2014年 06月 11日
No.2467 6月11日(水):「ニンジン」なんかで頑張れるわけがない |
こんにちは。遠藤です。東京は雨続き。梅雨とはいえ、ここまで降り続くのは珍しいと感じます。
さて、今週のメルマガでは宋文洲氏の本を紹介したのですが、その中に「ニンジン教の思い込」というくだりがありました。
宋氏いわく、「こんな単純な手法が効果を発揮する時代ではない。ニンジンが通用するなら、誰もリストラをする必要はなくなる。少しの元金があれば誰でも立派な経営ができるようになる」とのことです。
「まったく同感」としか言いようがありません。
ちなみに「ニンジン」が何を指すかわかりますね。
「インセンティブ」です。
※同書にもそう記されています。
「成果を出せば、それに見合って報酬を払います」というものです。
私からすれば、こんな制度は「馬にレースをさせているのと一緒」です。
「人」ではなく、「馬」として扱われているのですよ。
その「インセンティブ」だって、500万円とか1000万円ではないはず。
だいたいにおいて、せいぜい「10万円単位」でしょう。
こんな「小金」の「ニンジン」で必死に頑張るとは、完全に飼われている。
会社という馬舎で、経営者という調教師に管理されているんですよ。
他業種でも「インセンティブ」で有名な会社がありますが、例外なく離職率が高い。
当たり前ですね。
「インセンティブ以上」のオファーあがあれば、他社に移籍するからです。
もちろん、私は「成果報酬自体」は否定しません。
私達も「成果報酬」を導入しているからです。
しかし、それは「全体利益」を一定以上の社員歴があるものを対象とし、役割責任に応じて全員で分配するというものです。
個人の「インセンティブ」とは全然違います。
そして、その前には「能力評価」があります。
社員を「能力」で評価することをベースにして、上記の「利益分配」をしているのです。
そもそも、フィットネスクラブというビジネスにおいて、個人に対する「インセンティブ」は定量化しづらいものです。
そのことは役職者ならわかるはずです。
少なくとも私は「ニンジンで頑張るような社員」とは1秒たりとも仕事をしたくありません。
では何が必要か?
「理念」ですよ。
馬は「ニンジン」で動くけど、人間は「誇り」で動くんです。
「ニンジン」ではなく「理念実現」に燃えよ!
そういう人材が最終的に「真の評価」を受けるのです。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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さて、今週のメルマガでは宋文洲氏の本を紹介したのですが、その中に「ニンジン教の思い込」というくだりがありました。
宋氏いわく、「こんな単純な手法が効果を発揮する時代ではない。ニンジンが通用するなら、誰もリストラをする必要はなくなる。少しの元金があれば誰でも立派な経営ができるようになる」とのことです。
「まったく同感」としか言いようがありません。
ちなみに「ニンジン」が何を指すかわかりますね。
「インセンティブ」です。
※同書にもそう記されています。
「成果を出せば、それに見合って報酬を払います」というものです。
私からすれば、こんな制度は「馬にレースをさせているのと一緒」です。
「人」ではなく、「馬」として扱われているのですよ。
その「インセンティブ」だって、500万円とか1000万円ではないはず。
だいたいにおいて、せいぜい「10万円単位」でしょう。
こんな「小金」の「ニンジン」で必死に頑張るとは、完全に飼われている。
会社という馬舎で、経営者という調教師に管理されているんですよ。
他業種でも「インセンティブ」で有名な会社がありますが、例外なく離職率が高い。
当たり前ですね。
「インセンティブ以上」のオファーあがあれば、他社に移籍するからです。
もちろん、私は「成果報酬自体」は否定しません。
私達も「成果報酬」を導入しているからです。
しかし、それは「全体利益」を一定以上の社員歴があるものを対象とし、役割責任に応じて全員で分配するというものです。
個人の「インセンティブ」とは全然違います。
そして、その前には「能力評価」があります。
社員を「能力」で評価することをベースにして、上記の「利益分配」をしているのです。
そもそも、フィットネスクラブというビジネスにおいて、個人に対する「インセンティブ」は定量化しづらいものです。
そのことは役職者ならわかるはずです。
少なくとも私は「ニンジンで頑張るような社員」とは1秒たりとも仕事をしたくありません。
では何が必要か?
「理念」ですよ。
馬は「ニンジン」で動くけど、人間は「誇り」で動くんです。
「ニンジン」ではなく「理念実現」に燃えよ!
そういう人材が最終的に「真の評価」を受けるのです。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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by fitnessbiz-01
| 2014-06-11 20:46