No.2711 2月10日（火）：「売上」なんかより「自分らしさ」

こんにちは。遠藤です。連日の極寒にまいっております。

さて、昨日に配信したメルマガでは「どうして人は４時間も「とみ田」に並んでしまうのか～日本一の行列ラーメン店の非常識経営哲学～」という本を紹介しました。

私は「とみ田」というラーメン屋さんを知らなかったのですが、「４時間も並んでまで食べたいというのは一体どういうことなのか」と思い、（ただでさえ「行列嫌い」なこともあり）、本書を読みました。

そこから大切なことを１つ。

メルマガでも少し触れましたが、このお店は夜に営業しません。

１７時（だったと思うのですが）には営業を終了してしまいます。

それを読んで思い出したお店が２つあります。

１つはＦＢＬ大学の事務所がある巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」です。

このように「１１時～１６時」までしか営業しません。
※以前に面白いと思って撮ったもので、今は定休日が変わったようです。

いつも９時くらいから行列になっていて、「人気あるなー」と思いながら通り過ぎていたのですが、今回、思い出したので調べてみたら「ミシュランガイド東京２０１５」にも掲載されたお店ということでした。

もう１つはこのブログでも幾度が紹介した私の高校野球部の１つ上の先輩が東京郊外でやっている「週休２日の居酒屋さん」です。

一般的に「週休２日の居酒屋さん」などあり得ないわけですが、この先輩は「営業日を増やしたら（趣味というか真剣に取り組んでいる）合気道ができなくなっちゃうよ！」と言い、毎年、海外旅行を楽しんでいます。

ここから考えるべきことは多くありますよね。

いずれも「夜営業」をしたり、「休日を減らす」ことをすれば、売上は上がるわけですよ。

だいたいの経営者はこういう発想をします。

でもそれをしない。

何故か。

「売上」なんかより「自分らしさ」の方が重要だからですよ。

「売上」を追えば「自分らしさ」を失うんですよ。

これって重要過ぎませんかね。

今日も「ワタミが赤字」という新聞記事がありましたね。

こうやって「規模の追求」をしている企業は従業員が休みなく朝から晩まで働き（こき使われ）、さらに疲弊し、結果、辞めていくのです。

あまりにも好対照だと思います。

フィットネス業界だってそうじゃないですか。

経営者、経営陣の身勝手な方針に多くの人たちが「自分を失って」いますよね。

朝から晩まで休みなく働いていますよね。

それでいいんだったら別に構いませんが、そうじゃないと言うのであれば「そこから抜け出せ！」という話です。

多くの人が「働き方」というものをもっと考えてもいいのではないでしょうか。

「１日８時間・週４０時間」なんて「企業奴隷の働き方」なんですよ。

その代わりに「固定給という保証」は手にできますけどね。

というわけで、巣鴨の方はいつか並んで見ようかと思います。

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