2011年 05月 23日
No.1351 5月23日(月):「自己の甘さ」を痛烈に反省・・。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。先日、前腕のヒビが治った長男に続き、今日は次男が小指にヒビが入った模様です。(今日は夜間診療で正式診断されず。)長男と同じ練習中の接触からの転倒なのですが、「やれやれ・・」という感じです。
さて、本日、録画したままになっていたカンブリア宮殿を観たら、アメリカなど多くの国で超人気レストランを展開する森本正治氏が出ていました。
森本氏は経営者兼シェフとして、革新的な和風料理店をマンハッタン等に出店し、地元ではイチロー選手や松井選手より有名な日本人と報じられていました。
私は番組を観ながら、自分の思いを確信したり、はたまた、自分の乱れている部分を正される思いがしました。
それは大きく以下の3点です。
1つ目は、森本さんはこれほどの繁盛店なのに、7店しか経営していないということです。
※7店も凄いですが、番組上からはもっと展開していい実力に推察される。
森本さんは「人を教育しない限り出店しない」と断言していました。
これは私の信念であり、哲学の1つです。
そんなこともあり、私はこれまで、「フィットネスクラブはフランチャイズモデルに向いていない」と繰り返し公言しています。
「人」が育つ前に出店すれば、その「内部」は様々なことが劣悪になります。
念のため言っておけば、「フランチャイズモデル」を否定しているのではありません。
「それでもOKです」という企業や人が、フランチャイズ展開には向いているということであり、「当社はサービスがいい」と主張する人が、フランチャイズ展開を目指すのは矛盾していると言いたいだけです。このことは経験上からも断言できます。
2つ目は、森本氏が「味に命を懸けている」と言い切っていたことです。
しかし、森本氏は「味は店全体の価値観の3割でしかない」といわれます。
では、残りの7割は何かというと、「接客やスタッフ、身だしなみなどである」というのです。
これらのトータルで店は完成するというのです。
この姿勢こそが、3つ目の学びにつながるのですが、同社では実に厳しい社員研修が展開されていました。
私はその光景に感動するとともに、強烈に自己の甘さを痛感しました。
「ここまで厳しくやらないと、目指しているものなど到底実現できない」と。
多くのクラブが「質で勝負」とか「人で勝負」と言っています。
しかし、そのほとんどに社員教育は存在していません。
当社の伊藤から聞いたのですが、アメリカの小売業では、ディスカウントモデルの台頭によってかつてのコアモデルを維持しながら同等の価格設定が続けられているのはわずか30%以下だということです。(※時価総額に占めるモデルの割合で比較した場合)
多くが価格圧力に耐えられないわけです。
フィットネス業界も低価格クラブが台頭しています。
この対抗措置として、多くのクラブがやっていることは、「値下げ」です。
しかし、この結末は、アメリカ小売業の「デジャブ」のように、流れに飲まれたまま段階的に利益を減じ淘汰の道を歩むか、または、ディカウントモデルに自らの土俵を転じるかしかないと思います。
要するに、「低価格モデルの餌食」となるのです。
それに抵抗し、「うちはそのどちらでもない、30%に入る!」と言っているほとんどの会社は、利益も在籍も落ちる一方になると予想されます。
何故なら、現実が「前述した3点のような精神」がないからです。
今週の金曜日(27日)に迫った、当社セミナーではこのあたりの掘り下げもふんだんにする予定なので、参加される方は楽しみにしていてください!
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
こんにちは。遠藤です。先日、前腕のヒビが治った長男に続き、今日は次男が小指にヒビが入った模様です。(今日は夜間診療で正式診断されず。)長男と同じ練習中の接触からの転倒なのですが、「やれやれ・・」という感じです。
さて、本日、録画したままになっていたカンブリア宮殿を観たら、アメリカなど多くの国で超人気レストランを展開する森本正治氏が出ていました。
森本氏は経営者兼シェフとして、革新的な和風料理店をマンハッタン等に出店し、地元ではイチロー選手や松井選手より有名な日本人と報じられていました。
私は番組を観ながら、自分の思いを確信したり、はたまた、自分の乱れている部分を正される思いがしました。
それは大きく以下の3点です。
1つ目は、森本さんはこれほどの繁盛店なのに、7店しか経営していないということです。
※7店も凄いですが、番組上からはもっと展開していい実力に推察される。
森本さんは「人を教育しない限り出店しない」と断言していました。
これは私の信念であり、哲学の1つです。
そんなこともあり、私はこれまで、「フィットネスクラブはフランチャイズモデルに向いていない」と繰り返し公言しています。
「人」が育つ前に出店すれば、その「内部」は様々なことが劣悪になります。
念のため言っておけば、「フランチャイズモデル」を否定しているのではありません。
「それでもOKです」という企業や人が、フランチャイズ展開には向いているということであり、「当社はサービスがいい」と主張する人が、フランチャイズ展開を目指すのは矛盾していると言いたいだけです。このことは経験上からも断言できます。
2つ目は、森本氏が「味に命を懸けている」と言い切っていたことです。
しかし、森本氏は「味は店全体の価値観の3割でしかない」といわれます。
では、残りの7割は何かというと、「接客やスタッフ、身だしなみなどである」というのです。
これらのトータルで店は完成するというのです。
この姿勢こそが、3つ目の学びにつながるのですが、同社では実に厳しい社員研修が展開されていました。
私はその光景に感動するとともに、強烈に自己の甘さを痛感しました。
「ここまで厳しくやらないと、目指しているものなど到底実現できない」と。
多くのクラブが「質で勝負」とか「人で勝負」と言っています。
しかし、そのほとんどに社員教育は存在していません。
当社の伊藤から聞いたのですが、アメリカの小売業では、ディスカウントモデルの台頭によってかつてのコアモデルを維持しながら同等の価格設定が続けられているのはわずか30%以下だということです。(※時価総額に占めるモデルの割合で比較した場合)
多くが価格圧力に耐えられないわけです。
フィットネス業界も低価格クラブが台頭しています。
この対抗措置として、多くのクラブがやっていることは、「値下げ」です。
しかし、この結末は、アメリカ小売業の「デジャブ」のように、流れに飲まれたまま段階的に利益を減じ淘汰の道を歩むか、または、ディカウントモデルに自らの土俵を転じるかしかないと思います。
要するに、「低価格モデルの餌食」となるのです。
それに抵抗し、「うちはそのどちらでもない、30%に入る!」と言っているほとんどの会社は、利益も在籍も落ちる一方になると予想されます。
何故なら、現実が「前述した3点のような精神」がないからです。
今週の金曜日(27日)に迫った、当社セミナーではこのあたりの掘り下げもふんだんにする予定なので、参加される方は楽しみにしていてください!
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by fitnessbiz-01
| 2011-05-23 22:41