2011年 09月 20日
No.1472 9月20日(火):「科学」より「カンニング」が好き?! |
★このブログは毎日更新予定です。(意気込みレベル)
こんにちは。遠藤です。本日は80万人に避難勧告が発令された名古屋におりました。
自動車での移動は湖のような道路だったし、川は大増水し、河川敷のゴルフ場は水没。日頃、ニュースで見ている光景が目の前で展開されており焦りました。
夜の全国ニュースでは、見たままの光景が報道されており、事態の深刻度を再認識しました。
さて、気を取り直して、本日も「業界の問題点」を続けます。
それは「カンニング的思考」です。
自ら考え抜くことをせずに。他社や他店の事例をすぐに真似たがる。
今は「答えのない時代」なのに、二言目には「答え」を求める。
要するに、「科学」をしないで、「カンニング」をしたがるわけです。
※「カンニング」自体は賛成派です。その理由は後述。
大前研一氏は結果がわかっていることについて、皆で勉強することを「死体解剖」と言っているし、サイゼリヤの正垣会長は直近の書で「成功など『まぐれ』みたいなもので、そこから何かを学ぶのは不可能に近い」と言っています。
営業とは「科学」です。
前述の正垣氏も言われる通り、「客観的な事実に基づき、仮説を立てて、実行し、検証する。これはサイエンスの手法そのものだ」と。
同様の「カンニング的思考」に「水平展開」というのがあります。
他社(他店)での事例をそのまま平行移動して展開する方法です。
これなども、元成城石井社長で、現在は(株)セブン&アイ・フードシステムズ代表取締役社長の大久保恒夫氏は、「水平展開に意味はない」と断じています。
その根拠は「水平展開などしている頃には既に遅くなっているし、『大元』以上の結果は期待できない。そんなことをするなら、目の前の事実から次の打ち手を考えた方がいい」というものです。
実に合点がいきます。
このように他業態等では否定されまくっていることを、ずーっとやっているのです。
ところで、先ほど、「カンニング賛成」と述べましたが、今後、求められる能力とは、本やネットや人から、徹底的に「カンニング」をして調べ、そこからさらに「カンニング」をしたデータや情報を参考にしながら、「答えのないこと」を自分の頭で考え抜くことであると言いたいわけです。
「事例から学ぶこと(それを真似たがる)」や「水平展開」というのは、この段階を飛ばしています。
「明日から役立つ手法」に価値はありません。
大久保氏がいわれるように、時間が経てば役に立たないからです。
それより、一見、無駄なようでも、しつこく継続しなければ役に立たないことにほど価値があります。
それが「原理原則」です。
本物のリーダーは、皆、この言葉を口にします。
「ドラッカーの本に服の売り方は一言も書いていない」という柳井正氏の言葉こそを、私たちは常に意識する必要があるのです。
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
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自動車での移動は湖のような道路だったし、川は大増水し、河川敷のゴルフ場は水没。日頃、ニュースで見ている光景が目の前で展開されており焦りました。
夜の全国ニュースでは、見たままの光景が報道されており、事態の深刻度を再認識しました。
さて、気を取り直して、本日も「業界の問題点」を続けます。
それは「カンニング的思考」です。
自ら考え抜くことをせずに。他社や他店の事例をすぐに真似たがる。
今は「答えのない時代」なのに、二言目には「答え」を求める。
要するに、「科学」をしないで、「カンニング」をしたがるわけです。
※「カンニング」自体は賛成派です。その理由は後述。
大前研一氏は結果がわかっていることについて、皆で勉強することを「死体解剖」と言っているし、サイゼリヤの正垣会長は直近の書で「成功など『まぐれ』みたいなもので、そこから何かを学ぶのは不可能に近い」と言っています。
営業とは「科学」です。
前述の正垣氏も言われる通り、「客観的な事実に基づき、仮説を立てて、実行し、検証する。これはサイエンスの手法そのものだ」と。
同様の「カンニング的思考」に「水平展開」というのがあります。
他社(他店)での事例をそのまま平行移動して展開する方法です。
これなども、元成城石井社長で、現在は(株)セブン&アイ・フードシステムズ代表取締役社長の大久保恒夫氏は、「水平展開に意味はない」と断じています。
その根拠は「水平展開などしている頃には既に遅くなっているし、『大元』以上の結果は期待できない。そんなことをするなら、目の前の事実から次の打ち手を考えた方がいい」というものです。
実に合点がいきます。
このように他業態等では否定されまくっていることを、ずーっとやっているのです。
ところで、先ほど、「カンニング賛成」と述べましたが、今後、求められる能力とは、本やネットや人から、徹底的に「カンニング」をして調べ、そこからさらに「カンニング」をしたデータや情報を参考にしながら、「答えのないこと」を自分の頭で考え抜くことであると言いたいわけです。
「事例から学ぶこと(それを真似たがる)」や「水平展開」というのは、この段階を飛ばしています。
「明日から役立つ手法」に価値はありません。
大久保氏がいわれるように、時間が経てば役に立たないからです。
それより、一見、無駄なようでも、しつこく継続しなければ役に立たないことにほど価値があります。
それが「原理原則」です。
本物のリーダーは、皆、この言葉を口にします。
「ドラッカーの本に服の売り方は一言も書いていない」という柳井正氏の言葉こそを、私たちは常に意識する必要があるのです。
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by fitnessbiz-01
| 2011-09-20 23:11