2011年 12月 05日
No.1548 12月5日(月):「人づくり」とは何のことか? |
こんにちは。遠藤です。本日、「週刊フィットネスビズ新聞」を更新しましたので、是非、ご覧ください。
※「週刊フィットネス新聞」は本ページ左上のボタンからお読みいただけます。
さて、今月の日経トップリーダー誌は「勘違いだらけの人づくり~正しいスパルタが会社を強くする~」という特集でした。
ついこの前まで「権限移譲」だとか「逆ピラミッドだ」とか言っていたのに、「今度はスパルタですか?」と言いたくなります。
この種の議論で常に抜けているのは、「何を持って『人づくり』というのか」ということです。
次期経営者をつくることなのか?
主任級を課長にすることなのか?
多少なりとも、その人自体の能力を向上させることなのか?
このあたりがまったくわからないわけです。
同誌でも、マクドナルドの原田会長が「今後は私自身が若手社員の登用に深く関わっていく」と語っている次の記事が「元ヤンキーでも戦力化できる」、そしてその次が「元受刑者を社員採用する」という内容でした。
また、別コーナーでは(株)武蔵野の小山社長の新書が紹介されていましたが、そこには「自発的に仕事をする部下など存在しないと思え」と書いてありました。
これらはあまりにも事例や前提条件が違い過ぎており、読み手によっては誤った解釈を与えると思います。
また、逆説的な表現で関心を強めようとする記事は好きになれません。
企業によって人事状況は異なります。
ケースごとに「どのレベルの人を、どのレベルまで引き上げる」といったことに哲学を持っていないと、「ディズニー本を真似てみよう」という発想になってしまいます。
ところで、前述の小山社長が400社以上の経営指導を行った結果、経営者がもっとも悩んでいるテーマが「管理職をどう育てたらいいのか」だといいます。
これって、本当ですかね???
「愚痴っているテーマ」なら、合点がいきますが。
「人づくり」の重要性など、今に始まった議論ではないと思います。
「人づくり」は社長が真剣になること以外に解決法はありません。
日頃、現場も見ずに、社長室にこもっておきながら、社員の能力不足を嘆いているような会社に未来はないのです。
*****************
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
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さて、今月の日経トップリーダー誌は「勘違いだらけの人づくり~正しいスパルタが会社を強くする~」という特集でした。
ついこの前まで「権限移譲」だとか「逆ピラミッドだ」とか言っていたのに、「今度はスパルタですか?」と言いたくなります。
この種の議論で常に抜けているのは、「何を持って『人づくり』というのか」ということです。
次期経営者をつくることなのか?
主任級を課長にすることなのか?
多少なりとも、その人自体の能力を向上させることなのか?
このあたりがまったくわからないわけです。
同誌でも、マクドナルドの原田会長が「今後は私自身が若手社員の登用に深く関わっていく」と語っている次の記事が「元ヤンキーでも戦力化できる」、そしてその次が「元受刑者を社員採用する」という内容でした。
また、別コーナーでは(株)武蔵野の小山社長の新書が紹介されていましたが、そこには「自発的に仕事をする部下など存在しないと思え」と書いてありました。
これらはあまりにも事例や前提条件が違い過ぎており、読み手によっては誤った解釈を与えると思います。
また、逆説的な表現で関心を強めようとする記事は好きになれません。
企業によって人事状況は異なります。
ケースごとに「どのレベルの人を、どのレベルまで引き上げる」といったことに哲学を持っていないと、「ディズニー本を真似てみよう」という発想になってしまいます。
ところで、前述の小山社長が400社以上の経営指導を行った結果、経営者がもっとも悩んでいるテーマが「管理職をどう育てたらいいのか」だといいます。
これって、本当ですかね???
「愚痴っているテーマ」なら、合点がいきますが。
「人づくり」の重要性など、今に始まった議論ではないと思います。
「人づくり」は社長が真剣になること以外に解決法はありません。
日頃、現場も見ずに、社長室にこもっておきながら、社員の能力不足を嘆いているような会社に未来はないのです。
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by fitnessbiz-01
| 2011-12-05 23:43