2014年 04月 12日
No.2407 4月12日(土):学長に訊け!Vol127(通巻318) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「4月から支配人として新たなスタートをすることになりました。貴重な経験を積むことができることにワクワクしています。が、1つ懸念があります。今までの支配人を見ていると、まるで社長や部長の家来です。私達の前では堂々としているのに、上司の前では頼りない存在に見えます。私もそうなっていくのではないかと不安です。気構えとして気をつけることがありますでしょうか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
これは「旧来型組織」の決定的な欠陥です。
(FBL大学等でもお伝えしていることですが)、「縦型組織」、「体育会系組織」でもやっていける時代は既に終わっています。
理由は「命令に従う体質」では組織が競争に勝てないからです。
関連して以前、三男(中3)が以下のようなことを言っていたのを思い出しました。
「学校の先生は何かといえば『もう中学生なんだから、できるだろ』、『もう中学生なんだから、しっかりしろ』という。でも、その一方では『あれはやってはいけない、これもやってもいけない』と規制をかけてくる」と。
この見解は実に正しいわけです。
例えば、(以前も本マガジンで取り上げた)「朝練」。某県は「朝練中止」でしたが、三男の中学は「先生不在でやっはいけない」というルールです。
だから、7:30からしかできない。生徒はもっと前からやりたいんですよ。
でも、そう希望すると「もし、怪我でもしたら、どうするんだ」と言われる。
※もっとも、先生たちがこういうマインドになる背景には「バカ親」の存在があるので致し方ありませんが。
三男は「怪我したら職員室に先生を呼びに行く。先生がいなければ救急車を呼ぶ」って言っていましたけどね(笑)。
いずれにせよ、一方では「もう中学生なんだから」と「大人扱い」される。なのに、一方では規制をかけられ「子ども扱い」される。
要は「大人側の都合」によって、便利にコントロールされているのです。
この話は私が「リーダー研修」で伝えている内容とまったく同じです。
既におわかりだと思いますが、企業においてもまったく同じ光景が繰り広げられているわけです。
その犠牲者が営業部長や支配人といった「中間管理職」です。
一方では「リーダーとして成長してほしい」とか、「リーダーシップを発揮してほしい」などと期待される。
で、一方では経営陣に罵倒される。
該当している人は「これはおかしい」って思わないといけない。
これに対する気構えは2つ。
1つは自分の位置付け。
今後の組織は「上下」から「円」に変わります。
つまり、あなたは「円の中心」です。
社長であろうと、部下スタッフであろうと「上下」ではなく「円」のイメージで対等に接してください。
とはいえ、上司は「上下」だと思っています。
なので、ここは上司を人形だと思ってください。
人形がガミガミしゃべっていると。
これが2つ目ですね。
すぐには解決しないと思いますが、参考にしていただければと思います。
*****************
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【今回のご相談】
「4月から支配人として新たなスタートをすることになりました。貴重な経験を積むことができることにワクワクしています。が、1つ懸念があります。今までの支配人を見ていると、まるで社長や部長の家来です。私達の前では堂々としているのに、上司の前では頼りない存在に見えます。私もそうなっていくのではないかと不安です。気構えとして気をつけることがありますでしょうか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
これは「旧来型組織」の決定的な欠陥です。
(FBL大学等でもお伝えしていることですが)、「縦型組織」、「体育会系組織」でもやっていける時代は既に終わっています。
理由は「命令に従う体質」では組織が競争に勝てないからです。
関連して以前、三男(中3)が以下のようなことを言っていたのを思い出しました。
「学校の先生は何かといえば『もう中学生なんだから、できるだろ』、『もう中学生なんだから、しっかりしろ』という。でも、その一方では『あれはやってはいけない、これもやってもいけない』と規制をかけてくる」と。
この見解は実に正しいわけです。
例えば、(以前も本マガジンで取り上げた)「朝練」。某県は「朝練中止」でしたが、三男の中学は「先生不在でやっはいけない」というルールです。
だから、7:30からしかできない。生徒はもっと前からやりたいんですよ。
でも、そう希望すると「もし、怪我でもしたら、どうするんだ」と言われる。
※もっとも、先生たちがこういうマインドになる背景には「バカ親」の存在があるので致し方ありませんが。
三男は「怪我したら職員室に先生を呼びに行く。先生がいなければ救急車を呼ぶ」って言っていましたけどね(笑)。
いずれにせよ、一方では「もう中学生なんだから」と「大人扱い」される。なのに、一方では規制をかけられ「子ども扱い」される。
要は「大人側の都合」によって、便利にコントロールされているのです。
この話は私が「リーダー研修」で伝えている内容とまったく同じです。
既におわかりだと思いますが、企業においてもまったく同じ光景が繰り広げられているわけです。
その犠牲者が営業部長や支配人といった「中間管理職」です。
一方では「リーダーとして成長してほしい」とか、「リーダーシップを発揮してほしい」などと期待される。
で、一方では経営陣に罵倒される。
該当している人は「これはおかしい」って思わないといけない。
これに対する気構えは2つ。
1つは自分の位置付け。
今後の組織は「上下」から「円」に変わります。
つまり、あなたは「円の中心」です。
社長であろうと、部下スタッフであろうと「上下」ではなく「円」のイメージで対等に接してください。
とはいえ、上司は「上下」だと思っています。
なので、ここは上司を人形だと思ってください。
人形がガミガミしゃべっていると。
これが2つ目ですね。
すぐには解決しないと思いますが、参考にしていただければと思います。
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by fitnessbiz-01
| 2014-04-12 23:07