2014年 06月 27日
No.2483 6月27日(金):脳の働く場所を変えることが「教育」 |
こんにちは。遠藤です。本日、金曜日はFBL大学のオンラインセミナー公開日です。
今週は「総合型クラブが体験入会者を増やすための考え方」です。
「入会は少ないから体験会をやれ!」という指示が狂っていることを論理で説明しています。
FBL大学の方々は、こういう運営をしない能力を確実に身につけているはずです。
さて、今日は是非、観てほしい動画を。
FBL大学内のシェアにしようかと思いましたが、もっとも閲覧者数が多いブログにします。
昨夜、出張から帰ると、長男(高3)が「父さん、面白い動画があるよ」とのこと。
それはサッカースペイン代表の「司令塔」であるシャビと、「魔術師」といわれるイニエスタの脳を最新の科学で解剖するというものでした。
これは「NHKスペシャル ミラクルボディー」で6月8日に放映されたようなのですが、まったく知りませんでした。
最後にURLを添付しますが、これは「とにかく凄い内容」でした。
意外にもサッカースペイン代表は予選敗退してしまいましたが、私が驚いたのは勝敗云々とは関係なく、「両名の脳の動きが、他のサッカー選手とまったく違うこと」でした。
特に「世界屈指の司令塔」のシャビの結果は、日頃の私の疑問を見事に解決してくれるものでした。
まず、シャビは1試合に「850回」も首を振ります。
サッカーは90分ですから、1分間に9~10回。約6秒に1回です。
これだけ「周辺視」をしているのです。
これがどう凄いかというと、同じスペインリーグでプレーしているプロ選手にして「80%の割合でボールを見ている」のです。
番組でもそう表現していましたが、「目先を見てプレーしている」のです。
そして、シャビはそこから「0.5秒以内」でパスコースを判断するのですが、この時も他のプロサッカー選手と違う脳の場所を使っていることが明らかにされています。
他の選手は「前頭前野」を使っているのに対し、シャビは「大脳基底核」を使っています。
そこへの神経の束が異常に太いのです。
ご存知の方も多いとかと思いますが、「前頭前野」は「頭で考えるとき」に活動し、「大脳基底核」は「直観時」に活動します。
つまり、他の選手は頭で考えてプレーしているのに、シャビは直感でプレーしているのです。
当然、この「直感」も定義されていています。
「大脳基底核」は、「過去の経験、知識、パターンが蓄積されている場所」であり、ここに大量の情報が蓄積されていなければ「直観」は機能しません。
それがなければ「直観」は、「ただのヤマ勘」に変わります。
シャビはこの蓄積された情報から瞬時に最適解を創出しているのです。
では、このような状態が何故、創られるのかについてシャビは以下のように言っています。
「(カンテラと呼ばれる育成組織の段階で)『パスする時に考えろ!』、『考えてパスを出せ!』ということを繰り返し叩き込まれる」
「もっとも重要な練習はトップチームであるバルサの試合を見ることである」
どうですか、これ。
私は日頃の自身の考え方が正しいと確信しました。
①経験値を積むこと。
②日頃、考えていない人が、最適解など出せないということ。
③日頃から考え抜くことが如何に重要であるかということ。
※「直感力」はその集積の上にあること。
④一流の人と行動すること。
などですね。
さらにシャビは以下のようにも言っていました。
「サッカーで大事なのは肉体より頭脳だ」
「サッカーはマヌケにはできない」
で、まとめ。
何が言いたいかというと、結局、上記のようなプロセスを踏まない限り、「教育」とか「育成」は成されないんです。
※これが疑問の解消。
もちろん、シャビと同じ水準になるはずもありませんが、脳の働く場所を変えるようなアプローチが必要だということです。
大変、ワクワクする動画でした。
※動画はこちらからご覧ください。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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「入会は少ないから体験会をやれ!」という指示が狂っていることを論理で説明しています。
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さて、今日は是非、観てほしい動画を。
FBL大学内のシェアにしようかと思いましたが、もっとも閲覧者数が多いブログにします。
昨夜、出張から帰ると、長男(高3)が「父さん、面白い動画があるよ」とのこと。
それはサッカースペイン代表の「司令塔」であるシャビと、「魔術師」といわれるイニエスタの脳を最新の科学で解剖するというものでした。
これは「NHKスペシャル ミラクルボディー」で6月8日に放映されたようなのですが、まったく知りませんでした。
最後にURLを添付しますが、これは「とにかく凄い内容」でした。
意外にもサッカースペイン代表は予選敗退してしまいましたが、私が驚いたのは勝敗云々とは関係なく、「両名の脳の動きが、他のサッカー選手とまったく違うこと」でした。
特に「世界屈指の司令塔」のシャビの結果は、日頃の私の疑問を見事に解決してくれるものでした。
まず、シャビは1試合に「850回」も首を振ります。
サッカーは90分ですから、1分間に9~10回。約6秒に1回です。
これだけ「周辺視」をしているのです。
これがどう凄いかというと、同じスペインリーグでプレーしているプロ選手にして「80%の割合でボールを見ている」のです。
番組でもそう表現していましたが、「目先を見てプレーしている」のです。
そして、シャビはそこから「0.5秒以内」でパスコースを判断するのですが、この時も他のプロサッカー選手と違う脳の場所を使っていることが明らかにされています。
他の選手は「前頭前野」を使っているのに対し、シャビは「大脳基底核」を使っています。
そこへの神経の束が異常に太いのです。
ご存知の方も多いとかと思いますが、「前頭前野」は「頭で考えるとき」に活動し、「大脳基底核」は「直観時」に活動します。
つまり、他の選手は頭で考えてプレーしているのに、シャビは直感でプレーしているのです。
当然、この「直感」も定義されていています。
「大脳基底核」は、「過去の経験、知識、パターンが蓄積されている場所」であり、ここに大量の情報が蓄積されていなければ「直観」は機能しません。
それがなければ「直観」は、「ただのヤマ勘」に変わります。
シャビはこの蓄積された情報から瞬時に最適解を創出しているのです。
では、このような状態が何故、創られるのかについてシャビは以下のように言っています。
「(カンテラと呼ばれる育成組織の段階で)『パスする時に考えろ!』、『考えてパスを出せ!』ということを繰り返し叩き込まれる」
「もっとも重要な練習はトップチームであるバルサの試合を見ることである」
どうですか、これ。
私は日頃の自身の考え方が正しいと確信しました。
①経験値を積むこと。
②日頃、考えていない人が、最適解など出せないということ。
③日頃から考え抜くことが如何に重要であるかということ。
※「直感力」はその集積の上にあること。
④一流の人と行動すること。
などですね。
さらにシャビは以下のようにも言っていました。
「サッカーで大事なのは肉体より頭脳だ」
「サッカーはマヌケにはできない」
で、まとめ。
何が言いたいかというと、結局、上記のようなプロセスを踏まない限り、「教育」とか「育成」は成されないんです。
※これが疑問の解消。
もちろん、シャビと同じ水準になるはずもありませんが、脳の働く場所を変えるようなアプローチが必要だということです。
大変、ワクワクする動画でした。
※動画はこちらからご覧ください。
★2014年7月17日(木)にFBL大学の「成果事例発表会」を開催いたします。本イベントはFBL大学の方、および、そのご紹介者の方に参加を限定させていただいております。FBL大学の方々は是非、「リアルの場」にお越しください!
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by fitnessbiz-01
| 2014-06-27 19:25