2010年 12月 31日
No.1208 12月31日(金):2010年の「まとめ」。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は高速道路走行中に予想外の富士山を見ることができてラッキー!でした。
さて、本日は大晦日です。そこで、(恒例のようになっている)、当社が今年、力点を置いた5分野について、簡単に「まとめ」をしてみたいと思います。
1、クラブ運営
独立以来、一人のOBとしてフランチャイズ権を取得し、経営してきたルネサンス目黒店を6月で閉店しました。一部では「業績悪化」のように思われたようですが、私たちとしては、きちんと利益を出した上での、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)に基づく、「選択的撤退」であり、「戦略的撤退」でした。お客さまには大変申し訳ない思いがありましたが、社員と会社の将来を考えた「経営判断」としては正しかったと思っています。ちなみに、(自分でいうのもなんですが・・)「OBが多額の投資をしてフランチャイズ権を買い取り経営する」というのは勇気ある画期的行動だと思うのですが、それに対し、あまり評価を受けられなかったことには寂しい思いがありました。
2、JV運営
上記に伴い、8月から「JV運営(共同運営)」という新たなスキームをスタートさせました。現在は従来からのパートナー企業であった板宿開発株式会社様(ブランド名:VIVA板宿さん)と株式会社スカイ様(ブランド名:ヘミングさん)に当社社員が役職者等で向かっています。私はこの方式は双方の得意分野が、双方の不得意分野を補完する素晴らしい方法だと思っています。一部では劇的に利益改善するなど、「コトラーの企業変革法則」に基づく「短期的成果」を達成しました。この「成果」を基盤(自信)としながら、ここから先どれだけ「利益」と「お客様満足」を向上させられるかが勝負です。2011年は協力関係を推進し、一切の妥協をせずに「運営力」に磨きをかけるつもりでいます。
3、マネジメント指導
パートナー企業さまの会議に参加し、「利益」と「サービス」をマネジメントしています。本社の会議に出る場合は前者、店舗の会議に出る場合は両方が達成目標になります。業界全般の傾向として「マネジメント」の精度が低すぎると思います。何年も言い続けていることですが、週次の会議をやっていないとか、コストのマネジメントは月に1回ですとか、サービスチェックの基準がありませんとか、これで「業績向上」を口にすること自体が間違っているのです。自社に課題があると感じている企業さまは、当社のサポートのもと、マネジメントの根本を見直してはどうかと思います。経営陣が本気ならクラブは確実に変わります。当然、甘ければ表面しか変わりません。
4、開業・リノベーション集客
2011年に新規オープン・リノベーションオープンする複数物件の準備をしています。これも業界全般の課題だと思うのですが、この種の「オープン」に対しては課題があり過ぎると思います。「新業態論」も結構なのですが、もっと「やるべきことは何か」という部分を追及する必要があります。いつも言うことですが、市場力、商品力、収益力、集客力、運営力の5要素が相乗効果を発揮しない限り、事業は上手くいきません。その各要素を厳しく追及することなく、単なるラッキーを「成功」と勘違いしたり、明らかな能力不足、判断ミスによる「人災」を「立地が悪い」、「業態が悪い」などと結論付けるのは実に問題があると思います。
5、ビジネスリーダー育成
今年は業界セミナーだけでなく、企業さまから「社員研修講師」としてお呼ばれする機会が増えました。その中で、私が強調するのは「自立」です。何故なら、子どもから大人になるのと同じで、人に依存しているうちは、何1つ自己実現などしないからです。しかし、多くの企業の教育はそうなっていません。「自立」、つまり、日々の「基本習慣」を厳しく求めることなく、マーケティングとかセールスとかを教えたり、多能な職務を覚えさせたりするのは本末転倒です。若い時期からサバイバル競争を生き抜く能力を鍛える必要があるのです。来年からはメルマガテーマも「自立」とし、「自立型リーダー」の育成支援に力を入れるつもりでいます。
考えてみれば、現状のフィットネス業界に対し、一貫して厳しめの提言を続けている私が、上記のような分野で仕事をさせていただけるようになったということは、幸せなことであると同時に不思議なことであるとも思っています。
しかし、それは自社の現状に危機感を持ち、「本当にいいクラブをつくるにはどうしたらいいか」ということを真剣に考え出した経営者・経営陣が増えてきたことの表れだとも思っています。
来年は独立4年目となります。
当社にとっての第2ステージは、そういった経営者・経営陣の皆さまと、「フィットネスこそ最高のライフスタイル」という価値観を人々に広めていきたいと思っています。
本日が本年最後のブログになります。
私には「つぶやき(ツイッター)」は向いていません。
自分の言葉は140字では表現できないし、携帯電話(携帯端末)に主体があり、それを四六時中チェックしているような生活をしたくないからです。
今後も自分という軸を持って、家族や社内外を問わない同志(仲間)と「人生」をやっていきたいと思います。
2010年も本ブログをご愛読いただきありがとうございました。
*****************
★メルマガ「リーダーシップ&マネジメント大学(L&M大学)」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
