2013年 03月 14日
No.2013 3月14日(木):新浪社長の本社論④:「ルーチンワーク」は外に出す! |
こんにちは。遠藤です。本日、プロフェッショナルトレーナー原田一志さんの「間違いだらけのフィットネストレーニング」がアップされています。
今回は「WBC」です。原田さんは考えがあってスポーツの試合をまったく見ないんです。私は「見たいものは楽しんで見る」って感じです。
※こちらからご覧ください。通常時は当社ホームページトップ(下部)か本ブログ下段をクリックください。
さて、「新浪社長(ローソン)の本社論」の第4回目は「ルーチンワークは外に出す!」です。
読者の皆さまは、私が「仕事と作業」という表記を幾度かしてきたことをご存知かと思います。
その意味は「仕事」は「やる人によって結果が変わること」。
「作業」は「誰がやっても同じような結果になること」です。
この「作業」を「ルーチンワーク」と呼び、「仕事ができない人はルーチンワーカーになるしかない」と強調してきたわけです。
新浪社長は就任後、「ムダの塊」になっていた社内業務を「完全に再構築」するために「BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)」というプロジェクトを立ち上げました。
「BPR」では社内業務を「考える仕事」と「ルーチンワーク」に分類し、「ルーチンワーク」を「ローソンサービスセンター大崎」という「社内部署」に一括しました。
※私がいう「仕事」が前者で、「作業」が後者です。念のため。
このように書くと「社内を効率化した」ように見えると思いますが、実態はもっとドラスティックです。
この「ローソンサービスセンター大崎」には「ルーチンワークという作業」だけでなく、「ルーチンワークしかできない人間」も一緒に異動になります。
さらに凄いのはここからで、「ローソンサービスセンター大崎」の作業は、落ち着いた頃を見計らって「ローソンサービスセンター大連」に移管されます。
そうです、「中国」です。
しかも、この中国の会社は「完全なアウトソースの別会社」です。
この時点で「ルーチンワークしかできない社員」は「THE END」ですね。
本の中では「別の部署に行く」なんて書いてありましたが、ならば、もともと「考える仕事」に選ばれていたでしょう。
新浪社長は「ルーチンワークしかできないような人間に社員の価値なはい」と言っているのです。
これは実にまっとうな考え方だし、素晴らしいシステムだと思います。
翻って、フィットネス企業の「本社」、「現場」を見てみましょう。
まさに「ムダの塊」、「ルーチンワークの宝庫」ですね。
結果、「考える仕事」なんて、まったくやっていない。
ということは「社員」ではない。
「大連コース」です。
本社がすべきことを以下に示します。
※当然、当社のような本社も現場も区別がつかない「小企業」は該当しません。
1.現場の「ルーチンワーク」をすべて本社で吸い上げる。
※「教育上の目的」であえて担当させることを除く
2.本社で吸い上げたら、「ルーチンワーク」しかできない中高年を集めた「業務部(ルーチンワーク部ではかわいそうなので)」をつくり、すべてはそこで行う。
3.この業務部は将来的に完全アウトソースし、その際は人も一緒に引き取ってもらう。
これで「スッキリ」です。
特に大手系のクラブで社員が事務所にこもっているのは「本人の怠慢」にプラスして、必要以上の「ルーチンワーク」をやらせているからです。
※独立系クラブで「現場命!」と叫びつつ、「ルーチンワーク」すらできない人はもっとダメです。
本社は現場に「考えること」を要求し、その環境をつくる。
そして「考えない社員」を外していく。
それが正しい順番だと思います。
*****************
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読者の皆さまは、私が「仕事と作業」という表記を幾度かしてきたことをご存知かと思います。
その意味は「仕事」は「やる人によって結果が変わること」。
「作業」は「誰がやっても同じような結果になること」です。
この「作業」を「ルーチンワーク」と呼び、「仕事ができない人はルーチンワーカーになるしかない」と強調してきたわけです。
新浪社長は就任後、「ムダの塊」になっていた社内業務を「完全に再構築」するために「BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)」というプロジェクトを立ち上げました。
「BPR」では社内業務を「考える仕事」と「ルーチンワーク」に分類し、「ルーチンワーク」を「ローソンサービスセンター大崎」という「社内部署」に一括しました。
※私がいう「仕事」が前者で、「作業」が後者です。念のため。
このように書くと「社内を効率化した」ように見えると思いますが、実態はもっとドラスティックです。
この「ローソンサービスセンター大崎」には「ルーチンワークという作業」だけでなく、「ルーチンワークしかできない人間」も一緒に異動になります。
さらに凄いのはここからで、「ローソンサービスセンター大崎」の作業は、落ち着いた頃を見計らって「ローソンサービスセンター大連」に移管されます。
そうです、「中国」です。
しかも、この中国の会社は「完全なアウトソースの別会社」です。
この時点で「ルーチンワークしかできない社員」は「THE END」ですね。
本の中では「別の部署に行く」なんて書いてありましたが、ならば、もともと「考える仕事」に選ばれていたでしょう。
新浪社長は「ルーチンワークしかできないような人間に社員の価値なはい」と言っているのです。
これは実にまっとうな考え方だし、素晴らしいシステムだと思います。
翻って、フィットネス企業の「本社」、「現場」を見てみましょう。
まさに「ムダの塊」、「ルーチンワークの宝庫」ですね。
結果、「考える仕事」なんて、まったくやっていない。
ということは「社員」ではない。
「大連コース」です。
本社がすべきことを以下に示します。
※当然、当社のような本社も現場も区別がつかない「小企業」は該当しません。
1.現場の「ルーチンワーク」をすべて本社で吸い上げる。
※「教育上の目的」であえて担当させることを除く
2.本社で吸い上げたら、「ルーチンワーク」しかできない中高年を集めた「業務部(ルーチンワーク部ではかわいそうなので)」をつくり、すべてはそこで行う。
3.この業務部は将来的に完全アウトソースし、その際は人も一緒に引き取ってもらう。
これで「スッキリ」です。
特に大手系のクラブで社員が事務所にこもっているのは「本人の怠慢」にプラスして、必要以上の「ルーチンワーク」をやらせているからです。
※独立系クラブで「現場命!」と叫びつつ、「ルーチンワーク」すらできない人はもっとダメです。
本社は現場に「考えること」を要求し、その環境をつくる。
そして「考えない社員」を外していく。
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by fitnessbiz-01
| 2013-03-14 21:05