2014年 12月 13日
No.2652 12月13日(土):学長に訊け!Vol151(通巻341) |
※毎週土曜日は「学長に訊け!」です。
【今回のご相談】
「某フィットネス業界企業にいます。経営陣の方針に一貫性がなく、かつ各種管理も激しく、自身の将来に閉塞感が漂っています。しかし、自分の将来については起業するのか、転職するのかさえ考えがまとまりません。今後も自問を続けますが、遠藤さんはこういった状況にあったとしたら、どのように考えますか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
以前、私は「からの自由」というブログを書いたことがあります。
FBL大学の一部のコンテンツでも話していることですが、以下に再現します。
世界情勢を見れば、世界中の大部分の人にとって、自由とは敵、苦痛、弾圧「からの」解放を意味している。しかし、本来、人間に与えられている自由は、自分の人生を尊んで選択し、行動「する」自由のことである。私たちは日本という平和で豊かな国に住んでいるのだから、「する自由」を選択するのが当然だ。にもかかわらず多くの人は「今の会社が嫌だ」、「今の上司が嫌だ」といった「からの自由」を求めている。
というわけで、あなたが「起業するのか、転職するのかさえ考えがまとまらない」というのは「する自由」が不明確で、「こんな職場は嫌だ」という「からの自由」が優先している状態といえます。
しかし、改めて自分自身を振り返ってみると、私の人生は「からの自由」の連続なのです。
「何がしたい」というキラキラした未来よりも、「こんな職場は嫌だ」とか「こんな上司は嫌だ」とか「こんな価値観はおかしい」といった苦痛から解放されることを優先してきたように思えるのです。
まさに「からの自由そのもの」です。
もっと小さなことでいえば、
他人に転勤を命じられるのは嫌だ。
満員電車で通勤するのは嫌だ。
マナーの悪い客にペコペコするのは嫌だ。
といったこともそうです。
つまり、「からの自由」から解放されることで、少しずつ「自分自身」を取り戻し「する自由」にフォーカスできるようになったように思えるのです。
これは起業後も同じです。
起業後は「食っていくため」に、会議中に平気でタバコを吸うような経営者と仕事をしなければなりませんでした。
「タバコを吸ったらクビ」の会社の社長が、タバコを吸う相手と会議をしているのです。
自ら起業して理想を掲げた会社を創ったのに「ふりだし以前に戻っている」のです。
「今後はこんな仕事は絶対に断る」と思いながら仕事をし、そのための能力を身につけ、何よりも結果を出すことに集中しました。
※今では断れるようになっています。
ここで私が言いたいのは「からの自由」は強烈なエネルギーになるということです。
もしあなたが本当に「こんな職場は嫌だ」と思うのであれば、そちらの気持ちにフォーカスしてもいいと思います。
そして、(まずは)「からの自由」を実現するための能力を身につけ、結果を出すことに集中したらいいと思います。
そのような順番を踏んでいけば、視界は拓けていくはずです。
*****************
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【今回のご相談】
「某フィットネス業界企業にいます。経営陣の方針に一貫性がなく、かつ各種管理も激しく、自身の将来に閉塞感が漂っています。しかし、自分の将来については起業するのか、転職するのかさえ考えがまとまりません。今後も自問を続けますが、遠藤さんはこういった状況にあったとしたら、どのように考えますか」
【現場たたき上げの遠藤からのアドバイス】
以前、私は「からの自由」というブログを書いたことがあります。
FBL大学の一部のコンテンツでも話していることですが、以下に再現します。
世界情勢を見れば、世界中の大部分の人にとって、自由とは敵、苦痛、弾圧「からの」解放を意味している。しかし、本来、人間に与えられている自由は、自分の人生を尊んで選択し、行動「する」自由のことである。私たちは日本という平和で豊かな国に住んでいるのだから、「する自由」を選択するのが当然だ。にもかかわらず多くの人は「今の会社が嫌だ」、「今の上司が嫌だ」といった「からの自由」を求めている。
というわけで、あなたが「起業するのか、転職するのかさえ考えがまとまらない」というのは「する自由」が不明確で、「こんな職場は嫌だ」という「からの自由」が優先している状態といえます。
しかし、改めて自分自身を振り返ってみると、私の人生は「からの自由」の連続なのです。
「何がしたい」というキラキラした未来よりも、「こんな職場は嫌だ」とか「こんな上司は嫌だ」とか「こんな価値観はおかしい」といった苦痛から解放されることを優先してきたように思えるのです。
まさに「からの自由そのもの」です。
もっと小さなことでいえば、
他人に転勤を命じられるのは嫌だ。
満員電車で通勤するのは嫌だ。
マナーの悪い客にペコペコするのは嫌だ。
といったこともそうです。
つまり、「からの自由」から解放されることで、少しずつ「自分自身」を取り戻し「する自由」にフォーカスできるようになったように思えるのです。
これは起業後も同じです。
起業後は「食っていくため」に、会議中に平気でタバコを吸うような経営者と仕事をしなければなりませんでした。
「タバコを吸ったらクビ」の会社の社長が、タバコを吸う相手と会議をしているのです。
自ら起業して理想を掲げた会社を創ったのに「ふりだし以前に戻っている」のです。
「今後はこんな仕事は絶対に断る」と思いながら仕事をし、そのための能力を身につけ、何よりも結果を出すことに集中しました。
※今では断れるようになっています。
ここで私が言いたいのは「からの自由」は強烈なエネルギーになるということです。
もしあなたが本当に「こんな職場は嫌だ」と思うのであれば、そちらの気持ちにフォーカスしてもいいと思います。
そして、(まずは)「からの自由」を実現するための能力を身につけ、結果を出すことに集中したらいいと思います。
そのような順番を踏んでいけば、視界は拓けていくはずです。
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by fitnessbiz-01
| 2014-12-13 21:32