2010年 11月 28日
No.1175 11月28日(日):フィットネスお悩み相談Vol.174 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。
【今回のお悩み内容】
「社内が慢性的なリーダー不足に陥っており、繰り返し、採用広告を出しても、いいと思う人材には出会えません。」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
今も昔も「リーダー不足」に頭を悩ます会社は後を絶たないわけですが、そのような会社は以下の「5つの質問」に答えることができないはずです。
Q1:「リーダーを目指す者が『どうしても、貴社に会社に入りたい』と思う魅力は何ですか?」
それが、3つくらいはないと話にならないでしょう。例えば、志高き理念、言行一致の経営陣、全社員のサービスマインド、適正な収益などなど、企業の大小に関わらず、こういったことを「経営者」が組織に対し、強く求め、実行されている企業に人は集まるのです。「三流の組織」だから、「三流の人材」しか集まらないのです。「人が集まらない」と投げている経営者、経営陣は、自らが「一流の行動」を垂範し、それを企業体質にまで落とし込むことです。
Q2:「人材は『どこから』採用しようとしているのですか?」
先日の日経産業新聞には「プレデンシャル生命」の採用方針として、「同業からは採用しない」ということが明示されていました。このような「理念」に基づいて採用活動を行っている企業がどれほどあるのでしょうか。 (※同業内採用がNGといっているわけではありません。)履歴書に大手の職歴が記されているだけで期待してしまうような採用担当者がたくさんいます。そんなことだから、有象無象の集団が出来上がるのです。
Q3:「優秀な人材はそれなりの待遇で迎え入れる準備はあるのですか?」
もしも、「優秀なリーダー」を採用したいなら、それなりの待遇で迎え入れるのが当然です。(※もちろん、お金がすべてではありませんが。)ところが、多くの企業で、現社員とのバランスとか、社内規定を優先してしまう。「チームは強くしたいけど年俸は安いです」では、「人」など集まるわけがありません。また、こういう企業に限って、社内の教育制度も磨いていないから、「転職すれば何とかなる」と考え、業界内を転々とする人間ばかりが入社し、使えないまま中高年化することを繰り返すのです。
Q4:「広告宣伝方法は練り上げていますか?」
採用担当者は「どういう人」が欲しいのでしょうか?では、掲載している媒体は、その「欲しい人」が読むのでしょうか?例えばですが、「リーダー候補」が欲しいのなら、私のメルマガを使うといったことも一案なのではないでしょうか?もちろん、そういうサービスはしていませんが、私が言いたいことは、通り一遍の方法に頼って「結果が出ない」と嘆くのではなく、「よく考えよ!」ということです。
Q5:「採用担当者はどのような経歴の人ですか?」
ここまでの説明でおわかりと思いますが、「採用活動」というのは「マーケティング」なのです。(Q1~4も、「4P」で説明できます。)従って、「集めるセンス」のない者に採用活動はできません。だから、私は一貫して「最強のマネージャーを採用責任者にすべき」と主張しているのですが、多くが、所謂、総務人事畑のような人をそこに起用しています。
以上の5つの質問にプラスの方向で明確に回答できない限り、「リーダーの採用」は諦めた方がいいと思います。
こういうことを記すと、数秒後には「それは理想論で現実はそうはいかない!」という反論が聞こえてきそうですが、そういう会社は10年後も同じ悩みを抱えていればいいと思います。(※それまで会社があればですが。)
経営陣がそんなことを言っているから、いつまで経っても弱小軍団から抜け出せないのです。
「リーダー獲得」を真剣に考えるなら、上記を参考に1つずつ解決していくことでしょう!
******************
★メルマガ「リーダーシップ&マネジメント大学(L&M大学)」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。
【今回のお悩み内容】
「社内が慢性的なリーダー不足に陥っており、繰り返し、採用広告を出しても、いいと思う人材には出会えません。」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
今も昔も「リーダー不足」に頭を悩ます会社は後を絶たないわけですが、そのような会社は以下の「5つの質問」に答えることができないはずです。
Q1:「リーダーを目指す者が『どうしても、貴社に会社に入りたい』と思う魅力は何ですか?」
それが、3つくらいはないと話にならないでしょう。例えば、志高き理念、言行一致の経営陣、全社員のサービスマインド、適正な収益などなど、企業の大小に関わらず、こういったことを「経営者」が組織に対し、強く求め、実行されている企業に人は集まるのです。「三流の組織」だから、「三流の人材」しか集まらないのです。「人が集まらない」と投げている経営者、経営陣は、自らが「一流の行動」を垂範し、それを企業体質にまで落とし込むことです。
Q2:「人材は『どこから』採用しようとしているのですか?」
先日の日経産業新聞には「プレデンシャル生命」の採用方針として、「同業からは採用しない」ということが明示されていました。このような「理念」に基づいて採用活動を行っている企業がどれほどあるのでしょうか。 (※同業内採用がNGといっているわけではありません。)履歴書に大手の職歴が記されているだけで期待してしまうような採用担当者がたくさんいます。そんなことだから、有象無象の集団が出来上がるのです。
Q3:「優秀な人材はそれなりの待遇で迎え入れる準備はあるのですか?」
もしも、「優秀なリーダー」を採用したいなら、それなりの待遇で迎え入れるのが当然です。(※もちろん、お金がすべてではありませんが。)ところが、多くの企業で、現社員とのバランスとか、社内規定を優先してしまう。「チームは強くしたいけど年俸は安いです」では、「人」など集まるわけがありません。また、こういう企業に限って、社内の教育制度も磨いていないから、「転職すれば何とかなる」と考え、業界内を転々とする人間ばかりが入社し、使えないまま中高年化することを繰り返すのです。
Q4:「広告宣伝方法は練り上げていますか?」
採用担当者は「どういう人」が欲しいのでしょうか?では、掲載している媒体は、その「欲しい人」が読むのでしょうか?例えばですが、「リーダー候補」が欲しいのなら、私のメルマガを使うといったことも一案なのではないでしょうか?もちろん、そういうサービスはしていませんが、私が言いたいことは、通り一遍の方法に頼って「結果が出ない」と嘆くのではなく、「よく考えよ!」ということです。
Q5:「採用担当者はどのような経歴の人ですか?」
ここまでの説明でおわかりと思いますが、「採用活動」というのは「マーケティング」なのです。(Q1~4も、「4P」で説明できます。)従って、「集めるセンス」のない者に採用活動はできません。だから、私は一貫して「最強のマネージャーを採用責任者にすべき」と主張しているのですが、多くが、所謂、総務人事畑のような人をそこに起用しています。
以上の5つの質問にプラスの方向で明確に回答できない限り、「リーダーの採用」は諦めた方がいいと思います。
こういうことを記すと、数秒後には「それは理想論で現実はそうはいかない!」という反論が聞こえてきそうですが、そういう会社は10年後も同じ悩みを抱えていればいいと思います。(※それまで会社があればですが。)
経営陣がそんなことを言っているから、いつまで経っても弱小軍団から抜け出せないのです。
「リーダー獲得」を真剣に考えるなら、上記を参考に1つずつ解決していくことでしょう!
******************
★メルマガ「リーダーシップ&マネジメント大学(L&M大学)」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
by fitnessbiz-01
| 2010-11-28 23:59