2013年 02月 17日
No.1988 2月17日(日):フィットネスビズ兄に訊け!Vol.85(通巻276) |
※毎週土曜日は「フィットネスビズ兄に訊け」です。今週は日曜です。
【今回のご相談】
「東京勉強会の中で『感度』のお話がありました。遠藤さんは、これは教えてもなかなか身に付くものではないとおっしゃっていましたが、やはり教育では身に付かないものでしょうか?部下育成をしている中で悩まされている1つです。意識させ、ある程度は改善が見られるものの、正直納得できるレベルに達しないのが現状です」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
結論から言うと、私は「感度」はその人の限界までしか伸びないと思います。
それ以上、教育では伸ばせないということです。
それには私なりの根拠があります。
ちょうど先週のメルマガで「BQ(ビジネス感度)」という本を紹介しました。
ご相談者が言われているのは、まさに「ビジネス感度」だと思います。
(「有料メルマガ」には記しましたが)、その中に「ビジネス感度」は以下の3要素で成立しているという記載がありました。
・IQ(知性):知識と論理的思考
・EQ(人間性):対人関係力
・SQ(感度):教養やユーモア
問題は「フィットネス業界の多くの人々に、この下地があるのか?」ということです。
簡単に解説してみます。
・IQ(知性):まったくない。新聞も読まない読書もしないが当たり前
・EQ(人間性):対人関係力ではなく、「気の合う仲間と群れている」だけ
・SQ(感度):好きなTVやDVDを見る程度、一発芸はあってもユーモアはない
残念ながら、こんな感じです。
だから「鈍い」んです。
よって、表面化している「感度」を変えようとしても、そこに至るプロセス、もっと言えば、過去の人生から見直してもらわないと、結果が変わることはありません。
本人にその覚悟があるかですね。
今後、一年間、貯金をゼロにして、手元の全額を「自己投資」に向けるくらいの行動があるなら、その人は変わると思います。
が、そんな人は、1万人にひとりくらいしかいません。
したがって、仮に現在が「1割バッター」なら、「1割2分」くらいに引き上げれば上出来です。
(ご相談文にある)、「ある程度は改善が見られるものの、正直納得できるレベルに達しない」というのは「まっとうな結果」なのです。
今後のアプローチは、「1割2分バッター」を「1割5分バッター」にしていくことです。
そして、本人には「あなたのレベルが、一定期間(例えば1年)を経過しても、クラブが求める基準に達していないと判断した場合は、異動を含めた、仕事内容の変更を命じる可能性がある」という緊張感を与えるべきでしょう。
悲観的な回答と思われたかもしれませんが、これは「中小企業の宿命」なのです。
優秀な人材など基本的にいないんですよ。
高いパフォーマンスを期待する方がおかしい。
ならば、(「1割5分」でも)、最大能力の発揮を求め続けるしかない。
その上で、「不満ゾーン」は上司がカバーするしかないのです。
★3月の当社主催の勉強会の「テーマ」が決まりました。受付開始は2月19日(火)を予定しております。来てください!
●テーマ
「これを覚えるだけで毎月の入会者数が増える!~『感覚』に頼らない『ロジック』と『型』があれば、誰が担当しても70%の見学入会率まで引き上がる~」
(日程)
・3月20日(水):大阪(※祝日ですが実施します)
・3月26日(火):東京
・3月28日(木):名古屋
※時間はいずれも18:15~20:45
*****************
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【今回のご相談】
「東京勉強会の中で『感度』のお話がありました。遠藤さんは、これは教えてもなかなか身に付くものではないとおっしゃっていましたが、やはり教育では身に付かないものでしょうか?部下育成をしている中で悩まされている1つです。意識させ、ある程度は改善が見られるものの、正直納得できるレベルに達しないのが現状です」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
結論から言うと、私は「感度」はその人の限界までしか伸びないと思います。
それ以上、教育では伸ばせないということです。
それには私なりの根拠があります。
ちょうど先週のメルマガで「BQ(ビジネス感度)」という本を紹介しました。
ご相談者が言われているのは、まさに「ビジネス感度」だと思います。
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・IQ(知性):知識と論理的思考
・EQ(人間性):対人関係力
・SQ(感度):教養やユーモア
問題は「フィットネス業界の多くの人々に、この下地があるのか?」ということです。
簡単に解説してみます。
・IQ(知性):まったくない。新聞も読まない読書もしないが当たり前
・EQ(人間性):対人関係力ではなく、「気の合う仲間と群れている」だけ
・SQ(感度):好きなTVやDVDを見る程度、一発芸はあってもユーモアはない
残念ながら、こんな感じです。
だから「鈍い」んです。
よって、表面化している「感度」を変えようとしても、そこに至るプロセス、もっと言えば、過去の人生から見直してもらわないと、結果が変わることはありません。
本人にその覚悟があるかですね。
今後、一年間、貯金をゼロにして、手元の全額を「自己投資」に向けるくらいの行動があるなら、その人は変わると思います。
が、そんな人は、1万人にひとりくらいしかいません。
したがって、仮に現在が「1割バッター」なら、「1割2分」くらいに引き上げれば上出来です。
(ご相談文にある)、「ある程度は改善が見られるものの、正直納得できるレベルに達しない」というのは「まっとうな結果」なのです。
今後のアプローチは、「1割2分バッター」を「1割5分バッター」にしていくことです。
そして、本人には「あなたのレベルが、一定期間(例えば1年)を経過しても、クラブが求める基準に達していないと判断した場合は、異動を含めた、仕事内容の変更を命じる可能性がある」という緊張感を与えるべきでしょう。
悲観的な回答と思われたかもしれませんが、これは「中小企業の宿命」なのです。
優秀な人材など基本的にいないんですよ。
高いパフォーマンスを期待する方がおかしい。
ならば、(「1割5分」でも)、最大能力の発揮を求め続けるしかない。
その上で、「不満ゾーン」は上司がカバーするしかないのです。
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●テーマ
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(日程)
・3月20日(水):大阪(※祝日ですが実施します)
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・3月28日(木):名古屋
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by fitnessbiz-01
| 2013-02-17 23:59

