2010年 12月 07日
No.1184 12月7日(火):「部分改善」はダメだ! |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は意気上がる忘年会でハッピー!でした。
さて、先日の日経「健康」コーナーに「骨粗鬆症の予防にカルシウムを摂取のため牛乳を飲んだ人が高脂血症になることがある」という記事がありました。
私はこれを読んで「多くのフィットネスクラブのマネジメントとまったく同じだな」と笑ってしまいました。
くしくも、その記事には「人間の身体は部品の寄せ集めではない。病気の予防をバラバラに行なっても仕方ない」とも書いてあったわけですが、これは私が業界誌等で繰り返し指摘していることとまったく同じ意味です。
例えば、企業の生命線である「利益」について考えた場合、(「利益」という項目は)、「売上」、「原価」、「販売管理費」というフレームで表されます。
※ややこしいので、ここでは「営業利益」。
ここから「売上」だけを取り上げると、「在籍」、「単価」、「回収率」、「付帯収入」というフレームになり、さらに「在籍」だけを取り上げると、「マーケティング」、「セールス」、「見込み客」、「定着」、「紹介」、「休眠」、「流出」といったフレームになります。
当然のことながら、「原価」、「販売管理費」にも、それぞれ「着目すべきフレーム」があります。
もちろん、「リーダー」の役割責任は「利益」だけでなく、「お客さま満足」、「次期リーダーの育成」にも及ぶわけであり、そこにも数々の「着目すべきフレーム」があります。
こういった「全体像」を把握し、その上で各細部を「マネジメント」するのがリーダーの仕事になります。
※これを「マネジメント思考」という。
要するに、「部分」に着目することは、「一時しのぎ」にしかならないのです。
現場責任者を経験していれば、このことはスーッと懐に落ちると思います。
しかし、多くの方々の思考は違います。
目の前の課題を何とかすれば、全体に影響が及ぶと考えている。
まさに「病気の予防をバラバラに行なっても仕方ない」を地で行っているのです。
言い換えれば、「クラブ運営は部分策の寄せ集めではない。問題解決をバラバラに行なっても仕方ない」と言ったところでしょうか。
この時、「マネジメント思考」は「リーダー」にだけ求められているものではありません。
「マネジメント思考」は、入社初日から必要な考え方です。
そして、「マネジメント思考」は努力次第で、後天的にいくらでも身につけることができます。
「マネジメント」が身を助けるのです。
「私は数字が苦手」とか言っている人は甘えを捨てて、さっさと改善行動をすべきなのです!
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さて、先日の日経「健康」コーナーに「骨粗鬆症の予防にカルシウムを摂取のため牛乳を飲んだ人が高脂血症になることがある」という記事がありました。
私はこれを読んで「多くのフィットネスクラブのマネジメントとまったく同じだな」と笑ってしまいました。
くしくも、その記事には「人間の身体は部品の寄せ集めではない。病気の予防をバラバラに行なっても仕方ない」とも書いてあったわけですが、これは私が業界誌等で繰り返し指摘していることとまったく同じ意味です。
例えば、企業の生命線である「利益」について考えた場合、(「利益」という項目は)、「売上」、「原価」、「販売管理費」というフレームで表されます。
※ややこしいので、ここでは「営業利益」。
ここから「売上」だけを取り上げると、「在籍」、「単価」、「回収率」、「付帯収入」というフレームになり、さらに「在籍」だけを取り上げると、「マーケティング」、「セールス」、「見込み客」、「定着」、「紹介」、「休眠」、「流出」といったフレームになります。
当然のことながら、「原価」、「販売管理費」にも、それぞれ「着目すべきフレーム」があります。
もちろん、「リーダー」の役割責任は「利益」だけでなく、「お客さま満足」、「次期リーダーの育成」にも及ぶわけであり、そこにも数々の「着目すべきフレーム」があります。
こういった「全体像」を把握し、その上で各細部を「マネジメント」するのがリーダーの仕事になります。
※これを「マネジメント思考」という。
要するに、「部分」に着目することは、「一時しのぎ」にしかならないのです。
現場責任者を経験していれば、このことはスーッと懐に落ちると思います。
しかし、多くの方々の思考は違います。
目の前の課題を何とかすれば、全体に影響が及ぶと考えている。
まさに「病気の予防をバラバラに行なっても仕方ない」を地で行っているのです。
言い換えれば、「クラブ運営は部分策の寄せ集めではない。問題解決をバラバラに行なっても仕方ない」と言ったところでしょうか。
この時、「マネジメント思考」は「リーダー」にだけ求められているものではありません。
「マネジメント思考」は、入社初日から必要な考え方です。
そして、「マネジメント思考」は努力次第で、後天的にいくらでも身につけることができます。
「マネジメント」が身を助けるのです。
「私は数字が苦手」とか言っている人は甘えを捨てて、さっさと改善行動をすべきなのです!
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by fitnessbiz-01
| 2010-12-07 23:07