No.1706 5月11日（金）：「社内大学」のあるべき姿

こんにちは。遠藤です。先週の今日は「何も仕事をしないと決めた日でした」と記しましたが、あれから１か月くらい経過した感があります。この１週間が「充実していた」ということだと思います。

さて、先日、伊藤もブログに書いていましたが、企業における「社員教育」の取り組みが「二極化」しています。

日経ビジネス誌には「リーダーは修羅場で育つ」と書いてありましたね。

「修羅場」という表現が適切かどうかは別として、リーダーは「厳しい環境」からしか出ないと思います。

何故なら、高い成果に臨めば、その環境は必然的に「厳しい」わけで、その過程で成功、失敗の体験を積み重ねることで得られる様々な「力」がリーダーとしての信頼を形成するからです。

同誌で紹介されている「社内道場（社内大学）」に対する社員の参加実体は「勤務外」、「休日返上」、「山のような課題」、「試験合格者のみ（社内研修なのに）」です。

一方、フィットネス業界従事者の多くは、「勤務内でいっぱいいっぱい」、「休みが欲しい」、「本も新聞も読みません」、「研修会は会社の経費が当たり前」ですね。

これがどれだけ甘いかということです。

３年後、５年後に「天地の差」がついて当然です。

といいつつも、フィットネス業界にもトップのリーダーシップにより「社内大学」等に取り組む企業が出てきたように思えます。

実は私もかつて在籍した企業で、それに取り組んだことがあります。

しかし、うまくいったとはいい難い結果でした。

同誌には「社内大学を立ち上げても、尻つぼみになる理由」が以下の通り挙げられているのですが、自己を振り返っても実に的確な指摘だと思いました。

・企業の理念やビジョンの裏づけがない

・企業トップの関与が薄い

この２つで「仏つくって魂入らず」の出来上がりです。

各企業の教育関係者の皆さまには、これらと同じ轍を踏むことなく「卓越したリーダー」が輩出される仕組みをつくっていただきたいと心から期待します！

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