2011年 04月 18日
No.1316 4月18日(月):JALに見る企業変革の「段階」。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日は議論に筋トレに充実していました。
さて、地震で国内が動揺している隙に、経営再建中の日本航空(JAL)が、東京地裁から会社更生手続きの終結決定を受けました。
記事によると、経営破綻後に残っていた、約3950億円の借金も一括返済し、営業利益も▲1340億円程度の赤字から、1750億くらいの黒字に転換されたようです。
ご高齢の中、火中の栗を拾った稲森和夫氏の献身的人生には頭が下がりますし、尊敬に値します。
しかし、問題はこれからだと思います。
私たちは、業界誌等で「企業変革の5STEP」として以下を公言しています。
1、理念の変革
2、戦略とポジショニングの変革
3、マネジメントと現場の変革
4、人の変革
5、企業文化の変革
JALの(今回の)再建は、便数の削減、1万人級の社員リストラ、ジャンボの売却、そして、未だANAとの二大巨頭化が維持されていることによる売上の維持によるものです。
ということは、これは「売上経費構造を変えて、利益が出るようにした」ということになるので、まだ「2STEP目」であることがわかります。
※理念があるのかはよくわかりませんが・・。
だから、これからが大変なのです。
ましてや、今後はLCCなどが参入するでしょうし、JAL社内おいて、再建前はお役所体質丸出しで、まったく機能していなかったと思われる「マネジメント」が、厳しく機能する体制になっていない限り、再建は失敗に終わると思います。
と言いつつも、ここまでは「必要なSTEPだった」と思います。
たるんだ組織の変革には、強固な理念を掲げ、大胆に組織を変えた上で、「利益が出る構造」にすることが不可欠です。
現場の変革や、人の変革には時間が掛かります。
例えば、日航が今回の再建策で以下の優先順位をつけていたらどうなったでしょう?
1、キャビンアテンダントの接客強化による差別化
2、パイロットのプロフェッショナル化の推進
3、空港付帯収入の強化
まぁ、1ヶ月で滅びていたでしょう。
「1STEP」と「2STEP」を飛び越えては、真の企業変革はできないのです。
でも、フィットネス業界には、目先の策をチョロチョロ導入することで業績を改善させようとする人が多いですね。
これでは何も変わりません。
変わったと思っても、数ヶ月で元通りになります。
JALの事例は不振店の再建を考えるにあたって、恰好の参考材料になると思います。
*****************
★~成長を目指すリーダー必読のメルマガ~「自立せよ!」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
こんにちは。遠藤です。今日は議論に筋トレに充実していました。
さて、地震で国内が動揺している隙に、経営再建中の日本航空(JAL)が、東京地裁から会社更生手続きの終結決定を受けました。
記事によると、経営破綻後に残っていた、約3950億円の借金も一括返済し、営業利益も▲1340億円程度の赤字から、1750億くらいの黒字に転換されたようです。
ご高齢の中、火中の栗を拾った稲森和夫氏の献身的人生には頭が下がりますし、尊敬に値します。
しかし、問題はこれからだと思います。
私たちは、業界誌等で「企業変革の5STEP」として以下を公言しています。
1、理念の変革
2、戦略とポジショニングの変革
3、マネジメントと現場の変革
4、人の変革
5、企業文化の変革
JALの(今回の)再建は、便数の削減、1万人級の社員リストラ、ジャンボの売却、そして、未だANAとの二大巨頭化が維持されていることによる売上の維持によるものです。
ということは、これは「売上経費構造を変えて、利益が出るようにした」ということになるので、まだ「2STEP目」であることがわかります。
※理念があるのかはよくわかりませんが・・。
だから、これからが大変なのです。
ましてや、今後はLCCなどが参入するでしょうし、JAL社内おいて、再建前はお役所体質丸出しで、まったく機能していなかったと思われる「マネジメント」が、厳しく機能する体制になっていない限り、再建は失敗に終わると思います。
と言いつつも、ここまでは「必要なSTEPだった」と思います。
たるんだ組織の変革には、強固な理念を掲げ、大胆に組織を変えた上で、「利益が出る構造」にすることが不可欠です。
現場の変革や、人の変革には時間が掛かります。
例えば、日航が今回の再建策で以下の優先順位をつけていたらどうなったでしょう?
1、キャビンアテンダントの接客強化による差別化
2、パイロットのプロフェッショナル化の推進
3、空港付帯収入の強化
まぁ、1ヶ月で滅びていたでしょう。
「1STEP」と「2STEP」を飛び越えては、真の企業変革はできないのです。
でも、フィットネス業界には、目先の策をチョロチョロ導入することで業績を改善させようとする人が多いですね。
これでは何も変わりません。
変わったと思っても、数ヶ月で元通りになります。
JALの事例は不振店の再建を考えるにあたって、恰好の参考材料になると思います。
*****************
★~成長を目指すリーダー必読のメルマガ~「自立せよ!」の無料登録、本ブログへのご意見、ご感想等は本ページ上部の各フォームよりお願いします。
※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
by fitnessbiz-01
| 2011-04-18 21:24