2010年 12月 12日
No.1189 12月12日(日):フィットネスお悩み相談Vol.176 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
※毎週日曜日は「フィットネスお悩み相談」をお届けしています。
【今回のお悩み内容】
「賞与のシーズンです。社員の多くは、会社の業績に関わらず『賞与を貰うのが当たり前』という感覚です。フィットネスビス社は年収制とお聞きしましたが、賞与は支払わないのでしょうか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
はい、所謂、賞与という形式では支払いません。
考えたこともありません。
私は賞与というのは、日本の給与制度における「過去の遺物」の最たる仕組みの1つだと思います。
もともと、「年収」という概念で評価されており、その上に業績に応じて「賞与」が上積みされるというなら理解できます。
※例えば、もともとの評価が年収評価が500万円で、賞与でプラス100万円というケース。
しかし、日本の賞与制度はまったく違います。
(年収500万円であれば)、月収を30万円くらいに押さえ込まれて、残りの140万円を賞与で「調整」されているのです。
つまり、賞与は経営側の「調整弁」なのです。
なのに、思考が停止した無邪気な多くの従業員はそれに気づかず、「ありがとうございます」なんて感謝している。
実体は、もともと貰えるものが「遅配」されているだけですよ。
こうやって組織に依存した「坊ちゃん嬢ちゃん社員」が仕組みとして増産されていくのです。
その末期的症状が、「業績に関わらず、貰うのが当たり前」という意識です。
ここまで「甘え」が成長(?)したら、その「依存ぶり」はもう救いようがありません。
だから、当社はあらかじめ年収と役割責任に対する「行動要件」を明確に定義した上で、それに対する実行レベルをもって「現在のあなたの評価はこのくらいです」として年収を決定しています。
※以前、フィットネスビジネス誌にも細かく記載しましたが、業績評価はしない。
当然、1ヶ月はその1/12です。
※だから、月々の額は多くなる。
その代わり、利益が出た場合は、「決算賞与」という形で上積みするようにしています。
※能力が伴わないで、「まぐれ」で結果を出した者には支払いません。
これで、「能力に応じた年収+実績による決算賞与」という、会社にも社員にも公正な仕組みが実現するわけです。
繰り返しますが、賞与というのは、既に前時代的な制度だと思います。
「貰えることが前提」になっている賞与など意味がないのです。
ましてや、ロクに結果も出していないような人間に、慣行で賞与を支払うようなことは、今すぐやめるべきでしょう。
もっと、現実的で公正で達成感ある制度に変えていくべきだと思います。
******************
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
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はい、所謂、賞与という形式では支払いません。
考えたこともありません。
私は賞与というのは、日本の給与制度における「過去の遺物」の最たる仕組みの1つだと思います。
もともと、「年収」という概念で評価されており、その上に業績に応じて「賞与」が上積みされるというなら理解できます。
※例えば、もともとの評価が年収評価が500万円で、賞与でプラス100万円というケース。
しかし、日本の賞与制度はまったく違います。
(年収500万円であれば)、月収を30万円くらいに押さえ込まれて、残りの140万円を賞与で「調整」されているのです。
つまり、賞与は経営側の「調整弁」なのです。
なのに、思考が停止した無邪気な多くの従業員はそれに気づかず、「ありがとうございます」なんて感謝している。
実体は、もともと貰えるものが「遅配」されているだけですよ。
こうやって組織に依存した「坊ちゃん嬢ちゃん社員」が仕組みとして増産されていくのです。
その末期的症状が、「業績に関わらず、貰うのが当たり前」という意識です。
ここまで「甘え」が成長(?)したら、その「依存ぶり」はもう救いようがありません。
だから、当社はあらかじめ年収と役割責任に対する「行動要件」を明確に定義した上で、それに対する実行レベルをもって「現在のあなたの評価はこのくらいです」として年収を決定しています。
※以前、フィットネスビジネス誌にも細かく記載しましたが、業績評価はしない。
当然、1ヶ月はその1/12です。
※だから、月々の額は多くなる。
その代わり、利益が出た場合は、「決算賞与」という形で上積みするようにしています。
※能力が伴わないで、「まぐれ」で結果を出した者には支払いません。
これで、「能力に応じた年収+実績による決算賞与」という、会社にも社員にも公正な仕組みが実現するわけです。
繰り返しますが、賞与というのは、既に前時代的な制度だと思います。
「貰えることが前提」になっている賞与など意味がないのです。
ましてや、ロクに結果も出していないような人間に、慣行で賞与を支払うようなことは、今すぐやめるべきでしょう。
もっと、現実的で公正で達成感ある制度に変えていくべきだと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2010-12-12 21:57