No.2062 5月2日（木）：甘いのは教える側！

こんにちは。遠藤です。ＧＷの真ん中は出張でした。６時台に家を出て、いつもより早めに帰京。夕暮れ時の「世界遺産」はこんな感じでした。

本日、プロフェッショナルトレーナー原田一志さんの「間違いだらけのフィットネストレーニング」がアップされています。

今回は「スポーツ整形外科の今」です。原田さんにして「知識は化石化する」ということが記されています。「生涯、学び続ける」は「絶対」ですね。
※こちらからご覧ください。通常時は当社ホームページトップ（下部）か本ブログ下段をクリックください。

さて、メルマガの紹介本からの引用は今日がラストです。

本書の著者は凄いビジネス経歴で、年間１００回程度の「人材開発研修」を行っているそうです。
※私も２０１２年度は５０回くらいやりました。

対象は所謂、「大手一流企業」、「エリート企業」が中心で、多くは「選抜された社員」が参加し、その数は１回２０名程度なので、のべ２，０００人くらいが対象になるようです。

が、このような「一流の講師」による「エリート企業の選抜社員」に対する研修でありながら、参加者には以下の特徴があるようです。

・（のべ）２，０００名のうち「自分力を発揮している人達」はあまりにも少数派。

・参加者がやる気に満ちて、目を輝かしながら臨んでいる状況は極めて珍しい。

・元気が無く、無愛想、引っ込み思案、周りを気にして自分の意見を言えない、警戒心の高さなどが目立つ。

・日常業務と自分の専門領域以外のことには無関心。

まぁ、その他にもたくさん書いてあるのですが、このあたりは「講師業」を生業としている私も大いに心当たりがあります。

が、著者はこうも言います。

「その中から、自己開示をしながら、少しずつでも自分力を高めたり、発揮したりする人が出てくる。そうした人たちはまだ少数派で割合は微増だが、確実に増えてきている」

この点も大いに心当たりがあります。

「今の自分ではマズイ」とか「変わらなければビジネス人生は終わりだ」といった危機意識（気づき）を得る「少数派」が必ずいるのです。

こういう人は２～３年で台頭してきます。

「少数派」とはいえ、この「気づき」を提供することは研修会等の大きな意味だと思います。

が、いつまでも「少数派」で良いはずもありません。

著者はその理由を「教える側の認識が甘いからだ！」と断じています。

これも同感で、私が「人事部」を「ひとごと部」と評してきた通り、教える側とか企画する側の意識や認識がトンチンカンなんですよ。
※わかっているのは、これまた「少数派」

いつも言っている通り、「リーダー育成研修」の基本ポイントは以下です。

・「目指すべき像」が明確
・それを実現するために体系化されたカリキュラム
・一貫性ある指導体制
・高頻度
・長期間（最低でも１年。理想は３年）
・インプットとアウトプット重視

私は高崎さん（ビジネス師匠）にこうやって育ててもらいました。

スゲー厳しいですよ。

でも、それがあるから、「今」があるのです。

いつか私が「遠藤塾」でもやった時は、「自分のビジネス人生を豊かにしたい人」は是非、参加してください！

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