No.1896 11月17日（土）：フィットネスビズ兄に訊け！Ｖｏｌ.73（通巻264）

※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。

【今回のご相談】　
「ＭＴＧなどで雰囲気を壊す社員がいます。社歴もあり、また、お客さまへの影響力も無視できず、対応に苦慮しています。」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
苦慮する必要はないですよ。

そのような言行が中期に及ぶなら「やめてもらう」。

それが唯一の正しい解決策です。

組織というのは、本来、共通の目的意識を持った同志の集合体であるはずです。

その「本来のあるべき姿」がまったく共有されずに、いつしか「給料日もらう場所」になっているのが多くの企業の実情だと思います。

組織において個人の「我がまま」は絶対に認めるべきではありません。

このことを理路整然と説明し、「あなたと会社の方向性は合っていない」ということを理解させるのが大前提です。

「お客さまへの影響力」といっても、実際は「一部」なはずです。

さらに言えば、このようにチームに悪影響を与えているようなスタッフは、お客さまにも「クラブにマイナスなこと」しか話していません。

それを自らの保身の担保にする。よくある話です。

ひるむことなく、「チームにとって正しいこと」をすべきでしょう。

もっとも、このタイプは何を話しても理解しませんし、本音は「会社にしがみつくしかない」わけですから、可能なら転勤、それが無理なら役割変更、または、会議に参加させないなどの処置を取ってよいと思います。

スポーツなら監督が一軍と二軍を当たり前のこととして入れ替えます。

これをやらずに、ベテランやくせ者に迎合していたらチームはどうなるでしょう？

どれだけ人気があろうが、レッスンをやっていようが、チームプレーができない人間は組織から外すべきです。

「経営三権」という言葉をご存知でしょうか？

「業務命令権」、「人事権」、「施設管理権」です。

もちろん、「独裁」は論外です。

しかし、正当な理由に基づく「人事権」は発揮しなければ「経営」になりません。

やることは決まっています。

あとは、いつどのようにやるかを慎重に考えるだけだと思います。

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