No.1707 5月12日（土）：フィットネスビズ兄に訊け！Ｖｏｌ.48（通巻239）

※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。

【今回のご相談】　
「先週の本コーナーに『当社の社長は現場にくることもなく、毎日、何をやっているのか不思議です』とありましたが、当社の営業部長も同じです。たまに店舗にやって来る以外は、まったく行動が見えません。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
よほど守秘性の高い仕事をしているのでしょうね（笑）

もしそうならば、数ヶ月後、数年後に「ビッグ・プロジェクト」がありますよ。
※多分、「無い」と思うけど。

このような類の人々の最大の問題点は「自分がどう見られているかわからない」ということです。

おそらく、「部長として見られている」、「先輩として見られている」とか、そんな感じだと思います。

私が「対人間無神経症」と名付けている人種です。

サービス業にはもっとも不適でございます。

見られているのは「役職」でも「年齢」でもなく、「人間」や「行動」なんですけどね。

だから、ほんのたまに店舗に来る際の心理も「忙しい中、来てやっている」、「出来ていないところをチェックしてやる」という感覚だと思います。

そんな上司は適当に無視してやればいいと思いますが、そうしたら「俺を誰だと思っている！部長だぞ！」とか、わめき出すでしょう。

と、まぁ、それも現実的ではないので、その上司様に伝えるべきは「どこで何をやっているかスケジュールを全公開してください」ということです。

今は管理ソフト等で簡単にできることです。

そして、同時に大切なことは「上司の成果」を明確にするよう会社に求めることです。

営業部長であるならば、担当クラブの業績、店舗のサービス向上、人材育成などに責任があります。

その成果と、その実現のために具体的に何に取り組んだのかを毎月、全社員に報告させることでしょうね。

部長と支配人というのは「上下関係」ではないと私は思っています。

単なる「役割の違い」です。

「店舗支配人」が報告業務でヒーヒー言わされているのに、ご自分の「成果」は成り行き任せなどおかしなことですよね。

こういう企業体質が温存されている会社は、先週同様「サヨウナラ」だと思います。

★２０１２年５月１６日（水）大阪会場、１７日（木）東京会場にて、定例勉強会「強いチームの創り方」は受付を終了させていただきました。お申込みいただいた皆さま、ありがとうございました。当日は質の高い時間をご提供いたします。

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