2011年 07月 26日
No.1416 7月26日(火):「真の自立」を目指すなら。 |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。今日も本ブログをご覧いただきありがとうございます。
さて、某有名ニュースサイトに、担当記者が書いたという以下の記事がありました。
「東日本大震災後で見られた日本人の絆の深さと、買い占めなどの個人主義。『自立したオトナ』が見せた2つの行動に、社会が子供たちに言う『自立せよ』の意味とは何なのかとの疑問を感じた。」
というもの。
私は「自立せよ」という、「まったくそのまま」のメルマガを書いていますから、きちんと見解を述べておきます。
記事には以下のような記載(疑問)もありました。
「個と社会、自立と絆。相反するように感じる2つは、いずれも我々の中で両立させるべきものとして求められてきたものである。」
そもそも、この前提がおかしいのです。
「個と社会」、「自立と絆」は相反するものでなく、相乗効果を発揮するものです。
家族で考えればわかりやすいと思いますが、家族個々の幸せと、家族の幸せは相反するものではなく、双方が成立することによって実現するものです。
この時、家族個々が「自立」せずに、それぞれに「依存」していれば、この家族は幸せにはなれません。全員が子ども同士のようなものだからです。
また、「買い占め」を「自立したオトナの行動」としていますが、「買い占め」などは「依存」の最たるもので、「自立」の最相反を成す価値観だと思います。
そして、記事では「40才までの独立を強制している会社社長」にインタビューをし(疑問をぶつけ)ながら、(その社長の)コメントを紹介しています。
「自立というのは、自分1人だけ生きられれば良いという意味ではないと思うんです。それでは行き過ぎた個人主義が横行してしまう。1人で生きられる力を身につけたうえで、周囲を見渡す力を養う。弱者の気持ちを理解して何かを譲ることができてこそ、本当の意味での自立と言えるのではないでしょうか。」
「実にまっとう」な見解だと思うのですが、それを聞いて、「奥歯にはさまっていた何かがポロリと取れたような気がした」とコメントし、最後には、「自立とはどのようなものなのか。自分や家族だけでなく、周囲のことも考えられる自立であってほしいと、切に願う」などと結んでいました。
私からしたら、「そんな哲学もないままに、今まで記者として記事を書いてきたのか?!」ということです。
社説などの各種新聞記事もそうですが、記者の人生観とか価値観とかが、あまりにも希薄だと思います。
世の中には、一定の方針に沿って進めていることが、少し上手くいかなくなると、すぐに異を唱え出し、その事柄の矛盾を、もっともらしくほじくり出す人がいます。
大事なことは、「もともとどう考えていたのか」という信念や哲学を基準に物事を論じることです。
そういう概念もなく、もともと何も考えていないのに、結果や事柄にすかさず反応し、「ああでもない、こうでもない」と理屈をつけるのがもっとも良くないのです。
実は、本日は予定していた内容があったのですが、それも、このような「反応的」な記事の問題点を記したものでした。
※それは明日に(あくまで予定)。
「真の自立」を目指すなら、こういう記事にいちいち影響を受けないことが大切だと思います。
★2011年8月22日(月)開催の勉強会。お申込み受付中!
テーマ:「もっと成長の話をしよう!」
※詳細はこちらです。
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さて、某有名ニュースサイトに、担当記者が書いたという以下の記事がありました。
「東日本大震災後で見られた日本人の絆の深さと、買い占めなどの個人主義。『自立したオトナ』が見せた2つの行動に、社会が子供たちに言う『自立せよ』の意味とは何なのかとの疑問を感じた。」
というもの。
私は「自立せよ」という、「まったくそのまま」のメルマガを書いていますから、きちんと見解を述べておきます。
記事には以下のような記載(疑問)もありました。
「個と社会、自立と絆。相反するように感じる2つは、いずれも我々の中で両立させるべきものとして求められてきたものである。」
そもそも、この前提がおかしいのです。
「個と社会」、「自立と絆」は相反するものでなく、相乗効果を発揮するものです。
家族で考えればわかりやすいと思いますが、家族個々の幸せと、家族の幸せは相反するものではなく、双方が成立することによって実現するものです。
この時、家族個々が「自立」せずに、それぞれに「依存」していれば、この家族は幸せにはなれません。全員が子ども同士のようなものだからです。
また、「買い占め」を「自立したオトナの行動」としていますが、「買い占め」などは「依存」の最たるもので、「自立」の最相反を成す価値観だと思います。
そして、記事では「40才までの独立を強制している会社社長」にインタビューをし(疑問をぶつけ)ながら、(その社長の)コメントを紹介しています。
「自立というのは、自分1人だけ生きられれば良いという意味ではないと思うんです。それでは行き過ぎた個人主義が横行してしまう。1人で生きられる力を身につけたうえで、周囲を見渡す力を養う。弱者の気持ちを理解して何かを譲ることができてこそ、本当の意味での自立と言えるのではないでしょうか。」
「実にまっとう」な見解だと思うのですが、それを聞いて、「奥歯にはさまっていた何かがポロリと取れたような気がした」とコメントし、最後には、「自立とはどのようなものなのか。自分や家族だけでなく、周囲のことも考えられる自立であってほしいと、切に願う」などと結んでいました。
私からしたら、「そんな哲学もないままに、今まで記者として記事を書いてきたのか?!」ということです。
社説などの各種新聞記事もそうですが、記者の人生観とか価値観とかが、あまりにも希薄だと思います。
世の中には、一定の方針に沿って進めていることが、少し上手くいかなくなると、すぐに異を唱え出し、その事柄の矛盾を、もっともらしくほじくり出す人がいます。
大事なことは、「もともとどう考えていたのか」という信念や哲学を基準に物事を論じることです。
そういう概念もなく、もともと何も考えていないのに、結果や事柄にすかさず反応し、「ああでもない、こうでもない」と理屈をつけるのがもっとも良くないのです。
実は、本日は予定していた内容があったのですが、それも、このような「反応的」な記事の問題点を記したものでした。
※それは明日に(あくまで予定)。
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by fitnessbiz-01
| 2011-07-26 21:30