2014年 06月 07日
No.2463 6月7日(土):学長に訊け!Vol133(通巻324) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「部下スタッフから会社を辞めて自分のジムをやりたいいという相談を受けています。彼は月100本近いレッスンを担当する人気トレーナーです。会社にとっては痛手ですが、彼の能力を考えると致し方ないかと考えています」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
詳しい状況がわかりませんが、「よくある話」です。
今後も頻発するでしょう。
要するにこの物語は以下のようなものです。
元来、一般的なフィットネスクラブの本分は「月会費内でのサービス」を充実させるところにあります。
しかし、この月会費収入が減ってきた。
その埋め合わせとして登場したのが、パーソナルトレーニングに代表される「会費外収入」です。
「顧客ニーズに応えるため」なんて言っていますが、多くは「埋め合わせ導入」に過ぎません。
その間に「メインサービス部分(月会費収入)」が改善してくればいいですが、もともと放置していますから、そうなるわけもなくさらに売上は下がります。
ここで経営陣は「外部委託していたパーソナルトレーニングを内製化すれば利益が出る」と気づきます。
そして社員がパーソナルトレーナーになります。
もともと空っぽなサービスは、ますます空っぽになります。
でも、それなりの売上になっているパーソナルトレーニングを止めるわけにはいかない。
この段階で多くのトレーナーが自分を「人気トレーナー」と勘違いして、かつ、仲間の浅はかな情報や成功体験を信じて、自分のジムをやりたがります。
中には「お客さまを連れていく」というお下劣な行為をする者もいる。
そもそも「月間100本」くらい簡単でしょ。
私達は「制限」をかけていますが、他のサービスを無視すれば100本なんて余裕です。
もっとも、数字とか予算とかしか言われないクラブにいても、面白くないですからね。
辞めたくなる気持ちはわかりますよ。
問題は「はたしてうまくいくか」ということです。
このようなケースで自分のジムをつくっても様々な限界に直面するだけだと思います。
しかし、そうなっても組織には戻りたくないし、戻れない。
ということで、同じような境遇の仲間とチマチマと物販やネットビジネスに精を出したりする。
部下スタッフに助言するとしたら「あなたはビジネスマンか?」ということでしょう。
そうでなければ、何をやっても中途半端の繰り返しになります。
「ビジネスマンか否か」が唯一の判断基準です。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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【今回のご相談】
「部下スタッフから会社を辞めて自分のジムをやりたいいという相談を受けています。彼は月100本近いレッスンを担当する人気トレーナーです。会社にとっては痛手ですが、彼の能力を考えると致し方ないかと考えています」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
詳しい状況がわかりませんが、「よくある話」です。
今後も頻発するでしょう。
要するにこの物語は以下のようなものです。
元来、一般的なフィットネスクラブの本分は「月会費内でのサービス」を充実させるところにあります。
しかし、この月会費収入が減ってきた。
その埋め合わせとして登場したのが、パーソナルトレーニングに代表される「会費外収入」です。
「顧客ニーズに応えるため」なんて言っていますが、多くは「埋め合わせ導入」に過ぎません。
その間に「メインサービス部分(月会費収入)」が改善してくればいいですが、もともと放置していますから、そうなるわけもなくさらに売上は下がります。
ここで経営陣は「外部委託していたパーソナルトレーニングを内製化すれば利益が出る」と気づきます。
そして社員がパーソナルトレーナーになります。
もともと空っぽなサービスは、ますます空っぽになります。
でも、それなりの売上になっているパーソナルトレーニングを止めるわけにはいかない。
この段階で多くのトレーナーが自分を「人気トレーナー」と勘違いして、かつ、仲間の浅はかな情報や成功体験を信じて、自分のジムをやりたがります。
中には「お客さまを連れていく」というお下劣な行為をする者もいる。
そもそも「月間100本」くらい簡単でしょ。
私達は「制限」をかけていますが、他のサービスを無視すれば100本なんて余裕です。
もっとも、数字とか予算とかしか言われないクラブにいても、面白くないですからね。
辞めたくなる気持ちはわかりますよ。
問題は「はたしてうまくいくか」ということです。
このようなケースで自分のジムをつくっても様々な限界に直面するだけだと思います。
しかし、そうなっても組織には戻りたくないし、戻れない。
ということで、同じような境遇の仲間とチマチマと物販やネットビジネスに精を出したりする。
部下スタッフに助言するとしたら「あなたはビジネスマンか?」ということでしょう。
そうでなければ、何をやっても中途半端の繰り返しになります。
「ビジネスマンか否か」が唯一の判断基準です。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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by fitnessbiz-01
| 2014-06-07 19:28