No.1395 7月5日（火）：２つ目の「方向性」。

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こんにちは。遠藤です。実は一昨日は結婚記念日でした。ブログの流れ上、書けなかったのですが、あれから１８年とは早いものです。

さて、昨日は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ（ＣＣＣ）の今後の戦略としての「大型複合化」を取り上げ、それは、フィットネス業界も参考にすべき、「今後の生き残り策（競争力強化策）の３つのうちの１つ」と記しましたが、今日の新聞には、もう１つ参考になる記事がありました。
※昨日も記しましたが、詳細は７月２５日発売のフィットネスビジネス誌の特集記事ということで。と言いつつ、結構書いていますが・・。

それは、ルネサンスさんやセントラルさんが「介護」に特化した事業を始めるという記事です。

これは「大型複合化」に対抗する「絞り込み化」になります。
※あと、（若干シニカルですが・・）、高齢化した会員様層の１つの受け入れモデルとしても悪くないと思います。

しかし、ここには大きな課題があります。

それは、（昨日、似たようなことを記しましたが）各企業がビジネスモデルに対して、自社の企業文化や企業体質をマッチングさせられるか否かということです。

かつて、カーブスさんが登場した際も、多くの企業が類似業態を出しましたが、ことごとく上手くいっていません。

それは、上記の通り、ビジネスモデルと企業体質が合っていないからです。

方向性や人事などで矛盾が生じ、取り組みが中途半端になるのです。

これまでも様々なアイデアや新業態が出ては消えるのは、このことが大きく関係していると私は思います。

だから、ある部分に特化したいのであれば、別会社にするとか、完全な事業部制にして予算執行からの全権限を責任者に任せるとか、そういうことをしないと、「いつか来た道」をたどる可能性が高いと思います。

時流や機会に乗って、新業態等を出すことは、さほど、難しくありません。

が、それを軌道に乗せるのは、「信念あってこそ」です。

大手２社には、当業界の可能性を拡げるためにも、是非、頑張っていただきたいと思います。

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