No.1683 4月18日（水）：「物事の蓄積」が未来を拓く！

こんにちは。遠藤です。本日、「現場のミカタ」の「マネジメントの基礎知識」に「見学案内の第１局面と第２局面」をアップしました。本ページ右上のボタンからご覧ください。

さて、今日はクラブビジネスさん主催の「フィットネスビジネスの解剖学」で講師を務めてまいりました。

その内容の如何は参加いただいた方々に判断いただくとして、私がセミナーの最後にお伝えしたことは、「ＰＬを擦りきれるほど読んで、ビジネスの訓練をしてほしい」ということです。

成長しない人というのは例外なくこれをしないのです。

間違いない傾向として、「その場で満足」してしまいます。

しかし、研修やセミナーを１回受けて、効果が出ることなど絶対にありません。

だから、「明日からできる努力」はあっても、「これをやったら効果が出ます」ということは１００％ないのです。

「筋トレ」や「ダイエット」もそうでしょう。

筋トレをすれば筋肉痛が出ますから、筋肉がついた気がする。

でも、（初期は）１ｇも増えていません。

食事を我慢すれば、数日で一気に体重は減ります。

でも、必ずリバウンドします。

当たり前です。当たり前体操です。

このことについて、先日の日経新聞で将棋棋士の渡辺明氏が本質的なことを言われていました。

そのタイトルが「未知の局面は蓄積で対応」です。

将棋棋士は月に７～８回程度の「研究会」を行い、最新の打ち手を学び合うそうです。

渡辺氏は多忙になってしまい、時間が取れた時に月２回程度しか参加できなくなってしまったのですが、その分、独自で研究する時間を欠かさないとのことです。

でも、過去の蓄積で「基礎固め」ができているから、昔より精度の高い研究ができるそうです。

これしかないですね。

だから、「擦り切れるまで読むこと」なんです。

今、支配人でない人も、いくらでも疑似体験による訓練はできます。

それが、将来につながるのです。

渡辺氏も「将棋の定跡」はこのような「研究と大局（＝理論と実践）」の中で進歩していくと述べていました。

もう、軽薄なハウツーを物真似するのはやめよう！

私達には本当の実力が求められているのです。

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