2014年 02月 10日
No.2346 2月10日(月):喫煙フィットネス業界人は「甘ったれるな!」 |
こんにちは。遠藤です。本日、思考力強化マガジン「Power of Thinking」等を配信いたしました。
今回のテーマは「職場に『徹底のしくみ』をつくるには?(出題)」と、「もし、あなたが焼酎をつくる酒造メーカーの営業責任者だったら?(回答)」です。
さて、今日はその「Power of Thinking」の1コーナーに記した内容を転記させていただきます。
「手を抜いた」のではなく、より多くの方に読んでいただきたいからです。どうかご理解くださいませ。
【テーマ】
「アメリカ2位のドラッグストアチェーンがタバコの販売を中止」
アメリカ2位のドラッグストアチェーン・CVSケアマークが、全米中の店舗でタバコの販売を中止すると発表しました。これにはオバマ大統領も「喫煙による死亡などを減らそうとしている政府の取り組みをサポートする」と称賛する声明を出しました。
【コメント】
●年間2000億円の損失
CVSケアマークは全米に7600店舗を有す、ドラッグチェーンです。同社は2014年10月までにタバコとその関連製品の販売をやめるとメッセージを発表しています。本ニュースはフィットネスビズ社アドバイザーの原田氏もコラムに掲載していましたが、あえて重ねていきたいと思います。
アメリカのドラッグストアチェーンで、タバコの販売をやめるのは「初」ということです。これにより同社は年間約2000億円の売上を失うことになります。これは全体売上の60分の1に該当するということです。そうまでして同社がこのような取り組みに踏み切る背景には(上記のオバマ大統領のコメントにもあるような)、政府の指針があります。アメリカでは年間48万人以上が、喫煙が原因で亡くなっているといわれ、喫煙率もここ10年間は18%で下げ止まっています。
同社は「健康に配慮することで慢性疾患を減らし、医療コストを削減する」とのコメントを発表していますが、ウォール・ストリート・ジャーナルの分析によると「いち早くタバコ販売をやめることで、他のドラッグストアと差別化をはかるしたたかな狙いがある」ということです。日本ではローソンがキャッチフレーズを「マチのほっとステーション」から「マチの健康ステーション」に変更し、「地域での健康一番店を目指す」と発表していますが、タバコ販売はどうなっているのかと思います。
●フィットネス業界人は誰のお金で食べさせてもらっているかわかっているのか?!
「したたかな狙い」があるにせよ、2000億円の売り上げ損失を出しながら、このような決断をした事実は変わりません。これに対し、日本のフィットネス業界は「一体、何なのか」ということです。「これはアメリカのことだから関係ない」と開き直るのでしょうか。
日本喫煙学会によると「基本的にタバコの害は、国や人種で変わることはない。今、こうしている間にも、能動喫煙と受動喫煙により、毎日300人以上、毎年11万人以上の国民の命が犠牲になっている」とのことです。このようなことは学会の発表を待たなくてもわかります。
フィットネス業界人の使命は「人々を健康にすること」です。「快適な生活」とか「元気な身体」とか、その考え方やマーケティング上の表現に違いがあっても根底にあるものは「健康」です。フィットネス業界の喫煙者は誰のお金で食べさせてもらっているのかを理解しているのでしょうか。「お客さまからいただいたお金」が自分の給料になっているのですよ。
にもかかわらず、自分は「不健康な生活」を止められない。どれだけ意志が弱いのか。どれだけ自分に甘いのか。「いい加減にしろ!」という話です。こんな経営陣、上司がいる会社は一刻も早く辞めるべきです。読者の皆さまは自分の意志で「正しい道」を選択できるようになってください。
★今年「初」の勉強会です。是非、会場でお会いしましょう!
