No.1410 7月20日（水）：成長期のマネージャー不足。

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こんにちは。遠藤です。今日も本ブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、本日の日経産業新聞の「ＶＢ経営　虎の巻」に掲載されていた、進藤晶弘氏（メガチップス会長）の「成長期のマネージャー不足」は、非常に的を突いており、多くの企業が見習うべき内容だったと思います。

要約すると以下の通りです。

・成長過程に入ったベンチャー企業（＝中小企業の意）が抱える共通の問題はマネージャー経験のない人がマネージャーになることによって起こる組織運営の問題だ。

・その役職に対して、発揮しなければならないスキルを身につけた人材が乏しい。

・特に、中小企業は育成に欠ける時間もなく、未熟なままで重要な地位を任せざるをえないが、だからといって、マネージャー不足を中途採用で解決しようとすると副作用に苦しむ。
※副作用＝内部亀裂や協力体制の不備等により、内向きにエネルギーを割く時間。

・（筆者は）係長から事業部長までを経験し創業したわけだが、それ故、それぞれのマネジメント層で求められる能力を習得することができた。一気に階層を飛び越えてマネジメントをすることは至極難しいし、専門分野でやってきた人がマネージャーをやるには、スキルだけでなく、意識や精神面の強化が不可欠となる。

などなど。

まったくの「正論」だと思います。

しかし、この「正論」が通じないのが、（必須の指摘通り）多くの企業の実態なのでしょう。

フィットネス業界も以下のような事象が乱発しています。

・「立場が人を育てる」を身勝手に解釈したかのような、無謀なマネージャー登用。

・理念なき、その場しのぎの中途採用。

・マネジメント職よりも専門職に安住を求める多くの社員。

・育成責任をまったく果たしていないのに、「結果を出せ」と迫る営業部長クラス。

このようなことは、まさに「組織運営の問題」を引き起こすだけです。

筆者は最後にこう結んでいます。

「正しいマネジメントスキルを身につけるには、ある程度の時間が必要であることを理解し、その育成環境を整えることが大切だ。」

若手を育成する「仕組み」や「考え方」を持たないスポーツチームが勝てるでしょうか？

勝てるはずがありません。

将来を見据えて、今すぐ取り組むべき施策だと思います。

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