No.1791 8月4日（土）：フィットネスビズ兄に訊け！Ｖｏｌ.60（通巻251）

※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。

【今回のご相談】　
「入社５年目です。希望しない部署に配属になり困惑しています。時期を見て異動を希望すべきか悩んでいます。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
その必要はないと思います。

少なくとも２０代のうちは「会社に言われた場所で働く」ことが重要です。

「自分の希望しない場所で結果を出す」

「人に言われたことを完遂する」

このことはリーダーにとって基盤となる能力です。

このあたりを勘違いしている人が非常に多いように感じます。

そもそも、現在の自分が「希望部署」に選ばれないのには理由があるのです。

したがって、会社の「そこでやりなさい」という判断に従ったらいいのです。

そして、そこで結果を出すことが先決です。

「結果を出せる人材」と認められれば、おのずと「希望部署」は手に入ります。

一方で、私はいつまでも会社の言うとおりに転勤を繰り返しているようではダメだと思っています。

辞令を受ける度に「家族会議」を繰り返しているようでは、家族と仕事のどちらが大事なのかわからないし、人生にも口惜しさが残ると思います。

目安としては、４０才になるまでには「自分の勤務地は自分の決められる人材」になることが望ましいでしょう。

それまでは世界のどこでも行くべきだし、苦手な仕事でもしっかりこなすべきです。

特に諸々の融通が利く若い時期は、「自分にとって厳しい環境」をお金を払ってでも優先すべきです。

中には大した事情もないのに、「地元だけ」とか「自宅から通いたい」などと言っている人もいますが、これではキャパシティの小さな先輩（リーダーではない）になるだけでしょう。

「希望しない部署」などと言う前に「一人前」になることが先決だと私は思います。

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