2014年3月は全国6都市を回ります。日程は以下の通りです。
※詳細&お申込み受付はこちらをご覧ください
・大阪会場:3月4日(火) 18:15~20:45
・金沢会場:3月6日(木) 13:30~16:30
・名古屋会場:3月7日(金) 18:15~20:45
・東京会場:3月10日(月) 18:15~20:45
・宇都宮会場:3月13日(木) 13:30~16:30
・福岡会場:3月20日(木) 13:30~16:30
*****************
▼FBL大学のホームページ
▼無料メルマガ「FBL大学通信」のご登録
▼遠藤一佳のフェイスブック
今回のテーマは「職場に『徹底のしくみ』をつくるには?(出題)」と、「もし、あなたが焼酎をつくる酒造メーカーの営業責任者だったら?(回答)」です。
さて、今日はその「Power of Thinking」の1コーナーに記した内容を転記させていただきます。
「手を抜いた」のではなく、より多くの方に読んでいただきたいからです。どうかご理解くださいませ。
【テーマ】
「アメリカ2位のドラッグストアチェーンがタバコの販売を中止」
アメリカ2位のドラッグストアチェーン・CVSケアマークが、全米中の店舗でタバコの販売を中止すると発表しました。これにはオバマ大統領も「喫煙による死亡などを減らそうとしている政府の取り組みをサポートする」と称賛する声明を出しました。
【コメント】
●年間2000億円の損失
CVSケアマークは全米に7600店舗を有す、ドラッグチェーンです。同社は2014年10月までにタバコとその関連製品の販売をやめるとメッセージを発表しています。本ニュースはフィットネスビズ社アドバイザーの原田氏もコラムに掲載していましたが、あえて重ねていきたいと思います。
アメリカのドラッグストアチェーンで、タバコの販売をやめるのは「初」ということです。これにより同社は年間約2000億円の売上を失うことになります。これは全体売上の60分の1に該当するということです。そうまでして同社がこのような取り組みに踏み切る背景には(上記のオバマ大統領のコメントにもあるような)、政府の指針があります。アメリカでは年間48万人以上が、喫煙が原因で亡くなっているといわれ、喫煙率もここ10年間は18%で下げ止まっています。
同社は「健康に配慮することで慢性疾患を減らし、医療コストを削減する」とのコメントを発表していますが、ウォール・ストリート・ジャーナルの分析によると「いち早くタバコ販売をやめることで、他のドラッグストアと差別化をはかるしたたかな狙いがある」ということです。日本ではローソンがキャッチフレーズを「マチのほっとステーション」から「マチの健康ステーション」に変更し、「地域での健康一番店を目指す」と発表していますが、タバコ販売はどうなっているのかと思います。
●フィットネス業界人は誰のお金で食べさせてもらっているかわかっているのか?!
「したたかな狙い」があるにせよ、2000億円の売り上げ損失を出しながら、このような決断をした事実は変わりません。これに対し、日本のフィットネス業界は「一体、何なのか」ということです。「これはアメリカのことだから関係ない」と開き直るのでしょうか。
日本喫煙学会によると「基本的にタバコの害は、国や人種で変わることはない。今、こうしている間にも、能動喫煙と受動喫煙により、毎日300人以上、毎年11万人以上の国民の命が犠牲になっている」とのことです。このようなことは学会の発表を待たなくてもわかります。
フィットネス業界人の使命は「人々を健康にすること」です。「快適な生活」とか「元気な身体」とか、その考え方やマーケティング上の表現に違いがあっても根底にあるものは「健康」です。フィットネス業界の喫煙者は誰のお金で食べさせてもらっているのかを理解しているのでしょうか。「お客さまからいただいたお金」が自分の給料になっているのですよ。
にもかかわらず、自分は「不健康な生活」を止められない。どれだけ意志が弱いのか。どれだけ自分に甘いのか。「いい加減にしろ!」という話です。こんな経営陣、上司がいる会社は一刻も早く辞めるべきです。読者の皆さまは自分の意志で「正しい道」を選択できるようになってください。
★今年「初」の勉強会です。是非、会場でお会いしましょう!
2014年3月は全国6都市を回ります。日程は以下の通りです。
※詳細&お申込み受付はこちらをご覧ください
・大阪会場:3月4日(火) 18:15~20:45
・金沢会場:3月6日(木) 13:30~16:30
・名古屋会場:3月7日(金) 18:15~20:45
・東京会場:3月10日(月) 18:15~20:45
・宇都宮会場:3月13日(木) 13:30~16:30
・福岡会場:3月20日(木) 13:30~16:30
*****************
▼FBL大学のホームページ
▼無料メルマガ「FBL大学通信」のご登録
▼遠藤一佳のフェイスブック
by fitnessbiz-01
| 2014-02-10 22:59