No.1805 8月18日（土）：フィットネスビズ兄に訊け！Ｖｏｌ.62（通巻253）

※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。

【今回のご相談】　
「今まで多くの部下等と接してきたと思いますが、個々の将来性をどのような観点で見極めていますか？差し支えない範囲で教えてください。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
まったく、差し支えありません。

いくつかありますが、最たるポイントは「物事を１回で覚えるかどうか」でしょう。

「同じことを二度言わせない」という言い方でもよいかと思います。

「仕事ができない人」というのは、同じことを何度も繰り返し、同じことを何度も指摘されている人のことです。

私には「同じことを繰り返し指摘される人」の神経がわかりません。

それは、私が「仕事ができる人」だからではありません。
※自分が「仕事ができる」と思っているわけではないので念のため。

昔の私を知る人ならわかると思いますが、私は「意気込みだけで能力なし」の人間でした。

（「Ｐｏｗｅｒ　ｏｆ　Ｔｈｉｎｋｉｎｇ」の「創刊への想い」でも述べているように）、そんな時に幸運にも高崎尚樹さん（現(株)ルネサンス取締役常務執行役員）に出会って、ビジネスの基礎を叩き込まれました。

そのすべては「これが知りたかったんです」という金言であり、私は乾いたスポンジが水を吸収するかのように、教えを自分のものにしていきました。

同時に「これを自分のものに出来なければ、俺は終わりだ」という意識も持っていました。

「忘れること」なんてできないんですよ。

こう考えていけば、「同じことを何度も繰り返す人（同じことを何度も指摘されてる人）」というのは、「目的意識」や「向上心」が希薄だという結論に至ります。

この部分は本人の問題です。

「きちんとした指導環境下」で３ヶ月経過して「変化なし」の人は３年経っても、３０年経っても同じだと思います。

１，０００歩譲って「石の上にも・・」で３年経過しても変わらない人、つまり「同じことを繰り返している人」は期待の仕方を変えた方がいいと思います。

「期待し続けること」が常に善なわけではありません。

「早期に見極めること（適材適所）」も重要な会社（上司）の役割です。

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