No.2526 8月9日（土）：学長に訊け！Ｖｏｌ138（通巻329）

※毎週土曜日は「学長に訊け！」です。

【今回のご相談】　
「有識者がよく『人生は究極の自己満足』というようなことを言われています。『自己満足』というのは一般的に否定的に使われていると思いますが、遠藤さんはどのように捉えていますか」

【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
私も「自己満足」は否定的な意味で用いることが多いです。

「ジコマン」というやつですね。

ただ「自己満足」には２種類あるとも思っています。

１つは「自分だけの満足」で、もう１つは「周囲に満足を与えることによって得られる自分の満足」です。

ここには天地の違いがあります。

否定されるべき「ジコマン」は前者で、有識者のそれは後者です。

最近、私も「人生は究極の自己満足だ」と感じています。

例えば、先日も以下のようなことがありました。

ＴＶをボーッと見ていたら、先日、世界中で引っ張りだこのオペラ歌手（だったかな？）が出ていました。

ヨーロッパかどこかの大豪邸に住んでいる日本人です。

でも、私は知らないわけですよ。

多分、大多数の人が知らないはず。

別の例では、私がよく通る新宿大ガード付近の大型オーロラビジョンでは、常に人気アーチストが熱唱しているけど、ほとんど誰だかわかりません。

でも、ファンは熱狂しています。

私はそういった場面に遭遇する度に「いろいろなコミュニティがあるんだな」と思うのです。

こういうコミュニティが世界中に数え切れないほどあります。

が、個々のコミュニティには何の関連もありません。

小さなコミュニティがたくさんあるわけです。

これって「個々の満足」ですよね。

つまり「究極の自己満足」です。

だからこそ私は「自分の信じる道を仲間と歩んだらいい」という気持ちを強くするのです。

オペラ歌手や人気アーチストだって、結局はそういうことだと思います。

そういう意味で私は「人生は究極の自己満足」に賛同するのです。

その結果、自分のやってきたことに徹底的に「自己満足」して死んでいくのがベストです。

いや、死ぬ瞬間に「もっとできたのにー」なんて言えたら最高かもですね。

これでは「自己不満足」ですけどね（笑）

というわけで、私の「自己満足」の捉え方は以上でございます。

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