No.2442 5月17日（土）：学長に訊け！Ｖｏｌ130（通巻321）

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

【今回のご相談】　
「私の上司は自分が読んだ本や著名人の言葉等を部下スタッフに紹介してきます。気持ちはありがたいのですが、自分が気に入ったことをその時の感情で紹介しているようで一貫性がありません。また、その上司にも魅力があるわけではなく、どうしたものかと思います」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
よくある話です。

不勉強な人に共通する行動です。

不勉強が故にたまに読んだ本とか、たまたま知った格言があるとそのまま影響を受けてしまうわけです。

イチロー選手がこう言っていた。

本田選手がこう言っていた。

手っ取り早い存在であるスポーツ選手の言葉だけに反応するのは特に未熟だと思います。

言葉の意味というのは「深い」わけですよ。

例えば、数々の歴史上の人物だったり、数々のビジネス界のリーダーだったり、数々の政治的リーダーだったり、この世には数え切れないほどの「言葉」があります。

本ブログやメルマガで紹介してきた方々では孫子とか、孔子とか、福沢諭吉氏とか、吉田松陰氏とか、安岡 正篤氏とか、渋沢栄一氏とか、ドラッカー氏とか、スマイルズ氏とか、稲盛和夫氏とか、孫正義氏とか・・書き切れませんが・・。

「自分の言葉」とか「自分の感性」というのは、こういった複合的な学びを通じて、初めて生まれるものでしょう。

おそらく、あなたの上司はこのような学びをしていません。

しかし、「自分を良く見せたい」という自己顕示欲が強いために、目の前の情報や事象に影響を受けてしまうのです。

ド素人アルバイトトレーナーがターザン誌で読んだ知識を、翌日に知ったような顔をして話しているのと同じと考えればわかりやすいでしょう。

あなたとしてはやるべきことは１つです。

「自分が一流になる」

それだけです。

その上で上司の「切り抜きアドバイス」はありがたく頂戴しておけばいいのです。

今、それが気になるのは「自分も努力していない」からですよ。

自分が「一流」になれば、そんなことは気にならなくなるし、そのような環境にいることもなくなります。

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