No.1125 10月9日（土）：携帯市場に続き・・。

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こんにちは。遠藤です。今日は一日中ゆっくり休養できラッキー！でした。

さて、日経ビジネス誌に掲載されていた、中村修二氏のインタビューは非常に示唆に富むものでした。

中村氏は世界で初めて青色ＬＥＤの開発に成功した方で、現在は米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授を務めています。

その中村氏が「このままでは日本はＬＥＤでも負ける」とし、その理由として以下の「視点」を挙げています。

・日本企業はまず国内市場を固めようとするため、投資規模が小さい。そのため、グローバル市場において、最初からそれ（グローバル市場）を考えている海外企業に太刀打ちできない。

・日本企業はサラリーマン経営者が多く、リスクが取れず、意思決定がとにかく遅い。韓国や台湾のオーナー企業は、電話会議でどんどん決めていく。

・日本企業は英語が話せない社員が多い。これは交渉において大きく不利となり、海外企業にかなわない。

そして、中村氏は「これらは、携帯電話とまったく同じ展開」と警笛を鳴らします。

私は、これらの発言内容と、自身の業界、自身の力量を照らし合わせ、強烈な危機感を感じます。

と、同時に、「まだまだ勉強すべきことが無限にある」とワクワクしてきます。

しかしながら、この国の現状をみると、せっかくのワクワク感も、将来につながりません。

中村氏が国家の「競争力欠落」を指摘する中、我が政府が何をしているかといえば、１０月の臨時国会で「労働者派遣法改正案」を成立させようとしています。

また、「新成長戦略」とかいって、「最低時給１０００円」などという、とんでもない方針を打ち出しています。

（中村氏がいうような）「競争力」を磨くことを何一つせずに、「強制力」で労働を確保しようとしている。

こんなことをすれば、企業は雇用を縮小させるのが当たり前です。
※ちなみに、「労働者派遣法改正案」は、派遣社員の約５５％が「反対」しており、「賛成」は約１４％なのです！労働者の方がよほど賢明です。

やはり、「この国を出よ！」は正しいですね。

中村氏も出て行ってしまいましたからね・・・！

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