2010年 10月 10日
No.1126 10月10日(日):フィットネスお悩み相談Vol.167 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。
【今回のお悩み内容】
「現在はトレーナーですが、将来は『社員教育』に興味があります。遠藤さんは『社員には必ずマネージャーを目指させる』と書かれていましたが、営業部門ではなく教育部門へ進みたい者も、それは同様なのでしょうか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
一言でお答えするなら、「当たり前です!」となります。
むしろ、教育方面に関心がある人ほど、「一流のマネージャー」である必要があるのです。
この業界には「教育がやりたい!」という人が実にたくさんいます。
学校の先生のように、自分が人前に立ち、ホワイトボードとかを使って講義をしている姿などに憧れるのでしょう。
しかし、その多くがイメージしている、「専門分野」を教えることや、「研修」をすることは本当の意味での教育ではありません。
そのことを本質的に説明しているのが、柳井正氏の著書における「教育」へのコメントです。
※大前研一氏の主張に同様の認識を示したもの。
「21世紀の教育の目的は、どんなに新興経済国や途上国が追い上げてきても日本がメシを食べていける人材。言い換えれば、答えがない世界で果敢にチャレンジして世界のどこに放り出されても生き残っていける人材を生み出すことである。そういう人材を何人育成できるかで今後も国力は決まってくる。」
これが、「教育の目的」です。
こうきちんと定義すれば、「教育をやりたい!」と言っている人がイメージしている内容が、いかに「部分的」なものであったり、「的を外したもの」であるかがよくわかると思います。
この「的外れ」をまっしぐらなのが、従来型の「人事部」です。
人事部の存在意義は、柳井氏が語る内容の実践に他なりませんが、それを指示している経営者は希少だし、人事部は人事部で「育成」ではなく、評価制度や研修制度といった「制度」をつくるのが役割だと思っている。
だから、業界誌の人事部のコメントは、その多くが現場の実態と離れた机上の空論に終始しているばかりか、ほとんどが成果になっていません。
各社はリーダーを育てたいはず。
優秀なマネージャーを育てたいはず。
ならば、その道の「精鋭」を人事部に起用するのが当然です。
そもそも、「人事部」なんて名称がおかしいのです。「リーダー育成部」とかにすべきでしょう。
※酷いところになると「総務人事部」なんて呼んでいる。話にならない。
とうわけで、「教育」をしたいなら、「マネージャー」を目指す理由がおわかりいただけたでしょうか。
最後に補足しますが、マネージャーをやるなら「一流」になってください。「実績」を挙げてください。
「やればいい」というわけではありませんので、あしからず!
******************
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一言でお答えするなら、「当たり前です!」となります。
むしろ、教育方面に関心がある人ほど、「一流のマネージャー」である必要があるのです。
この業界には「教育がやりたい!」という人が実にたくさんいます。
学校の先生のように、自分が人前に立ち、ホワイトボードとかを使って講義をしている姿などに憧れるのでしょう。
しかし、その多くがイメージしている、「専門分野」を教えることや、「研修」をすることは本当の意味での教育ではありません。
そのことを本質的に説明しているのが、柳井正氏の著書における「教育」へのコメントです。
※大前研一氏の主張に同様の認識を示したもの。
「21世紀の教育の目的は、どんなに新興経済国や途上国が追い上げてきても日本がメシを食べていける人材。言い換えれば、答えがない世界で果敢にチャレンジして世界のどこに放り出されても生き残っていける人材を生み出すことである。そういう人材を何人育成できるかで今後も国力は決まってくる。」
これが、「教育の目的」です。
こうきちんと定義すれば、「教育をやりたい!」と言っている人がイメージしている内容が、いかに「部分的」なものであったり、「的を外したもの」であるかがよくわかると思います。
この「的外れ」をまっしぐらなのが、従来型の「人事部」です。
人事部の存在意義は、柳井氏が語る内容の実践に他なりませんが、それを指示している経営者は希少だし、人事部は人事部で「育成」ではなく、評価制度や研修制度といった「制度」をつくるのが役割だと思っている。
だから、業界誌の人事部のコメントは、その多くが現場の実態と離れた机上の空論に終始しているばかりか、ほとんどが成果になっていません。
各社はリーダーを育てたいはず。
優秀なマネージャーを育てたいはず。
ならば、その道の「精鋭」を人事部に起用するのが当然です。
そもそも、「人事部」なんて名称がおかしいのです。「リーダー育成部」とかにすべきでしょう。
※酷いところになると「総務人事部」なんて呼んでいる。話にならない。
とうわけで、「教育」をしたいなら、「マネージャー」を目指す理由がおわかりいただけたでしょうか。
最後に補足しますが、マネージャーをやるなら「一流」になってください。「実績」を挙げてください。
「やればいい」というわけではありませんので、あしからず!
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by fitnessbiz-01
| 2010-10-10 23:59