2011年 12月 17日
No.1560 12月17日(土):フィットネスビズ兄に訊け!Vol.29(通巻220) |
※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。
【今回のご相談】
「部下に対し厳しく指導しているつもりなのですが、ある時、『人間性を否定されているようだ』と言われたことがあります。気をつけるべきポイントはありますでしょうか。」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
一昔前ですと、罵声が飛ぶのが当たり前でした。
しかし、この「一昔前の慣行」がそもそも間違っていると思います。
少し話は違いますが、私が高校球児だった時代は、相手ベンチなどでも暴力制裁は当たり前に行われていました。
こういうものが「必要だ」という人もいますが、人間としてのルールを守らなかったのであれば、殴ってわからせる、つまり、「痛み」をもってわからせるというくらいでもよいのかもしれませんが、犬ではあるまいし、たかがミスをしたとか、試合に負ける原因を作った程度のことで暴力をふるうなどというのは、自分の指導力の低さを示しているだけだと私は思います。
親になって、我が子以外も多くの子ども達と接していますが、「鉄拳制裁が愛情だ」なんてあり得ないです。古臭すぎます。
企業の先輩による指導も、このような古臭い「先輩後輩色」が色濃く残っています。
「厳しくしている」というのは、一体、何を厳しくしているのでしょうか?
「人間性を否定している」ということは、おそらく「馬鹿野郎」とか「使えない」とか「お前はダメだ」とかいった言葉を発しているのではないかと思います。
そうではなく、「厳しくすべき」は「行動の徹底」です。
まずは社内で「行動指針」を示し、その遵守を社員に求めます。
例えば、整理整頓であれば、「本来、Aという場所においてあるべきものが、Bという場所においてあるじゃないか」と指摘することが必要です。
仕事の仕方においても「できていないじゃないか!」と怒るのではなく、「準備段階において、本来するべきAという準備が徹底されていないからではないのか」と指摘し、その行動の徹底を厳しく求めればいいのです。
もちろん、こういうアプローチをしても同じミスを繰り返す者は幾人もいます。
そこで「厳しくするべきこと」が「人事」です。
「仕事ができない人」は降格させるのが鉄則です。
※当然、「再登板」のチャンスはある。
このように「厳しくするポイント」を変えれば、「人格否定」ということにはなりづらいと思います。
現在は「パワハラ」という問題もありますから、リスク管理も含めて、部下への接し方は注意する必要があると思います。
※2012年1月に東京、大阪、名古屋の3会場で「3時間勉強会」を実施します!
★詳細、お申込みはこちらをクリックください。
******************
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
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「部下に対し厳しく指導しているつもりなのですが、ある時、『人間性を否定されているようだ』と言われたことがあります。気をつけるべきポイントはありますでしょうか。」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
一昔前ですと、罵声が飛ぶのが当たり前でした。
しかし、この「一昔前の慣行」がそもそも間違っていると思います。
少し話は違いますが、私が高校球児だった時代は、相手ベンチなどでも暴力制裁は当たり前に行われていました。
こういうものが「必要だ」という人もいますが、人間としてのルールを守らなかったのであれば、殴ってわからせる、つまり、「痛み」をもってわからせるというくらいでもよいのかもしれませんが、犬ではあるまいし、たかがミスをしたとか、試合に負ける原因を作った程度のことで暴力をふるうなどというのは、自分の指導力の低さを示しているだけだと私は思います。
親になって、我が子以外も多くの子ども達と接していますが、「鉄拳制裁が愛情だ」なんてあり得ないです。古臭すぎます。
企業の先輩による指導も、このような古臭い「先輩後輩色」が色濃く残っています。
「厳しくしている」というのは、一体、何を厳しくしているのでしょうか?
「人間性を否定している」ということは、おそらく「馬鹿野郎」とか「使えない」とか「お前はダメだ」とかいった言葉を発しているのではないかと思います。
そうではなく、「厳しくすべき」は「行動の徹底」です。
まずは社内で「行動指針」を示し、その遵守を社員に求めます。
例えば、整理整頓であれば、「本来、Aという場所においてあるべきものが、Bという場所においてあるじゃないか」と指摘することが必要です。
仕事の仕方においても「できていないじゃないか!」と怒るのではなく、「準備段階において、本来するべきAという準備が徹底されていないからではないのか」と指摘し、その行動の徹底を厳しく求めればいいのです。
もちろん、こういうアプローチをしても同じミスを繰り返す者は幾人もいます。
そこで「厳しくするべきこと」が「人事」です。
「仕事ができない人」は降格させるのが鉄則です。
※当然、「再登板」のチャンスはある。
このように「厳しくするポイント」を変えれば、「人格否定」ということにはなりづらいと思います。
現在は「パワハラ」という問題もありますから、リスク管理も含めて、部下への接し方は注意する必要があると思います。
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by fitnessbiz-01
| 2011-12-17 22:19