2012年 03月 24日
No.1658 3月24日(土):フィットネスビズ兄に訊け!Vol.41(通巻232) |
※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。
【今回のご相談】
「先週のフィットネスビズ新聞の推薦本である『リーダーシップ論』の中に、『上司をマネジメントする』という項がありました。私も上司の意見にはすべて従うべきなのか、または、自分の意見をはっきり言うべきなのか悩んでいます。意見をはっきり言って気分を害されるのも困るし・・。上司にはどのように接していくのが効果的だと思いますか?」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
悩ましい問題だと思います。
何故なら、「部下は上司を選べない」からです。
このことについて、著者であるコッターは重要なことを示してくれています。
「組織内でのマネジメントといえば伝統的にトップダウン形式が普通であるが、最近の研究では仕事のできるマネージャーは部下だけではなく上司との関係にも十分な時間を割き、努力もしている」と。
もちろん、これは「社内駆け引き」や「ごますり」を指しているのではなく、「組織にとって最善の成果を得るためには頭を使いながら上司と仕事を進めていくプロセスが重要である」ということになります。
これはまったくその通りだと思います。
スポーツを例にとるとわかりやすいのですが、サッカーでも監督が代われば、選手は新監督の戦略や戦術を理解し、その中で自分の強みを最大に発揮しようとします。
一方で監督自身は自身の戦略、戦術の中で、選手のポテンシャルを最大発揮しようとします。
これは大人の関係である「相互依存」が高いレベルで成立しています。
したがって、部下の立場でいえば、「上司が何をどういう方法で達成しようとしているのか」を知ることが第一歩として不可欠だと思います。
このための「十分な話し合いや時間」をつくることが重要であり、その範疇の中で従ったり、自分の意見をいったりすればいいと思います。
私が思うに、現場事例の多くはこの前提や努力なくして、文句を言ったり、不満を漏らしているのではないでしょうか。
しかし、一方ではこのような「正論」が通用しないのも現場の実情だと思います。
上司が戦略等を示すことなく、結果だけを求めてくるケースが続出しています。
または、前述したように「部下のポテンシャルを最大発揮すること」などまるで考えずに、命令のマネジメントばかりしているような上司もたくさんいます。
この「理想と現実」をクリアするには、「上司に調子を合わせながら、実力で追い抜く」しかありません。
上司の下で悩むということは、会社からはその上司より能力が低いと判断されているということです。
会社を変わってもやっていける能力をつけることが、どんな場合においても求められる唯一の正しい戦法だと思います。
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【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
悩ましい問題だと思います。
何故なら、「部下は上司を選べない」からです。
このことについて、著者であるコッターは重要なことを示してくれています。
「組織内でのマネジメントといえば伝統的にトップダウン形式が普通であるが、最近の研究では仕事のできるマネージャーは部下だけではなく上司との関係にも十分な時間を割き、努力もしている」と。
もちろん、これは「社内駆け引き」や「ごますり」を指しているのではなく、「組織にとって最善の成果を得るためには頭を使いながら上司と仕事を進めていくプロセスが重要である」ということになります。
これはまったくその通りだと思います。
スポーツを例にとるとわかりやすいのですが、サッカーでも監督が代われば、選手は新監督の戦略や戦術を理解し、その中で自分の強みを最大に発揮しようとします。
一方で監督自身は自身の戦略、戦術の中で、選手のポテンシャルを最大発揮しようとします。
これは大人の関係である「相互依存」が高いレベルで成立しています。
したがって、部下の立場でいえば、「上司が何をどういう方法で達成しようとしているのか」を知ることが第一歩として不可欠だと思います。
このための「十分な話し合いや時間」をつくることが重要であり、その範疇の中で従ったり、自分の意見をいったりすればいいと思います。
私が思うに、現場事例の多くはこの前提や努力なくして、文句を言ったり、不満を漏らしているのではないでしょうか。
しかし、一方ではこのような「正論」が通用しないのも現場の実情だと思います。
上司が戦略等を示すことなく、結果だけを求めてくるケースが続出しています。
または、前述したように「部下のポテンシャルを最大発揮すること」などまるで考えずに、命令のマネジメントばかりしているような上司もたくさんいます。
この「理想と現実」をクリアするには、「上司に調子を合わせながら、実力で追い抜く」しかありません。
上司の下で悩むということは、会社からはその上司より能力が低いと判断されているということです。
会社を変わってもやっていける能力をつけることが、どんな場合においても求められる唯一の正しい戦法だと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2012-03-24 23:26