの観点が「欠落」していると思います。
例えばですが、「売れる商品」を考え抜くこともせずに、キャンペーンの打ち出しや、割引金額を一生懸命に考えている。
これは、「価値」や「品質」より「安さ」を先に考えているということです。
他業種を見ても、この思考でやっているところは滅びています。
また、私が理解できないのは、多くの企業で「パーソナルトレーニング」という商品を外部(フリー)に委託し、わざわざ「粗利率」を下げていることです。
さらに、「デフレ会員」を平気で導入している。
経営、運営のすべてを「デフレ会員」に対応すべくローコストオペレーションに徹底してから、これを導入するならわかりますが、漠然と導入している。
それで、「単価が下がった」と困っている。
要するに、「商品が売れず」、「粗利が稼げず」、「売価が下がる」の「3重苦」になっているのです。
※商品が10売れて、粗利率が40%で、売価が1万円だと、売上は4万円になるが、この各々が90%に低下した場合(商品が9売れて、粗利率が36%で、売価が9千円)だと、売上は2.9万、つまり、約72%まで一気に低下する。
理想を言っていると思われると嫌なので、私が経営者として「実行」したことを簡単に示します。
・1店舗あたり、月額25万円以上の教育費用を数年間投じ、現場力の基盤をつくった。
・その上で、外部委託のパーソナルトレーナーは段階的に契約を解消し、すべて内製化(社員とアルバイトスタッフのみ)し、売上を5倍(粗利は15倍)にした。
※解雇したのではなく、社員等のトレーナー力が上がり、売上も彼等中心になっていくので、契約続行するメリットがなくなっていく。
・(私が経営権取得時に存在していた)「デフレ会員」は全部カット。価格が高くて、市場ニーズがある会員種別を3つだけ販売した。
多くのクラブでやっていることは、全部、「逆」です。
「教育費」を削って、高単価商品を「委託」で人任せにし、「安売り」をしている。
これで「利益」が出るはずがありません。
もっとも、こういうことをしたからといって、すぐに結果が変わるわけではありません。
上手くいくこともあるし、失敗することもある。
大切なことは、その時に、「信念」を持って、一切、ぶれないことです。
「信念」と「忍耐」が局面を乗り越えていくのです!
*****************
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さて、不況とかデフレとかいわれ続ける中、しっかり業績を伸ばしている企業もあります。
それら「好況企業」には、当たり前に共通していることがあります。
※とりあえず、3つ挙げます。
1つ目は、当然ながら「売れる商品がある」ということです。
※「売れる商品」を創っている、開発している。
2つ目は、その「売れる商品」の「粗利率が高い」ということです。
3つ目は、安易な値下げをしないということです。
フィットネス業界を見ていると、これらの観点が「欠落」していると思います。
例えばですが、「売れる商品」を考え抜くこともせずに、キャンペーンの打ち出しや、割引金額を一生懸命に考えている。
これは、「価値」や「品質」より「安さ」を先に考えているということです。
他業種を見ても、この思考でやっているところは滅びています。
また、私が理解できないのは、多くの企業で「パーソナルトレーニング」という商品を外部(フリー)に委託し、わざわざ「粗利率」を下げていることです。
さらに、「デフレ会員」を平気で導入している。
経営、運営のすべてを「デフレ会員」に対応すべくローコストオペレーションに徹底してから、これを導入するならわかりますが、漠然と導入している。
それで、「単価が下がった」と困っている。
要するに、「商品が売れず」、「粗利が稼げず」、「売価が下がる」の「3重苦」になっているのです。
※商品が10売れて、粗利率が40%で、売価が1万円だと、売上は4万円になるが、この各々が90%に低下した場合(商品が9売れて、粗利率が36%で、売価が9千円)だと、売上は2.9万、つまり、約72%まで一気に低下する。
理想を言っていると思われると嫌なので、私が経営者として「実行」したことを簡単に示します。
・1店舗あたり、月額25万円以上の教育費用を数年間投じ、現場力の基盤をつくった。
・その上で、外部委託のパーソナルトレーナーは段階的に契約を解消し、すべて内製化(社員とアルバイトスタッフのみ)し、売上を5倍(粗利は15倍)にした。
※解雇したのではなく、社員等のトレーナー力が上がり、売上も彼等中心になっていくので、契約続行するメリットがなくなっていく。
・(私が経営権取得時に存在していた)「デフレ会員」は全部カット。価格が高くて、市場ニーズがある会員種別を3つだけ販売した。
多くのクラブでやっていることは、全部、「逆」です。
「教育費」を削って、高単価商品を「委託」で人任せにし、「安売り」をしている。
これで「利益」が出るはずがありません。
もっとも、こういうことをしたからといって、すぐに結果が変わるわけではありません。
上手くいくこともあるし、失敗することもある。
大切なことは、その時に、「信念」を持って、一切、ぶれないことです。
「信念」と「忍耐」が局面を乗り越えていくのです!
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by fitnessbiz-01
| 2010-10-07 22:06