こんにちは。遠藤です。今日は高速道路走行中に予想外の富士山を見ることができてラッキー!でした。
さて、本日は大晦日です。そこで、(恒例のようになっている)、当社が今年、力点を置いた5分野について、簡単に「まとめ」をしてみたいと思います。
1、クラブ運営
独立以来、一人のOBとしてフランチャイズ権を取得し、経営してきたルネサンス目黒店を6月で閉店しました。一部では「業績悪化」のように思われたようですが、私たちとしては、きちんと利益を出した上での、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)に基づく、「選択的撤退」であり、「戦略的撤退」でした。お客さまには大変申し訳ない思いがありましたが、社員と会社の将来を考えた「経営判断」としては正しかったと思っています。ちなみに、(自分でいうのもなんですが・・)「OBが多額の投資をしてフランチャイズ権を買い取り経営する」というのは勇気ある画期的行動だと思うのですが、それに対し、あまり評価を受けられなかったことには寂しい思いがありました。
2、JV運営
上記に伴い、8月から「JV運営(共同運営)」という新たなスキームをスタートさせました。現在は従来からのパートナー企業であった板宿開発株式会社様(ブランド名:VIVA板宿さん)と株式会社スカイ様(ブランド名:ヘミングさん)に当社社員が役職者等で向かっています。私はこの方式は双方の得意分野が、双方の不得意分野を補完する素晴らしい方法だと思っています。一部では劇的に利益改善するなど、「コトラーの企業変革法則」に基づく「短期的成果」を達成しました。この「成果」を基盤(自信)としながら、ここから先どれだけ「利益」と「お客様満足」を向上させられるかが勝負です。2011年は協力関係を推進し、一切の妥協をせずに「運営力」に磨きをかけるつもりでいます。
3、マネジメント指導
パートナー企業さまの会議に参加し、「利益」と「サービス」をマネジメントしています。本社の会議に出る場合は前者、店舗の会議に出る場合は両方が達成目標になります。業界全般の傾向として「マネジメント」の精度が低すぎると思います。何年も言い続けていることですが、週次の会議をやっていないとか、コストのマネジメントは月に1回ですとか、サービスチェックの基準がありませんとか、これで「業績向上」を口にすること自体が間違っているのです。自社に課題があると感じている企業さまは、当社のサポートのもと、マネジメントの根本を見直してはどうかと思います。経営陣が本気ならクラブは確実に変わります。当然、甘ければ表面しか変わりません。
4、開業・リノベーション集客
2011年に新規オープン・リノベーションオープンする複数物件の準備をしています。これも業界全般の課題だと思うのですが、この種の「オープン」に対しては課題があり過ぎると思います。「新業態論」も結構なのですが、もっと「やるべきことは何か」という部分を追及する必要があります。いつも言うことですが、市場力、商品力、収益力、集客力、運営力の5要素が相乗効果を発揮しない限り、事業は上手くいきません。その各要素を厳しく追及することなく、単なるラッキーを「成功」と勘違いしたり、明らかな能力不足、判断ミスによる「人災」を「立地が悪い」、「業態が悪い」などと結論付けるのは実に問題があると思います。
5、ビジネスリーダー育成
今年は業界セミナーだけでなく、企業さまから「社員研修講師」としてお呼ばれする機会が増えました。その中で、私が強調するのは「自立」です。何故なら、子どもから大人になるのと同じで、人に依存しているうちは、何1つ自己実現などしないからです。しかし、多くの企業の教育はそうなっていません。「自立」、つまり、日々の「基本習慣」を厳しく求めることなく、マーケティングとかセールスとかを教えたり、多能な職務を覚えさせたりするのは本末転倒です。若い時期からサバイバル競争を生き抜く能力を鍛える必要があるのです。来年からはメルマガテーマも「自立」とし、「自立型リーダー」の育成支援に力を入れるつもりでいます。
考えてみれば、現状のフィットネス業界に対し、一貫して厳しめの提言を続けている私が、上記のような分野で仕事をさせていただけるようになったということは、幸せなことであると同時に不思議なことであるとも思っています。
しかし、それは自社の現状に危機感を持ち、「本当にいいクラブをつくるにはどうしたらいいか」ということを真剣に考え出した経営者・経営陣が増えてきたことの表れだとも思っています。
来年は独立4年目となります。
当社にとっての第2ステージは、そういった経営者・経営陣の皆さまと、「フィットネスこそ最高のライフスタイル」という価値観を人々に広めていきたいと思っています。
本日が本年最後のブログになります。
私には「つぶやき(ツイッター)」は向いていません。
自分の言葉は140字では表現できないし、携帯電話(携帯端末)に主体があり、それを四六時中チェックしているような生活をしたくないからです。
今後も自分という軸を持って、家族や社内外を問わない同志(仲間)と「人生」をやっていきたいと思います。
2010年も本ブログをご愛読いただきありがとうございました。
*****************
★メルマガ「リーダーシップ&マネジメント大学(L&M大学)」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
by fitnessbiz-01
| 2010-12-31 17:04