No.1972 2月1日（金）：リーダーは「人を動かす熱い言葉」を磨け！

こんにちは。遠藤です。２月スタートです。つまりは今年の１／１２が終わったわけですが、皆さま、新年の目標に順調に向かっていますか？

「毎日の規則的な習慣」だけが、唯一の「解」です。

さて、少し前の日経産業新聞の「ＶＢ経営、虎の巻」に「人を動かす熱い言葉を磨け」という記事がありました。

これはボストンコンサルティングなどのトップビジネスマン経験を経て、東大教授となった各務茂夫氏によるものです。

私が最近、「リーダーの言葉力の強化」に力点を置いているタイミングもあって、非常に共感できました。

各務氏は「リーダーは自らが発する言葉のパワーをもっと大事にすべき」とし、福沢諭吉氏の「学問のすすめ」から以下の格言を引用しています。

「大勢の人を会して説を述べ、席上にて我が思うところを人に伝うるの法なり。我国には古よりその法あるを聞かず」

見事な喝破です。

各企業の多くのリーダーは「言葉力」を持っていません。

幾度も言ってきたことですが、「言葉力」とは、「言語」と「論理」と「経験」で成立しています。

しかし、多くのリーダー職（リーダーではない）は本も読まなければ、社外にも出ません。

よって、新たな言語もなければ、鍛えられた論理もありません。

あるのは、惰性で会社に行くことで、当たり前に積み重なった経験だけです。

したがって、「自分の過去の経験」でしか話せないのです。

これを「レガシー人間（過去の遺物）」といいます。

ただここで念を押しておきたいのは、私の言う「言葉力」とは「流暢なプレゼンテーションテクニック」のことではありません。

かつて、私も内容は空っぽなのにテクニックだけが上手い人が評価されるのを見て、「この上司達は見る目がないな」と思ったことがあります。

評価されるべきは「自分の言語」、「自分の論理」を経験と組み合わせながら、それに「情熱」という電流を流し、相手のモチベーションを点火させる「言葉」を発せる人です。

日本には「言霊」という言葉もあります。

「言霊」とは「言葉には発したとおりの結果を現す力が宿っている」という意味です。

これが大事なんです。

「リーダー」たる者は「人を動かす熱い言葉」を磨きましょう！

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