2011年 01月 20日
No.1228 1月20日(木):続:数字の「背後」。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は研修会参加で、某ソフトのスキルが劇的に向上しラッキー!でした。
さて、本日は「数字4部作」の3回目の予定でしたが、昨日の「数字の背後を認識することが大切」について、わかりやすい新聞記事があったので、そちらの内容を挟みます。
それは、「大卒就職率68.8%」という「数字」です。
これを読んだ人は、どういったことを感じるのでしょう?
「68.8%ということは3人に2人か。ということは、3人に1人が就職できないということか。」
「自分の時は80%だったな。この数年で就職状況は大きく変わったものだ。」
「(同じ記事内で)短大卒は45.3%か。やはり企業は大卒を求めているのだな。」
「自分の時じゃなくて良かった、就職できている自分はもっと頑張ろう。」
思いつくままにいくつか挙げてみましたが、こんな感じで考えた人は、既に「負け戦の領域」に完全に入っていると思います。
就職難というのは学生の問題ではありません。
各企業であり国力の問題です。
企業や国の収益力や競争力の問題です。
この前提から考えれば、「就職難問題」の思考はこうなります。
※あくまでも一例です。
各企業の競争力が低下している。
↓
ということは、優秀な人が優先的に求められる。
↓
優秀な人に年齢は関係あるか。
↓
ない!
↓
自分は何才だ?
↓
中高年だ!(※私の定義では30才以上は中高年です。)
↓
自分には企業(経営者)に必要とされるようなスキルがあるか?
↓
これもない!
↓
一方で就職難の学生達はとにかく仕事がしたい。
↓
ということは・・
↓
多少、条件が悪くても入社する。
↓
では、自分は「条件の悪い新卒並み」の待遇でいいか?
↓
それは困る!
↓
しかし、企業はスキルもノビシロもない中高年と、安価な労働条件でも優秀な人材になる可能性があり、仕事をしたがっている若者とどちらを採用するか?
↓
若者に決まっている。
↓
アーメン・・。
あまりにも単純な例で恐縮ですが、これが「大卒就職率68.8%」から考える「背後」です。
「学生難」と思えた記事は、なんと「自分の生存」にもかかわる問題だったのです!
いずれにせよ、何事も数字だけを見て一喜一憂するのではなく、「背後を掘り下げて考えること」が欠かせないということです。
明日は、昨日の予告通り「数字力を鍛えるには」を記載する予定(たぶん)です。
*****************
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「68.8%ということは3人に2人か。ということは、3人に1人が就職できないということか。」
「自分の時は80%だったな。この数年で就職状況は大きく変わったものだ。」
「(同じ記事内で)短大卒は45.3%か。やはり企業は大卒を求めているのだな。」
「自分の時じゃなくて良かった、就職できている自分はもっと頑張ろう。」
思いつくままにいくつか挙げてみましたが、こんな感じで考えた人は、既に「負け戦の領域」に完全に入っていると思います。
就職難というのは学生の問題ではありません。
各企業であり国力の問題です。
企業や国の収益力や競争力の問題です。
この前提から考えれば、「就職難問題」の思考はこうなります。
※あくまでも一例です。
各企業の競争力が低下している。
↓
ということは、優秀な人が優先的に求められる。
↓
優秀な人に年齢は関係あるか。
↓
ない!
↓
自分は何才だ?
↓
中高年だ!(※私の定義では30才以上は中高年です。)
↓
自分には企業(経営者)に必要とされるようなスキルがあるか?
↓
これもない!
↓
一方で就職難の学生達はとにかく仕事がしたい。
↓
ということは・・
↓
多少、条件が悪くても入社する。
↓
では、自分は「条件の悪い新卒並み」の待遇でいいか?
↓
それは困る!
↓
しかし、企業はスキルもノビシロもない中高年と、安価な労働条件でも優秀な人材になる可能性があり、仕事をしたがっている若者とどちらを採用するか?
↓
若者に決まっている。
↓
アーメン・・。
あまりにも単純な例で恐縮ですが、これが「大卒就職率68.8%」から考える「背後」です。
「学生難」と思えた記事は、なんと「自分の生存」にもかかわる問題だったのです!
いずれにせよ、何事も数字だけを見て一喜一憂するのではなく、「背後を掘り下げて考えること」が欠かせないということです。
明日は、昨日の予告通り「数字力を鍛えるには」を記載する予定(たぶん)です。
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by fitnessbiz-01
| 2011-01-20 21:13