2011年 12月 26日
No.1569 12月26日(月):「価格と価値」こそ本質の議論。 |
こんにちは。遠藤です。本日、「週刊フィットネスビズ新聞」をアップしましたので、本ページ左上のボタンからご覧ください!
その中の「今週のおすすめ本」コーナーでは、原田泳幸氏(日本マクドナルドホールディングス(株)代表取締役会長兼社長兼CEO)の著書を紹介しました。
本書は実に本質が詰まった本です。
私のコメントでも「基本」、「安売り」、「価値」、「現場」、「教育」というキーワードを用いて解説していますので、是非、読んでいただきたいと思います。
本日はこのキーワードから「安売り」について記します。
(「ビス新聞」にも記しましたが)、「安売り」のイメージもあるマクドナルドですが、この8年間でコーヒーを6回も値上げしています。また、この7年間は値下げを1回もしていません。
原田氏は本書の中で「価格と価値」の関係性を図で示し、価値が変わっていないのに価格を上げるパターンである「石油価格が上がったから値上げさせてください」という手法を「継続的成長はあり得ない」と断じています。
まさに「石油価格高騰悪用値上げ」をした大手各社の経営陣はこのコメントをどのように読むのかと思います。
実際、(率直に申し上げますが・・)その後はほとんど成長していません。
そして「便乗値上げ」の後は「景気低迷」に見舞われて「会員減」に陥ったかと思ったら、今度は「安価会員」で会員増を図ろうとしたのです。それも「横並び」で。
さらに最近はPFTや企業の福利厚生制度のようなオプション制度で「会費外収入狙い」です。
この一連の流れのどこに「価値」があるといえるのでしょうか?
すべてが「対処療法」です。
何一つ「基本商品の価値」は向上していません。
(このような説明をすればわかっていただけると思うのですが)、私はよく「遠藤は安売りを否定している」と言われますが、それは違います。
私が否定しているのは「安売り」ではなく、「価値創造を軽視すること」です。
「価値」を変えずに「価格」を下げるから商品が「デフレ化」するのです。皆でやれば業界全体が「デフレ化」します。
「価値」に基軸を置きながら、安価会員を「マーケティング」として活用するとの発想を持っている人は業界に数えるほどしかいないのではないでしょうか。
マクドナルドにおいても「サラダマック」や「ピタマック」などは「失敗である」と原田氏自ら認めています。
しかし、フィットネス業界の人達の大半は「失敗」を認めず、何かしらの理屈をつけて自らの行為を正当化しようとします。
こういう「姿勢」に問題があるのです。
原田氏のような「理念ありきの経営」を私も見習っていきたいと思います。
※2012年1月に東京、大阪、名古屋の3会場で「3時間勉強会」を実施します!
★詳細、お申込みはこちらをクリックください。
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※以下の広告は私の意思とはまったく関係なく勝手に表示されております。
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私のコメントでも「基本」、「安売り」、「価値」、「現場」、「教育」というキーワードを用いて解説していますので、是非、読んでいただきたいと思います。
本日はこのキーワードから「安売り」について記します。
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原田氏は本書の中で「価格と価値」の関係性を図で示し、価値が変わっていないのに価格を上げるパターンである「石油価格が上がったから値上げさせてください」という手法を「継続的成長はあり得ない」と断じています。
まさに「石油価格高騰悪用値上げ」をした大手各社の経営陣はこのコメントをどのように読むのかと思います。
実際、(率直に申し上げますが・・)その後はほとんど成長していません。
そして「便乗値上げ」の後は「景気低迷」に見舞われて「会員減」に陥ったかと思ったら、今度は「安価会員」で会員増を図ろうとしたのです。それも「横並び」で。
さらに最近はPFTや企業の福利厚生制度のようなオプション制度で「会費外収入狙い」です。
この一連の流れのどこに「価値」があるといえるのでしょうか?
すべてが「対処療法」です。
何一つ「基本商品の価値」は向上していません。
(このような説明をすればわかっていただけると思うのですが)、私はよく「遠藤は安売りを否定している」と言われますが、それは違います。
私が否定しているのは「安売り」ではなく、「価値創造を軽視すること」です。
「価値」を変えずに「価格」を下げるから商品が「デフレ化」するのです。皆でやれば業界全体が「デフレ化」します。
「価値」に基軸を置きながら、安価会員を「マーケティング」として活用するとの発想を持っている人は業界に数えるほどしかいないのではないでしょうか。
マクドナルドにおいても「サラダマック」や「ピタマック」などは「失敗である」と原田氏自ら認めています。
しかし、フィットネス業界の人達の大半は「失敗」を認めず、何かしらの理屈をつけて自らの行為を正当化しようとします。
こういう「姿勢」に問題があるのです。
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by fitnessbiz-01
| 2011-12-26 22:18