2014年 08月 01日
No.2518 8月1日(金):「自分の人生」はブレていないか? |
こんにちは。遠藤です。本日、金曜日はFBL大学のオンラインセミナー公開日です。
今週は「フィットネスビジネスリーダーに求められる伝える力」などです。
「プレゼンテーション力なんてまったく必要ない」ということを強調しています。
「話し方講座」とかも無意味ですので、あしからず。
さて、ティップネス社が売りに出されました。ヤフーニュースの報道は以下の通りです。
サントリーホールディングスが、グループの運営するフィットネスクラブ「ティップネス」(東京都港区)を売却するため、入札を開始することが明らかになった。同社は米ビームの買収に多額の資金を投入したため、非中核(ノンコア)事業を選別し、資本をコア事業に投下するのが狙い。複数の関係筋がロイターに明らかにした。ティップネスの売却に向けた1次入札は、8月初旬にも行われる予定。スマートホンと健康事業の連携を考えるNTTドコモや、収益の多様化を検討する日本テレビホールディングスが買い手候補に挙がっている。関係筋によると、売却額は300億円程度になるとの見方がでている。サントリーHDの広報担当者は、現時点でコメントできることはないとしている。ドコモの広報部は「現時点でコメントできることはない」、日本テレビHDからのコメントは得られていない(ここまで)。
ティップネス社には知人も多いので複雑な気持ちですが、現実が見えている人には「思ったより早かったな」ということでしょう。
実際、私は勉強会等で「今後、買収される会社」として実名を挙げているし、社内MTGでも「今回の新体制を機に、高い確率で切り離されるだろう」と話していました。
サントリーの「本業重視」が鮮明になった形です。
いつも言っていますが、「買収」は悪いことではありません。
これで会社が良くなるなら結構なことです。
私は個人がそれに対する「人生観」を持つことが大事だと思うのです。
ティップネス社に限らず、この業界の大手の多くは定期的に本社から現場音痴な経営陣が来るわけだから、はっきり申し上げて、そのような会社に居続ける時点で「自分の人生」はないのです。
「次の社長は誰か?」なんて予想している時点で、「自分は終わっている」と思うべきなのです。
名前の挙がっているNTTとか日テレにしても、結局は「ビジネスの種」として参入するだけですから、またしてもトンチンカンな上層部が多数やってくるに決まっています。
会社が変われば、それに従って・・。
会社が新業態だといえば、それに従って・・。
上司が変われば、それに従って・・。
これでは常に「他人に支配される人生」です。
それが嫌で買収時に辞める人もいますね。
この時、「自分の志」に向かうのならわかるけど、その大半は業界内のA社から、業界内の似たようなB社に移っています。
で、B社で何かがあると、今度は業界内の似たようなC社に移る。
こんな人生は「ブレブレ」でしょ。
私は大手にいるとき、自分抜きで何でも決まるのが嫌でたまりませんでした。
大したテーマでもないのに本社の一部の人間が極秘裏に打ち合わせして、何の途中報告もなく「こうやって決まりました」とか通知してくる。
こっちは支配人なのにです。
支配人が数字を追い掛けさせられている間に、数値責任のない本社の暇人が打ち合わせをして物事が決まるのです。
こんな支配人なら「いないも同然」ですよね。
「いない」というのは「死んでいる」ということです。
屈辱なんだよ、こんなの。
この感覚がわかりますかね?
私が「企業買収」でフォーカスするのはそこです。
自分の会社が勝手に変わるんですよ。
面接したことを思い出してください。
必死で入った自分の会社が、知らない間に違う会社になるんですよ。
繰り返しますが、「買収」はいいんです。
私が言っているのは「人生観」の問題です。
目の前の出来事を「どう思うか」です。
「人生」はそれ次第で決まってしまいます。
****************
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今週は「フィットネスビジネスリーダーに求められる伝える力」などです。
「プレゼンテーション力なんてまったく必要ない」ということを強調しています。
「話し方講座」とかも無意味ですので、あしからず。
さて、ティップネス社が売りに出されました。ヤフーニュースの報道は以下の通りです。
サントリーホールディングスが、グループの運営するフィットネスクラブ「ティップネス」(東京都港区)を売却するため、入札を開始することが明らかになった。同社は米ビームの買収に多額の資金を投入したため、非中核(ノンコア)事業を選別し、資本をコア事業に投下するのが狙い。複数の関係筋がロイターに明らかにした。ティップネスの売却に向けた1次入札は、8月初旬にも行われる予定。スマートホンと健康事業の連携を考えるNTTドコモや、収益の多様化を検討する日本テレビホールディングスが買い手候補に挙がっている。関係筋によると、売却額は300億円程度になるとの見方がでている。サントリーHDの広報担当者は、現時点でコメントできることはないとしている。ドコモの広報部は「現時点でコメントできることはない」、日本テレビHDからのコメントは得られていない(ここまで)。
ティップネス社には知人も多いので複雑な気持ちですが、現実が見えている人には「思ったより早かったな」ということでしょう。
実際、私は勉強会等で「今後、買収される会社」として実名を挙げているし、社内MTGでも「今回の新体制を機に、高い確率で切り離されるだろう」と話していました。
サントリーの「本業重視」が鮮明になった形です。
いつも言っていますが、「買収」は悪いことではありません。
これで会社が良くなるなら結構なことです。
私は個人がそれに対する「人生観」を持つことが大事だと思うのです。
ティップネス社に限らず、この業界の大手の多くは定期的に本社から現場音痴な経営陣が来るわけだから、はっきり申し上げて、そのような会社に居続ける時点で「自分の人生」はないのです。
「次の社長は誰か?」なんて予想している時点で、「自分は終わっている」と思うべきなのです。
名前の挙がっているNTTとか日テレにしても、結局は「ビジネスの種」として参入するだけですから、またしてもトンチンカンな上層部が多数やってくるに決まっています。
会社が変われば、それに従って・・。
会社が新業態だといえば、それに従って・・。
上司が変われば、それに従って・・。
これでは常に「他人に支配される人生」です。
それが嫌で買収時に辞める人もいますね。
この時、「自分の志」に向かうのならわかるけど、その大半は業界内のA社から、業界内の似たようなB社に移っています。
で、B社で何かがあると、今度は業界内の似たようなC社に移る。
こんな人生は「ブレブレ」でしょ。
私は大手にいるとき、自分抜きで何でも決まるのが嫌でたまりませんでした。
大したテーマでもないのに本社の一部の人間が極秘裏に打ち合わせして、何の途中報告もなく「こうやって決まりました」とか通知してくる。
こっちは支配人なのにです。
支配人が数字を追い掛けさせられている間に、数値責任のない本社の暇人が打ち合わせをして物事が決まるのです。
こんな支配人なら「いないも同然」ですよね。
「いない」というのは「死んでいる」ということです。
屈辱なんだよ、こんなの。
この感覚がわかりますかね?
私が「企業買収」でフォーカスするのはそこです。
自分の会社が勝手に変わるんですよ。
面接したことを思い出してください。
必死で入った自分の会社が、知らない間に違う会社になるんですよ。
繰り返しますが、「買収」はいいんです。
私が言っているのは「人生観」の問題です。
目の前の出来事を「どう思うか」です。
「人生」はそれ次第で決まってしまいます。
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by fitnessbiz-01
| 2014-08-01 19:20