No.2351 2月15日（土）：学長に訊け！Ｖｏｌ119（通巻310）

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

【今回のご相談】　
「最近、職場において『ホメホメシート』的な取り組みが盛んなようです。職場の仲間が褒め合うことによってモチベーションが高まり、業績の向上に好影響があると紹介されています。この取り組みにどのような感想を持たれますか？」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
答えは１つで「褒めた方が各自が気持ちよく働くことができ、結果が向上する」のであれば導入すべきだということです。

ただ私の考えを言えば「褒めたから」といって結果は変わらないと思います。

しかしながら、フィットネスクラブに従事する私たちだけでなく、働いていると日々、忙殺され「周囲に感謝すること」を忘れてしまいます。

なので、「ホメホメシート」なるものを活用して、「しくみ」としてお互いへの感謝の気持ちを忘れないようにしておくことは良いことだと思います。

実際、私が支配人の時は「スタッフ投票によるサービス表彰」を実施していました。

とはいえ、「褒めること」が目的や惰性になってしまえば本末転倒です。

仕事の本質は「結果を出すこと」だからです。

私が上記のような取り組みをしていた狙いも、主にアルバイトスタッフをねぎらうためであり、基本的に社員は対象にしていません。

私個人は今でも日常的に社員を褒めることはほとんどありません。

会話は友達みたいにしますが、褒めることがなければわざわざ言葉を探して褒めるようなことはしません。

褒めるのは「生み出された結果」に対してのみです。

これも「行動していること」が条件です。

この時の「よくやった！」と声をかけることが最高の褒め言葉でしょう。

ここでガッチリと握手をしたり、目に見える報酬があればそれで十分です。

「褒められたからモチベーションが上がった」なんていうのは素人のマインドだと思います。

なので、「ホメホメシート」については、その実施目的を明確にして上で、上手に使い分けることだと思います。

少なくとも「これでモチベーションを上げよう」などという短絡的な考えを持たないことが肝要かと思います。

★今年「初」の勉強会です。是非、会場でお会いしましょう！
２０１４年３月は全国６都市を回ります。日程は以下の通りです。
※詳細＆お申込み受付はこちらをご覧ください

・大阪会場：３月４日（火）　１８：１５～２０：４５
・金沢会場：３月６日（木）　１３：３０～１６：３０
・名古屋会場：３月７日（金）　１８：１５～２０：４５
・東京会場：３月１０日（月）　１８：１５～２０：４５
・宇都宮会場：３月１３日（木）　１３：３０～１６：３０
・福岡会場：３月２０日（木）　１３：３０～１６：３０

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